話し方も、見た目も、特別じゃなくていい
一瞬で好かれる人になる技術
著者:原田 康子
出版:アチーブメント出版
価格:1,870円(税込)

著者:原田 康子
出版:アチーブメント出版
価格:1,870円(税込)
「あの人を嫌っている人を見たことがない」
「自然と周りに人が集まってくる」
「性別問わず人気がある」
あなたの周りにこんな人はいませんか?
本人は特に好かれようとしているようには見えない、でもみんなから愛されている。こういう人は「あの人柄は天性だよね」なんて言われます。でも、本当にそうでしょうか?
実は、誰にでも好かれる人柄は天性のものではありません。「誰にでも好かれる人柄」には共通点がり、そのポイントを理解して実践することで誰にでもなれるのです。そして、そんな人柄になったら、これまで悩まされていた人間関係の悩みはウソのように消えていくはずです。
「人に好かれることは、生まれつきの才能ではなく、技術である」
『話し方も、見た目も、特別じゃなくていい 一瞬で好かれる人になる技術』(原田康子著、アチーブメント出版刊)は、周囲に好かれる人柄についてこう言い切り、そんな人柄になるためには「相手に貢献したい心」「思いやりを持って言葉を選ぶ力」「自分自身を大切にする習慣」だと説いています。
「相手に貢献したい心」には大前提があります。それは見返りを求めないこと。
どんな親切も打算が混じっていると不思議と相手には伝わってしまいます。心の奥底にある打算を見透かされたら、相手は決してその人を信用しません。
だから、まずは見返りを求めず、自分から相手に与え続けることが何より大切です。人とのつながりは、自分が何を得られるかはひとまず置いておいて、自分から差し出した思いの上に育まれていくもの。自分からどんどん人を助ける「気前のいい人」を目指しましょう。
「思いやりを持って言葉を選ぶ力」 は主に会話のシーンで重要です。
決して話し上手になる必要はありません。うまく話すことよりも気持ちを届けることの方が大切なのです。
でも、「うまく話さずに、気持ちを届けようとすること」は、実はけっこう難しいものです。誰かと話すとき、私たちの心には知らず知らずのうちに「評価されたい」「よく見られたい」「恥をかきたくない」といった気持ちが混じってしまいます。下心が混じっていると、本当に伝えたい言葉は空回りしてしまい、相手に届きません。好かれる人の言葉は、相手を思う純粋な心から生まれます。口下手であっても、そうした言葉はちゃんと相手に届くのです。
そして、話すことよりもっと大切なのが「聞くこと」。話を聞く時、ついつい言葉として出たことだけに集中しがちですが、言葉の奥にある相手の気持ちに目を向けることが、本当の意味で相手の話を聞くことです。
「この人は自分の話をきちんと聞いてくれている」
そう感じた時に、信頼関係の第一歩が生まれます。
最後は「自分自身を大切にする習慣」です。
誰かに優しくできるのも、見返りを求めずに与えられるのも、自分が満たされているからこそ。自分を大切にし、自分を整えるためにお金と時間を使うのが、周りに好かれる人になる第一歩。自分の大切にしていない人は、他人からも大切にされません。
人から好かれるためには、まずは自分を満たす。自分が満たされていれば自信が生まれます。自信がなく、自分を好きになれない人よりも、自分の強みも弱みも知ったうえで自信をもって生きている人に、人は惹かれるのです。
◇
初対面で「この人は信用できる」と思われたり、年上からも年下からも好かれたり、自分が好きな人に好かれたりすることは、ビジネスや私生活のみならず、人生そのものにとって大きな意味があります。本書では、そんな人になるために知るべきこと、やるべきことが、ここで紹介した3つの要素を軸により細かく紹介されています。
人間関係の基本は、誰かを変えるのではなく、自分が変わること。職場の人間関係をより良くしたい人、お客様と信頼関係を上手に構築したい人、折り合いの悪い親族や家族がいる人など、本書が役立つ人は多いはずです。
■幸福を形づくる5つの欲求を満たす
原田: 他人にどう思われるかを気にしたことがない人はほとんどいないと思います。実際、「日経ウーマン」の調査でも働く女性の85%が人間関係に悩んだ経験があると答えています(※1)。また、選択理論心理学の分野でも、人が感じる不幸の80%は身近な人との人間関係が原因だとされています。
これらの数字が示しているのは、人間関係がいかに人生を左右するかということと、人間関係は性格や運によって決まるわけではなく、後天的に身につけることができる技術で決まるということだと考えらえます。
※1:日経xwoman doorsによる調査(https://woman.nikkei.com/atcl/doors/feature/19/062700154/071200001/)
原田: 私自身、離婚経験がありますし、両親との関係や仕事での関係など、人生の節目で数えきれないくらい人間関係の失敗を経験してきました。だからこそ、単純に人に好かれるということだけではなく、どうすれば自分を大切にしながら周りの人といい関係を築けるのかという、多くの人が悩んでいることの答えを技術として伝えていきたいと考えてこの本を書きました。
原田: 自分を大切にするというのは、言い換えると「自分をまず幸せにしてあげる」ということです。「幸せ」というと抽象的で手が届かないもののように思えるかもしれませんが、実はそんなことはなくて、人間が持っている5つの基本的欲求が満たされている状態であれば、人は幸せを感じられます。
具体的には「生存の欲求(身体の安全と健康に関する欲求)」、「愛・所属の欲求(人とのつながりを求める欲求)」、「力の欲求(認められたい、成長したい、何かを達成したいという欲求)」、「自由の欲求(自分の意思で選び、自分の道を歩むことへの欲求)」、「楽しみの欲求(新しいことを知り、学ぶことへの欲求)」の5つがバランスよく満たされた状態が幸福な状態で、これは自分自身で満たすことができるものなので、まずは自分で自分を幸せにしようというのが、この本で伝えたいことの一つです。
原田: そうですね。仕事が忙しいあまりに体を壊してしまったり、夫との時間よりも仕事を優先してしまったりといったことはありました。仕事に没頭することで経済的には豊かになりましたし、仕事で成功することで手に入ったものもあります。だから「力の欲求」は満たされていたとは思うのですが、その他の欲求とのバランスが悪かったなとは思います。
原田: そうですね。やはり大切なもの、大切な人との時間を先に確保するようになって変わったと思います。今の夫と結婚して10年経つのですが、お互いに仕事をしていて忙しいのは変わらないので、まず夫との時間を確保してから他のことに使う時間を考えるようにしています。そうしてからは「愛・所属の欲求」も満たされるようになってきたと感じます。
原田: 本当にそうだと思います。私も忙しくていつもバタバタしているのが成功だと思っていました。重要なこともそうでないことも、誰かの力を借りてやればいいことも全部自分でやっていましたから。でも、それが続くと心に余白がなくなって人間関係にゆがみが出やすいんですよ。
原田: まず、「相手を思いやる」とはどういうことかというと「相手の幸せを心から願うこと」だと思うんです。その人がどんな時に喜んでいるか、何が好きか、笑顔でいる時はどんな時かといったことは人それぞれ違います。家族の話をすると笑顔になる人もいれば、仕事の話をうれしそうにする人もいます。そういうことをよく見ておいて、ちょっとした言葉がけをしてみると相手がうれしそうに話してくれたりします。ですから、周りにいる人のことをよく観察してみるというのが一つの方法かなと思います。
■自責思考で人生を自分の手に取り戻す
原田: 本ではそう書きましたけど、私も今だって他責になることはあります。そんな時は、信頼のおける人に一度全部吐き出すようにしています。理不尽だと思ったこともがっかりしたことも、悲しかったことも、一度吐き出して聞いてもらうだけで結構すっきりするものです。
そうして気持ちが落ち着いたら「結局、自分はどうしたいのだっけ?」と自分に問いかけてみることが大切だと思います。そうすると、相手のことでいっぱいになっていた気持ちが「自分に何ができるのか」というところに戻れるんです。
自責思考に戻るためにもう一つおすすめなのは、自分と相手の間に「理想の〇〇さん」を置いてみることです。たとえば、職場で上司との関係に悩んでいるとしたら、「この上司は嫌い」と考えるだけではなくて、「理想の部下だったらこんな時どうするんだろう」と自分に問いかけてみる。夫婦関係でも同じです。パートナーに腹が立った時は相手を責めるのではなく「理想の夫婦関係ってどんな関係?そのために自分ができることは?」と問いかけてみる、という方法ですね。
自責思考は自分を責めることではなくて、人生の主導権を自分で握ることです。この考え方に変わってから人間関係が驚くほど楽になりました。
原田: 一番はメンタルが安定して、自分の機嫌を自分で整えられるようになります。そうなると結果的にストレスが少ない状態を作れるようになります。ストレスは自分では本来変えられないものを何とかしようとすることで生じるので。
「他人」って結局変えられないんですよ。上司やパートナーに腹が立っても、相手の行動や考えを変えることはできません。そこにエネルギーを使い続けてしまうからストレスが溜まるわけで、それならば自分に焦点を当てる方が消耗は少ない。消耗が減ると自分の人生に使えるエネルギーが戻ってきます。
原田: これは「アドバイスは相手から求められたらする」に尽きます。まずは相手の話を聴くことが大切です。聴いていると言いたいことはたくさん出てきますよ。でも、そこで口を挟まずに最後まで聞く。そのうえで「私にできることはある?」と問いかけるようにしています。そこでアドバイスや意見を求められたら言えばいいので。
原田: 計画的な人生を送るということではないでしょうか。毎日朝早く起きて、その日の計画を立てて一日をスタートさせることがすごく大切だと思っています。
長期的にもそうで、一年のはじまりに今年のシナリオを大まかにでも作ってみることをおすすめします。「ここは旅行に行く」「ここは仕事をする」というように決めておけば、突発的に入った用事に流されずに済みますからね。
原田: 真面目にがんばっているのになぜか人間関係だけがうまくいかなかったり、仕事では成果が出ていて、責任も果たしているのになぜか心が疲れていたり、人生にある種の違和感がある人に読んでほしいと思います。
人間関係というのは才能や性格で決まるのではなくて、自分で学んで磨いていくことができるものだということを伝えられたらうれしいですね。
原田: 人はいつからでもどこからでも必ず良くなれます。では、変わるために何が必要かというと、無理をすることでも自分を責めることでもなくて、自分自身を理解して大切にしたうえで人と関わる技術を身につけることです。それだけで人生も人間関係も軽やかになっていきます。この本が、たくさんの人が自分の人生を取り戻すきっかけになったらうれしいです。


原田 康子(はらだ やすこ)
1963年、東京都調布市生まれ。新卒で芙蓉総合リース株式会社に入社し、国際営業部で3年間、国際案件に携わる。その後、エアロビクスインストラクター、ジェットスキーのプロライダーとして活躍し、1996年にはIJSBAエキスパートウィメン世界2位に。現在は、働く女性の幸せを目指した社会の実現を使命に活動。アチーブメント株式会社認定講師であり、一般財団法人日本プロスピーカー協会(JPSA)にて、日本で唯一の女性エグゼクティブプロスピーカーとしても活躍している。プライベートでは24歳年下の夫と幸せな結婚生活を送り、「ビジネスはサクセス、プライベートはハピネス」を体現している。
著者:原田 康子
出版:アチーブメント出版
価格:1,870円(税込)