
「 何者でもない自分 」 から抜け出すキャリア戦略
やりたいことがなくても選べる未来をつくる方法
著者:森数 美保
出版:日本能率協会マネジメントセンター
価格:1,760円(税込)
著者:森数 美保
出版:日本能率協会マネジメントセンター
価格:1,760円(税込)
どんなキャリアを築くかは人生を左右する大切なテーマです。
自分のキャリアについて考える時、ほとんどの人は「自分のやりたいことはなんだろう」というところからスタートするはず。
「やりたいこと」を起点にキャリアを考えるのは、たしかに一つのセオリーではあります。ただ、「夢を持つことの大切さ」や「好きなことを仕事にする楽しさ」がしきりに語られるなかで、それは一種の「刷り込み」といえるのかもしれません。
「強みを生かす」も同様です。専門性や特技を生かすことでキャリアが開けるというアドバイスもほとんどの人が言われたことがあると思います。
でも「やりたいこと」がどうしても見つからない人、特技や専門性を身につけてこられなかった人もいるはず。こういう人は、やりたいことがないこと自体に焦りや不安を覚えてしまいがちです。
『「何者でもない自分」から抜け出すキャリア戦略 やりたいことがなくても選べる未来をつくる方法』(森数美保著、日本能率協会マネジメントセンター刊)は「やりたいことがわからない」と感じている人に、自分の選択肢を広げる新しい視点をくれる一冊で、丸善・日本橋店の週間ランキング(2025/5/4集計)ビジネス・経済部門で2位になるなど、キャリア構築の「実践書」として大きな注目を集めています。
本書によると、やりたいことが見つかりにくい人にはこんなタイプが多いそうです。
・長期的な目標を持たない「Willなし人間™︎」
・何でも幅広くできてしまう「バランサー人間」
・自分の強みを認識しにくい「内向型人間」
・求められると何でもやってあげたくなる「奉仕型人間」
「Willなし人間」と聞くと一見「軸がない人」に見られがちですが、長期的な目標やビジョンがなくても目先のことには集中できるタイプともいえます。「バランサー人間」も基礎的な能力が高いからこそ何でもできてしまうわけですから、周りからは頼りにされているはず。「内向型人間」は積極性や社交性に欠けると思われがちですが、深い洞察力と思考力を備えており、ホスピタリティにあふれる「奉仕型人間」もチーム編成には欠かせません。
「やりたいことがない=能力がない」というわけではありません。どんな人にでも強みはあり、それはやりたいことがない今も、着々と磨かれています。だから、現時点でやりたいことがなくても、焦らなくて大丈夫。本書では、やりたいことがない人のためのキャリア戦略のポイントとして、こんなアドバイスをしています。
そんな私がたどり着いた結論は、「やりたいことが見つかった時に、すぐに掴める自分になる」でした。つまり、「できることを増やして、キャリア選択肢を最大化する」という戦略です。今の自分が「やった方がよいこと」に集中し、キャリアの選択肢を広げることに意識を向けました。(P33より)
「選択肢の多い状態」——つまり、「選べる自分」を目指すことは、やりたいことがない今でもできます。今やっている勉強や仕事を漫然とこなすか、「いつか自分の道が見つかった時のための準備」として意味づけるかで、未来はまったく違ってきます。だから、今やっていることに意義を見出そう。本書はそんなメッセージを伝えています。
◇
やりたいことがないことも、武器になる専門性がないことも、決して悪いことではありません。まして、やりたいことがないと主体的にキャリアを送れないわけでもありません。
では、具体的にどう考えればいいのか。「やりたいこと」はなくても「ありたい自分」のイメージから自分の根本的な価値観に気付き、その価値観を軸にキャリアを考えていくやり方もありますし、際立った専門性がないことを逆手にとったキャリア戦略もあります。本書ではやりたいことがない人、専門性がない人が、自分が納得できるキャリアを構築していくにはどんな方法があるかについて解説していきます。
進みたい道がまだ見えなくても、自分の未来は、自分でつくっていける。
本書を読めば、自分に合ったキャリア戦略がきっと見つかるはず。新卒で社会に出たばかりの人も、これから就職をする人も、転職を考えている人も、今の仕事をこのまま続けていていいのか迷っている人も。キャリアに迷っているすべての人にとって、先を照らしてくれる明かりとなる一冊です。
「好きなことを仕事にする」
「やりたいことを見つけよう」
就職や転職などのキャリア選択の場面では、こんな一見ポジティブなワードが飛び交っている。得意なこと、やりたいこと、仕事にしたいほど好きなことがはっきりと見えている人は幸せだが、おそらくそれがない人の方が多いはず。そんな人にこそ読んでほしいのが『「何者でもない自分」から抜け出すキャリア戦略 やりたいことがなくても選べる未来をつくる方法』(森数美保著、日本能率協会マネジメントセンター刊)だ。
「やりたいこと」が見つからないと、自分の未来が薄っぺらくに思えるものだし、「専門性」がないと、自分の過去がすかすかなものに思える。しかし、実はそんなことはないのだ。ここでは著者で組織・キャリア開発の専門家として企業・個人の支援を行っている株式会社Your Patronum代表の森数美保さんにインタビュー。今は「やりたいこと」や「専門性」がなくても、自分らしく納得のいくキャリアを築く秘訣を教えていただいた。
■「やりたいことがない人」はどのようにキャリアを考えるべきか
森数: 私自身、ずっと「やりたいことがない」ことに悩んできました。 天職ってなんだろう、私は何がしたいんだろう、と。そして、「これからのキャリアに選択肢がない」ことへの不安も感じていました。
それならば、やりたいことを見つけることに一生懸命になるより、選択肢が増えるようにできることを増やし続けて、いつか見つかったときに選べる自分になれることを目指そう。そう考えた方がヘルシーだと思うようになったんです。
でも、キャリアゴールが明確にない中で、選べる自分になる方法を知らない人は多いですし、すでに持っている自分の強みに気づいていない人も多い。
「キャリアは不確実で、戦略なんて立てられない」と思われがちですが、自分のこれまでを“キャリアのピース”として再整理し、光をみつけ、“どう選ぶか”の軸を持てば、ライフステージの変化の中でも柔軟に自分にとって最適な選択肢を選び取ることができます。そのやり方を本として、みんなが取り組みやすい順番に並べることができたら、「やりたいことがない」「選択肢がない」といいう悩みを解決できるんじゃないかと思ったんです。
森数: 私の体感ですが8割くらいがそうなんじゃないかと思っています。
森数: 「やりたいことがない」と感じている人にも、じつはさまざまなタイプがいます。本の中では4タイプに分類して説明しています。
まず、目の前のことに全力を尽くせるけれど、長期的なビジョンを描くのが得意ではない「Willなし人間™」。2つめは、何でもそつなくこなせてしまうからこそ、「何が一番やりたいのか」がわからなくなる「バランサー人間」。3つめは、自分のことを控えめに見てしまいがちな「内向型人間」。もう一つが、誰かの役に立ちたい気持ちが強すぎて、自分の“したいこと”が見えにくくなる「奉仕型人間」。どれも素晴らしい特性なのに、「やりたいことがない=能力がない」と思い込んで、自分を否定してしまう人がとても多いんです。
森数: もちろん、「やりたいことを起点にする」ことが悪いわけではありません。でも、それだけが正解だと思ってしまうと、「やりたいことが見つからない自分はダメだ」と感じたり、「やりたいことじゃないからやらない」という選択をしてしまったりすることにつながります。それって、すごくもったいないですよね。
それに、「やりたいこと」って、自分が知っている中からしか選べないですし、「やりたいことがないのは良くない」と焦ってしまうと、知らず知らずのうちに「周りから求められていること」を「自分がやりたいこと」のように錯覚してしまうことだってあります。偽物の「やりたいこと」や偽物の目標にとらわれてしまう可能性があることは、「やりたいこと」が偏重されることの弊害だと思います。
森数: やりたいことがない人でも、「こうありたい」という感覚は、きっとどこかにあるはずです。
「どうありたい?」と聞かれると少し難しいけれど、「こんな自分は嫌だ」なら、スッと出てくる人も多いと思います。そういう感覚こそが、じつは“ありたい姿”の入り口なんです。
「やりたいこと」は経験や環境に影響されてコロコロ変わるけど、“自分が大切にしたいこと”や“こうありたいと感じる状態”は、そう簡単にブレません。たとえば、「どんな状況でも誠実でいたい」とか、「新しいことに挑戦する自分でありたい」とか。その価値観を言葉にしておくことで、目の前の仕事や選択に対しても、ブレずに判断できるようになります。
「やりたいことがないから動けない」じゃなくて、「ありたい姿があるから、いまやっていることにも意味を見いだせる」──そんなふうに、自分の現在地を肯定できるようになるのが、“ありたい姿”を軸にする大きな変化だと思います。
森数: 前提をひっくり返すような話になってしまうのですが、ゼネラリストは本当に専門性がないのでしょうか? 私は、ゼネラリストは“専門性がない”わけではなく、“専門性の見え方・伝え方”が違うだけだと考えています。
たしかに、ひとつの領域に特化した“縦の専門性”は薄いかもしれません。でも、幅広いことをこなせること自体が、すでに一つのスキルです。そして、そうやって得た経験のピースをつないでいけば「何者か」になれる。そのパターンと可能性を、ゼネラリストは“縦の専門性”がある人よりもたくさん秘めているんです。
ただ、「なんでもできます!」のままだと、どうしても相手には伝わりづらい。だからこそ大事なのは、“自分のピースをどう見せるか”“どう意味づけるか”。本書の中で解説している「ピース化とラベリング」という方法を通じて、自分の軸や価値を言語化し、“自分らしい武器の使い方”を見つけていくこと。それが、ゼネラリストがキャリアを戦略的に築いていくための一つの道になると思っています。
森数: そういう悩みはキャリア相談でもよく聞きます。例えば、創業期のフェーズではできることが幅広い人の方がパフォーマンスを発揮します。でも、だんだんと組織が細分化されていくと専門性の高い人がそれぞれのチームのトップに立ったりするんですよね。そうすると、自分の居場所がないと感じてしまい、悩んでしまうというケースがあるんです。
そこでもう1回、自分が活躍するフェーズを選び直すという手段もあるでしょうし、できることの幅広さを活かして専門性の高い人たちをつなぐ役目を担って活躍するというやり方もあります。だから、自分の特徴の活用の仕方を見直したり、見せ方次第でいかようにもなると思うんです。
■ライフステージの変化でキャリアに悩む人が知るべきこと
森数: キャリア選択をする時は、つい「何をするか」で選びがちですよね。でも、それだけで選んでしまうと、「こんなはずじゃなかった」という後悔が起こりやすいんです。実際に、人が会社を辞める時の理由のほとんどは「価値観のズレ」が関係しています。
だからこそ、「何をするか」「どんなキャリアを築いていくか」といったキャリア成長の観点だけでなく、
・自分が価値を発揮できる場所かどうか(価値発揮軸)
・大切にしている価値観が脅かされないか(価値観軸)
・生活や人生とどう両立できるか(条件軸)
のように、複数の軸で考えていくこと。「やりたいこと」や「何をするか」だけでキャリアを選ばないことが大切です。
自分のパフォーマンスを左右する要素や働くうえで絶対に譲れない条件を、まずは整理してみる。たとえば、これまで仕事上でモヤモヤした経験や自分の中でスイッチが入った経験などを振り返ってみてください。そのときの自分の状態や環境に目を向けることで、「自分が心地よく力を発揮できる場所」や「価値観が満たされていた状態」が見えてくるはずです。
本書では、そうした感情や価値観をもとに「自分だけの判断軸を見つける」ための方法も詳しく紹介しています。
森数: 「キャリパト」では、キャリアという抽象的でとらえにくいテーマに対して、まずその“構造”を丁寧に説明します。そのうえで、要素ごとに分解しながら、「まずここを考えてみましょう」「次にこれを決めてみましょう」と段階的に進めていく。そうすることで、気づけば自然と「自分だけの軸」が形になっていく設計になっています。
たとえばこれまでの経験を整理するときは、「これは割と好きだった」「これはもうやりたくない」「これは得意」というように分けていくと、自然にキャリアの中核となるものが把握できていく。
次は価値観を整理して、「こういうところにいた方が、自分はパフォーマンスが発揮できるな」「こういう環境は避けた方がよさそうだ」ということを言語化していくと、価値観発揮軸もできていきます。
最後に自分の現在のライフステージを整理して、どんな条件ならやれるかを把握すれば、3つの軸がすべて言語化されるという流れですね。
森数: そうです。どんな人でもできるやり方に設計しているので、これまで途中で挫折してしまったり、自分が何者なのかを最後まで語れなかった人は一人もいません。
森数: 目の前の環境で一生懸命がんばって咲こうとすること、その姿勢や努力にはすごく価値があると思っています。実際に、「今やっていることにどう意義を見出すか」や「好きになる努力」は、すごく大切なことだと考えています。
ただその一方で、「そもそもこの場所が自分に合っているのか?」「咲けないのは、自分が悪いからじゃなくて、土壌が合ってないだけじゃないか?」という視点も大切にしていただきたいです。
価値発揮できない理由は、場所があっていないからなのに、自分にバツをつけ続けて、OKを出せなくなっている人をたくさん見てきました。だから私は、「置かれた場所で咲く」だけでなく、「咲く場所を自分で選べるようになること」が、キャリアの自由だと思っています。自分に合った場所で、力を発揮できる環境を選べること。その選択肢を持つこと自体が、これからのキャリアにはすごく大切なんじゃないかなと思います。
森数: 私にとって一番大きな転機は、第二子の妊娠中に新卒で入社した会社を辞めたことでした。退職後、あるときに「何者でもない自分になった」ような感覚に陥りました。
そのとき、はじめて「働くことが自分にとっていかに大切なものだったか」に気づいたんです。それまでは当たり前のように働いていて、「自分にとって仕事がどれほどの意味を持っていたか」を意識したことがありませんでした。
それから再び働くことを目指したのですが、働く罪悪感が苦しかったですね。でもその罪悪感って、今振り返ると実は自分の思い込みからくるものだったと思うんです。「働くこと=自分の好きなこと」という考え方でしたから、0歳の子どもたちを預けて働くことは自分のエゴだと感じていました。その罪悪感を埋めるために、家のこともがんばらないといけないという“こうあるべき”という呪縛にとらわれ、さらには、以前は制限なく働けていたのに…という“残像”にも苦しみました。
誰に言われたとかでもなく、自分で勝手にバイアスや残像に縛られてしまっていた。そこに気づけなかったことが、私にとってのいちばんの“落とし穴”でした。
自分が笑顔でいることを優先することは悪いことではない。むしろ、その方が家族みんなもハッピーなんじゃないかと思えるようになってから、少し変われた気がします。
先日行ったファミリーキャリア戦略ワークショップセミナーでも、キャリアを家族単位で捉える「ファミリーキャリア」の重要性を改めて感じました。テレビ局3社と新聞社1社の取材が入り、「ライフステージの変化とキャリア」はいま、社会全体で向き合うべきテーマだと感じています。
森数: そういう方は男女ともにとても多いです。たとえば、「育休を取る予定なんだけど、仕事を引き継いでいたら、不安になった」という方がいました。引き継げてしまうということは、自分は代わりの利く人間なんだと証明されてしまったような気持ちになるようです。
森数: 「育休が明けて仕事に戻ったら、何をすればいいんだろう」と悩んだり、「第二子が生まれて、今のままでは家庭が回らないからなんとかして欲しいとパートナーに言われる。でも、会社での立場もあってどうすればいいのかわからない」、という相談も来ますね。
森数: こうした相談に共通しているのは、みなさん「自分だけでなんとかしよう」と抱え込んでしまっていることです。でも、たとえば子どもが生まれた、家族が増えたというライフステージの変化は、自分ひとりではなく「家族全体」の変化でもあるはずなんですよね。なのに、家族とちゃんと話し合えていないことが、実はすごく多いんです。
たとえば、「第二子が生まれて、このままでは家庭が回らない」というときも、夫婦のどちらが経済的に主になるのか、夫婦の収入を合わせて家計を成立させるのか──そういった話をする前に、自分だけで結論を出してしまっている方が多いんです。
だから私は、「まずは家族と話してみましょう」とお伝えしています。解決の糸口は、案外”ひとりで決めないこと”にあるのかもしれません。
森数: まず大前提として、キャリアは「本人だけの責任」で考えるものではないと思っています。環境によって、人は伸び方も発揮できる力も変わります。だからこそ、組織が「この人の可能性はどこにあるか?」という視点で支援をすることが大切です。
よく「キャリアについて向き合うと、転職されてしまうのでは?」という不安の声も聞きます。でも、私はむしろキャリアの話を避けたままにしておくほうが、結果として離職のリスクが高くなると感じています。社員にとって「ここでも自分の未来が描ける」と思えることが、エンゲージメントの土台になります。
特に最近では、時短勤務の社員や、男性の育休取得など、ライフステージとキャリアの関係がますます複雑になっています。こうした多様な働き方に対して、「制度対応」だけでなく、“その人がどんなキャリアを描きたいのか”を個別にすり合わせる対話が不可欠です。たとえば、「小さな子どもがいて大変だろうから、責任のあるポジションには置かないでおこう」など、良かれと思って配慮のつもりでしたことが、結果的に社員のキャリアブレーキになるということだってあります。
会社のキャリア支援は「未来の選択肢を一緒に増やすこと」です。キャリア面談や1on1も「やりたいことを言わせる場」ではなく、「一緒に問いを立てる場」にすることが大事です。
“今の仕事にどう意味づけできるか?”を一緒に見つけるだけでも、その人の視野は広がります。
森数: 「やりたいことがない」、「自分には何もない気がする」、「今の働き方が正解かわからない」そんなふうに感じている人に一貫して伝えているのは、“今までやってきたこと、全てに意味がある”ということです。
強みって、必ずしも目立つものや、他人と比べてすぐにわかるものばかりではありません。自分では「大したことない」と思っているようなことが、実はすごく価値のある経験だったりもします。誇っていいこと、ちゃんとある。見えにくいだけなんです。
自分の“今”のキャリアの状態を見極める、現在地を知ることって、思っている以上に難しいんですよね。なぜなら、強みも含めて誰かとの比較で決まるし、市場の状況で変わったりもする。知識があっても、わからない。むしろ「自分のことが一番わからない」っていうのが自然なことだと思います。
未来は不確かで、見えにくいもの。でも過去は、誰にでも等しくあります。そしてその過去には、たくさんの光がある。ちゃんと見つめ直して、意味を与えて、言葉にしていけば、そこから“未来を選べる自分”になっていけます。
焦らなくて大丈夫。諦めないでください。あなたの過去は、必ずあなたの未来をつくる力になります。そして、その未来を選び取るためには、やっぱり「戦略」が必要なんです。
森数 美保(もりかず・みほ)
株式会社Your Patronum 代表取締役 / 組織・キャリア開発の専門家 / 社会保険労務士有資格者
大阪育ち、名古屋在住の2児の母。
大阪府立北野高等学校、大阪大学外国語学部を卒業。
新卒で株式会社ジェイ エイ シー リクルートメントに入社し、最年少マネージャーとして活躍。結婚を機に名古屋支店へ異動し、第一子出産後もマネージャー職のまま復職。仕事と家庭の両立に奮闘するも、夫の育児ノイローゼを機に退職し、「何者でもない自分」に絶望する。
その後、社会復帰し、NTTドコモの子会社で人事を経験。さらに、創業期のITスタートアップ(株式会社Misoca / 現:弥生株式会社)に参画し、ゼロからエンジニア採用を推進。2018年株式会社キャスターに入社し、翌年から採用代行サービスの事業責任者として300名超のフルリモート組織のマネジメントと事業開発を両立。3年間で導入企業数350社を突破。2021年4月には執行役員に就任し、複数事業を統括。その後、株式会社ミライフに執行役員として入社し、キャリアコンサルタント・人事・事業経営の経験を活かして、本質的なキャリア構築や組織づくりを推進。
2024年株式会社Your Patronumを創業し、組織・キャリア開発の専門家として企業・個人の支援を行っている。
Your Patronum公式ホームページ https://company.yourpatronum.jp/
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著者:森数 美保
出版:日本能率協会マネジメントセンター
価格:1,760円(税込)