人材難を解消するために中小企業が導入すべき制度

経営者にとって、「社員が自分の考えを理解し、自発的に動き売上を立て、定められた経営戦略を実行してくれる」という状態は一つの理想だろう。会社の進むべき未来への準備をするという、経営者が本来やるべき仕事に集中できるからである。
しかし、多くの経営者はその状態を作ることができず、未来どころか現在起きている問題の対処に奔走することになる。これは特に中小企業で顕著だろう。
『小さな会社は経営計画で人を育てなさい!』(あさ出版刊)の著者、山元浩二さんは、経営計画を従業員と共有することで、経営者の考えが浸透する組織づくりのスキームを開発し、大きな成果を収めているコンサルタント。
今回はその山元さんに、世の中小企業経営者を悩ませる問題と、その解決法についてお話をうかがった。その後編をお届けする。