「時給」よりも「働きやすさ」 元リクルート求人メディア編集長が語る「アルバイトの変化」

新語・流行語大賞にもノミネートされた「働き方改革」は、まさに2017年を象徴する言葉の一つだった。ブラック企業に対する批判の声は、働きやすい環境の改善運動につながり、これまでの日本人の労働意識を一気に変えるムーブメントとなっている。
その波は、サービス業界にも及んでいる。某牛丼チェーンのアルバイトのワンオペ勤務、あまりにも理不尽なモンスタークレーマーなど、「ブラック」な労働環境問題に事欠かないこの業界は、人材がなかなか定着しない。サービス業において主力となるパート・アルバイト労働者の離職率は半年で50%を超えており、3年で3割辞めることが問題になっている新卒のそれの比ではない。
サービス業界の職場環境を改善し、人材を定着させるカギはどこにあるのだろうか。
そこでお話をうかがったのが、多様な働き方を研究する平賀充記氏だ。