だれかに話したくなる本の話

本音は「労働時間削減」より「給与アップ」 働く人が幸せになるための「働き方改革」とは

『働きアリからの脱出』を上梓した越川慎司氏

2019年4月には働き方改革関連法が施行されるなど、「働き方」についての議論は尽きない。労働時間の削減、ワーク・ライフ・バランスの実現などが叫ばれる中で、理想と現実の間に大きな歪みが生まれている側面も見受けられる。

元日本マイクロソフト業務執行役員で、現在は働き方改革の支援を行う株式会社クロスリバーの代表を務める越川慎司氏は、著書『働きアリからの脱出』(集英社刊)で、500社を超える企業への調査から9割近くの企業が「働き方改革は成功していない」と感じていることを解き明かす。

では、それは一体なぜか? その鍵は個人が感じる「働きがい」だ。
越川氏に聞く、働き方改革で生まれた「理想」と「現実」の歪みの埋め方、そして個人が仕事の時間生産性を上げて、幸せになれる働き方についてのインタビュー。 前編では「働きがい」の重要性と、生産性を高め、必要とされる人材になっている人の共通点をあげてもらった。

(新刊JP編集部)

働きアリからの脱出: 個人で始める働き方改革

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