だれかに話したくなる本の話

ハマってしまったドロ沼不倫…。そこから抜け出すカギは?

「厄」という言葉を聞いて、どんなことを連想しますか?
大病に襲われたり、交通事故に遭ったり、大切なパートーナーとの別れを余儀なくされたりと、「突然降りかかる災い」をイメージする人が多いのではないでしょうか。

しかし、テレビでおなじみのスピリチュアルカウンセラー、江原啓之さんは『厄祓いの極意』(中央公論新社刊)のなかで、「厄は、災いでもなければ、悪いものでもない、自分自身を成長させる幸い」と述べています。

では、そもそも厄とは、どのようなものなのか。また、厄を味方につけて自分を成長させ、幸せな人生を送るためには、どうすればいいのか。
本書から、そのヒントを探ってみましょう。

■厄を通して見えてくる、「自分の人生における課題」

まず、「厄とは何か」を理解するうえで欠かせないのが、「バイオリズム」という考え方です。

長い人生、誰しも「物事がトントン拍子に進む時期」と「何をやってもうまくいかない停滞期」があるもの。バイオリズムとは、こうした「良かったり悪かったり」を繰りかえす周期のことを指します。

江原さんによれば、このバイオリズムが低い時期、すなわち、何をやってもうまくいかない停滞期ほど、自分の「真の姿」が見えやすくなるといいます。

たとえば、病気になってしまった人が「いままでいかに不摂生な生活をしてきたか」に気づいたり、交通事故を起こした人が「自分の運転技術を過信し、乱暴な運転をしてしまいがちだった」ことに気づいたりと、自分の「真の姿」をつきつけられることになるのです。

たまった膿がドバッと出るときのように、結果として厄と思えるようなことが現実となってあらわれる。つまり、厄の正体とは、人生の節目に明らかになる、自分自身の課題といってもいいのかもしれません。

だからこそ、こうして厄に直面したときに、事態をネガティブにとらえるのではもったいないこと。
自分のそれまでの生き方を軌道修正するためのチャンスをもらったと考えることで、よりよい人生を手に入れることができるはずです。

■不倫という名の厄を自分の手で祓うには

ここでさらに、世間を騒がせている「不倫」を題材に、厄に直面したときの具体的な対処法について見ていきましょう。

すでに書いたとおり、厄が来てしまいがちなのは、バイオリズムが低くなっているとき。また本書によれば、こうしたときほど、人は焦って感情で動いてしまい、事態をさらに悪化させてしまいがちだといいます。

不倫や浮気も「今さえ良ければ」という感情に流された結果、まさに上記のような負の循環にはまってしまっている状況といえます。

不倫というドロ沼から抜け出すうえで重要なのは、焦って現状を変えようとしないこと。まずは規則正しく、ゆったりとした生活を送ることを心がけましょう。

淡々とした生活を送ることが心の余裕を取り戻すことにつながり、結果、不倫相手に対して持っていた「この人じゃなきゃダメ」という気持ちが誤作動によるただの執着だったと気づけるからです。

本書では他にも、「リストラの厄」「SNSの厄」「親の厄」など、様々な厄とどう向き合えばいいかという江原流のアドバイスが書かれています。

それらのアドバイス一つひとつを読んでいくと、「厄が来た」と被害者意識にとらわれることがいかに受け身な考え方であるかに気づかされるはず。
自分の人生を自らの意思で少しでも良くしていきたい、そう願う人にとっては、得られるものの多い一冊といえるでしょう。

(新刊JP編集部)

厄祓いの極意

厄祓いの極意

人生に降りかかる70の「厄」の意味と対処法を教える一冊。

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