だれかに話したくなる本の話

ビジネス成功の第一歩 自分の中に眠る「才能」の見つけ方

ビジネスが最たるものだが、どんなことでも目標や夢に着実に近づいて実現させていく人もいれば、意欲的に働いてももう少しのところでその達成を逃してしまう人もいる。

両者に違いはあるのだろうか。もしあるとしたら、どんな違いなのだろうか。
『女性が仕事で夢を叶える! 心磨き7レッスン』(後藤勇人著、みらいパブリッシング刊)はこのテーマに迫っていく。キーワードは「マインドセット」だ。

今回は、著者の後藤勇人さんに、ビジネスで成功する人とそうでない人のマインドセットの違いについてうかがった。その後編をお届けする。

(インタビュー前編を読む)

■お金は貯め込んでも価値を生まない 上手な手放し方の極意は?

――「お金のレッスン」では、「お金は掴んだらすぐ離す」が印象的でした。ついお金は貯め込みたくなりますが、なぜ手放すのでしょうか。

後藤:お金はお金からしか生まれません。稼いだお金を手元に置いておいても、何ら価値を生まないんです。そして、お金は寝かせれば寝かせるほど価値が落ちます。

だから、蓄えは蓄えで必要なのですが、稼いだお金を使ってビジネスを始めるなり、自己投資をするなりして、「お金のなる木」を新しく作らないといけない。「お金は掴んだらすぐ手放す」はそういう意味です。

――後藤さんはどうやってお金を手放していますか?

後藤:事業への投資が多いですね。情報を得たり、次のビジネスのキーマンとのリレーションを築くために使うことが多いです。

――「自己実現のレッスン」についてもお話を伺いたいです。自分の中の「ダイヤの原石」を見つけるためにはどんな取り組みが必要になりますか?

後藤:これはなかなか難しいことなのですが、一つヒントになるのは他者の目線です。たとえば、よく友達に飲食店探しを頼まれるのであれば、その人は店選びのセンスがいいと思われているのかもしれません。他人から頼まれることや期待されていることの周辺に可能性があるということは多い。

実は私自身がそうで、今でこそブランディングのプロデューサーをやっていますが、山梨でヘアサロンやショットバーをやっていた当時、そんなことをやろうとは思っていませんでした。ただ、手掛けた店はどれも地域一番店にしてきましたから、その流れで人にアドバイスを求められるようになって、それに答えているうちにプロデュースの依頼をされるようになったんです。

――自分の中のダイヤの原石の見つけ方として、他人の目をヒントにする方法が出ましたが、他にはありますか?

後藤:あとは、過去にはできなかったが、今現在は克服しているというものがある人は、その克服のプロセスに注目していただきたいです。何かを克服した時の手順やプロセスというのも、他の人からしたら商品価値があるものなんです。

――「心磨き」は一生続けるべきものなのでしょうか。

後藤:必ずしもそんなことはありませんし、心磨きが必要な時期があるんだと思います。若くて自分のエゴの力で前に進んでいる時期に「心磨きをしろ」って言われても耳に入らないでしょうしね。

ただ、エゴの力だけでずっとやっていくのは無理で、いつか必ず壁にぶつかります。そこで、なぜうまくいかないんだろうと悩む。心磨きが必要になるのはこういう時期なんです。

――最後になりますが、読者の方々にメッセージをお願いいたします。

後藤:今でも女性が自分を犠牲にして主婦業をやったり子育てをしなければならないという状況は多いですし、旦那さんの給料が上がらなかったり、出世がままならなかったりでお金の問題で苦労している人も多いはずです。

これらの問題をすべて解決するためには、女性が独立して稼げるようになることなんです。稼ぐ力さえあれば、嫌なことを我慢して続けることもないですし、心の余裕もできる。今はSNSが発達し、精度の高い無料ツールも普及していますから、女性が自分でビジネスを立ち上げて輝ける時代になっています。

ぜひ自分の中に「ダイヤの原石」を見つけて、世の中に出て輝いていただきたいと思います。この本がそのための手助けになれば幸いです。

(新刊JP編集部)

(インタビュー前編を読む)

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