カリスマ先生がいなくても大丈夫! 子どもの偏差値が30アップするシンプル勉強法

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定価:
1,300円(税抜)
著者:
喜多野正之
ISBN-10:
4774791199
ISBN-13:
978-4774791197

インタビュー

研修に「アメト――ク!」 講師全員が“蛍原”になる風変わりな塾

子どもが勉強しない、成績がなかなか伸びないと悩んでいる親は多いはず。子どもの勉強に対するモチベーションを高めるにはどうすればいいのでしょうか

『子どもの偏差値が30アップするシンプル勉強法』(コスミック出版/刊)の著者で、小中高生対象の個別指導塾「ITTO/みやび個別指導学院」を経営する喜多野正之さんは、子どもとのコミュニケーションを重視した学習指導を行います。 問題の解き方も大事です。でも“成績が伸びる”瞬間は子どもの勉強に対するモチベーションが高いとき。では、どのようにすればそのような状態になるのでしょうか。
新刊JPでは喜多野さんにお話をうかがいました。

(インタビュー・構成:金井元貴)

■「勉強するのが嫌」のハードルを超える方法とは?

――本書は勉強法のテクニカルな部分とともに、教育におけるコミュニケーションの重要性を訴えています。こうした部分は親子の関係性が影響を及ぼすものだと思いますが、塾を経営されている中で、現代の親子の関係性にどのような特徴があると思いますか?

喜多野さん(以下敬称略):保護者の方と塾生の関係性を見ると、二極化してきているように思います。一方は過保護、過干渉、もう一方は無関心、無反応です。また、衝動的に動く親御さんも少なくなくて、子どもが振り回されているのも気になります。

――衝動的に動く親御さんとは?

喜多野:例えば、最初は「こういう風にビシビシ指導してあげてください」と私たちにリクエストしてくださる親御さんがいらっしゃいます。非常に子ども想いだと思うのですが、少し具合が悪くなると真逆の指導を要求してくることがあるんです。「そんなに厳しく指導しないで下さい」など「さっきと言っていること違うぞ」みたいな。
大人ならば話し合いをして、折り合いをつけることもできますが、子どもは大人に「こうやれ」と指示されたら言いなりになります。そうなると、自分で考えて行動できない人間になってしまうんですね。

――なるほど。

喜多野:せっかく自分で考えて行動を起こしても、親が「ダメ!」と言ってしまえば、それに従わざるをえません。だから、子どもは「やってもどうせ止められる」とか、「無駄だ」と考えてしまうようになってしまうんですね。ちょっと気の毒だなと思います。

――過保護な親と無関心な親ですと、子どもの成績に差は出てくるものですか?

喜多野:比較をすると、過保護な親のほうが若干成績は良いケースがあります。良い子を演じられる子どもは良い成績を取れることがあるんですね。もちろん悪くなるケースもあるのですが。
本当に無反応・無関心な親を持つ子どもは、どちらかというと成績が悪くなるケースが多いです。勉強しなくても注意してくれる人がいないのですから。

――喜多野さんが経営されている塾では個別指導を掲げていらっしゃいますが、学習指導をする上で気を付けていることはなんですか?

喜多野:基本的に塾は学校の補完機関の役割を果たす場所だと思います。昔は学校と同じスクール形式で、テーブルを並べて大人数で授業をするスタイルが一般的でしたが、これは学校で教えていることよりもさらに進んだ内容を教えてくれる場だったからなんですね。
今は少人数教育のほうが多くなっていますが、それは受験の多様化が影響を与えていると思います。AO入試や指定校推薦などは勉強の仕方が全く違いますから。そうなると、その生徒にあった学習指導が塾に求められてくるので、私たち塾経営者は多様化するニーズのキャッチアップをする必要があります。

――私も少人数指導の塾に通っていましたが、先生とコミュニケーションが取りやすくて楽しかったです。先生には特に大学生が多かったので、プライベートなことも含めていろいろ相談しました。

喜多野:講師の年齢が近いと話しやすくなりますよね。でも、私の会社の社員は20代から上は40代までいるのですが、大切にしていることは「勉強したくない」という気持ちを共有できるかどうかなんです。やらなきゃいけないことは分かっている、だけれども勉強ってできればやりたくないものじゃないですか。その心理的なハードルはコミュニケーションによってクリアできると思っていて、「勉強は嫌だけど塾は好き」と思ってもらったり、先生に会いに来てもらうくらいの感覚からスタートして、勉強の本質に近づいていくように促せればいいのかなと。年齢が近いのも武器にはなるけれど、ベテランの先生は引き出しが多いので、若い先生にはない良さがあります。

――大人ですから、子どもを叱れる部分もたくさんありますよね。

喜多野:そういう部分もありますね。「勉強したくない気持ちもよく分かるよ」というところから入っていく、と。だから優秀な人、勉強が大好きな人はあまり採用したくないんです。

――それは意外です。

喜多野:勉強が嫌だと言っている子どもの気持ちが分からないと、歩み寄りができないんです。「なんでこんなの分からないの?」みたいなことになってしまう。そういった感情は生徒には敏感に伝わってしまうので、よけいに亀裂が入るんですよ。
ただ、勉強のことはできるけれど勉強以外はからっきしダメという人は大丈夫です。

――それはなぜですか?

喜多野:逆に勉強以外のことを子どもから教えてもらうんです。「最近、『妖怪ウォッチ』って流行ってるけどどういうものなの?」と子どもに聞いて、「え!?先生『妖怪ウォッチ』も知らないの?」みたいな。そうなると、生徒が先生になれる。自分の好きなものや得意なものを話すのは楽しいじゃないですか。
先生と生徒の関係はどうしても一方通行になりがちです。だから、私たちはコミュニケーションを取るために生徒の得意なことを聞いて、生徒に話してもらうようにするんです。 そこで「この2ページを解いたら話をしようか」と言うと、2ページ分問題を解くことがゴールではなく通過点になるので、自分で問題を解きはじめる。実はうちの会社の研修材料にテレビ番組の「アメト――ク!」を使っているんですよ。

――それはすごくユニークですね! でもどうして「アメト――ク!」なんですか?

喜多野:雨上がり決死隊の蛍原さんが芸人さんに対して「なになに?」「それ、どういうこと?」と何でも聞くんですね。そうすると、ひな壇の芸人さんたちが「蛍原さん、知らないですか!?」って答える。その蛍原ポジションを、講師たちに研修で学んでもらうんです。
信頼関係を築く上で、相手の話を聞くことが絶対に必要です。そこで相手の得意分野を話してもらう。得意なものや好きなものがない子はいないですから。そこをちゃんと引き出して教えてもらうという関係作りは徹底しています。

――つまり、勉強においては先生の方が上だけど、それ以外は上下関係なく。

喜多野:逆に生徒が先生になることもありますね(笑)。

子どもの成績がのびる魔法の言葉とは?

■成績がのびる子に見られる“前兆”とは?

――喜多野さんの塾では他にもユニークな試みが多いのですが、その中でも気になったのが「必ずその日の問題集のノルマを達成させる」ということです。これはどのような意図でされているのですか?

喜多野:これは「期限を守る」という感覚を植え付けるためのものですね。納期を守ることは大人社会で絶対に必要なことですから、子どもの頃から身につけておかないといけないことです。
新卒の子たちを見ていると、平気で納期を破るんです。社内で簡潔する仕事ならばまだしも、外部からの案件でそれをやっているとえらいことになるぞ、と。昔だったら先生が叱り飛ばして「廊下に立ってろ」みたいなこともあったのでしょうけど、今は学校からそういうことがなくなってしまったんです。ならばうちの塾でやるしかないと。

――具体的にはどんなことを?

喜多野:もし宿題をしてこなかったら、「帰っていいよ」と普通に言い放ちます。それで帰ってしまいそうになる子もいるので、そういう子には「なんで帰ろうとするの?」と問いかけたり。メチャクチャなやり方かもしれませんけど、嫌な思いをしないとまた繰り返すんですよね。

――しかし、そういった厳しい指導をしていると、挫折する子が出てきそうです。

喜多野:いますね。それも解決方法があって、「どうすれば良かった?」と聞いていくんです。禅問答ではないですが、突き詰めて話をしていく。すると、子どもはめんどうくさくなってくるんですよ。「わかりました、次からはちゃんとやってきます」と最後には言うんです。

勉強をすれば成績は上がりますから、そうなると今度は自分が勉強する意味を考え始めるんですね。自分は何を目指しているんだろう、と。先生に言われたから勉強をするという段階から、今度は自分のための勉強になるんです。そうやってどんどん子どもは伸びていく。
それはON/OFF型のスイッチではなくて、ボリュームスイッチみたいな感じです。徐々に大きくなっていくというか。

――なるほど。ただ、挫折してしまって翌週から塾に来なくなる子はいないんですか?

喜多野:います。その時は、自社のノウハウを駆使してなんとかします(笑)。ただ、最終的に脱落する生徒は100人に1人くらいで、基本的には脱落させないようにしていますよ。

――喜多野さんがそこまで徹底して指導する理由はなんですか?

喜多野:自立をする準備をしていると思っています。社会人のなりたての頃って理不尽なこともたくさんありますし、なんでこんなこと言われるんだとか、いろいろ納得のいかないことがたくさん出てきますが、要はそれって自分が一人前じゃないないからなんですよね。
ただ、ちゃんとやることをやって結果も出てくれば自分の道を進むことができる。これが大人の階段を上っていくということだと思うので、勉強を通じてそういったことを身につけてもらえれば嬉しいです。

――厳しい指導をしていたら、親が塾に乗り込んできて…という話も聞いたことがありますが、指導方法に対するクレームはこないのですか?

喜多野:以前はありましたが、今はないですね。モンスターペアレントというのも、最初からモンスターである親って本当はいません。子ども想いのお母さんがいろいろなストレスを抱えることによってモンスター化しただけであって、モンスターになる前に封じ込めてしまえばいいんです。
実際にお話をしてみると、学校教育が不十分じゃないかとか、子どもについて相談する人がいないとか、いろんな悩みが出てきます。そういったストレスがモンスターを生み出していると考えれば、常日頃からお母さんたちと連絡をとることで和らげるのかなと。

――モンスター化する前に悩みを緩和させてあげればいい。

喜多野:そうなんですよ。「お母さん、最近どうですか?」という一言で反応は変わってきますよ。その上で、相手の子どもに対する悩みを聞いて、「お母さん大丈夫ですよ」「他のお母さんも同じことで悩んでいますよ」などと言ってあげるんです。
塾の場合、顧客の構造は二つあって、直接のお客さんが子どもたち、間接的なお客さんがお金を出す親御さんたちです。双方へのサービスが必要なのですが、どうしても生徒ばかりに力を入れて、親御さんをないがしろにしてしまいがちなんです。でも、私たちはどちらにもサービスをすることを念頭に置いています。

――生徒たちを見ていて、「この子は伸びる」という前兆があったら教えていただけますか?

喜多野:これは調子に乗る子ですね。絶対に伸びます。具体的には「お前、天才だな」ってほめてあげると満更じゃない反応をする生徒です。「お前天才だよ。こういう部分はすごく伸びると思うよ」と褒めると、調子に乗ってその部分を伸ばそうとするんですよ。

――なるほど。それは良いですね。

喜多野:「俺、先生に天才って言われた」って周囲にも言い出すと、これは確実ですね。

――自己肯定感が高まりますからね。

喜多野:だから、なんでも天才だって言ってしまいます。教室内からは「天才!」って声がよく聞こえますよ(笑)

――では逆に、勉強をし続けてもなかなか成績の上がらない子にはどのように声をかけるべきでしょうか。

喜多野:そんなときは「ドンマイ!」と言ってあげましょう。ダメだったときに、悩むと次への動き出しが遅くなってしまうんです。不安ばかりの状態になってしまうので。 突き詰めて解決するならばそれでいいのですが、突き詰めても分からない問題もあると思うんですね。そのことに対して落ち込んでしまうと、何も行動できなくなってしまう。だから「ドンマイ!」なんです。「まあしょうがない、次どうしようか?」という感じにするとすごくいいですよね。

――確かに、良くないことは子どもが一番よく分かっていることですからね。

喜多野:そうなんです。だから講師は生徒に勉強することを約束させて、裏では親御さんにもちゃんと子どものフォローを入れるようにしています。「本人は猛反省していますし、次ちゃんと勉強すると言っているので、今回はお許しいただけませんか?」と(笑)
結局成績が上がるかどうかは、子どもと周囲の人たちのコミュニケーションというか、子どもの勉強に対するモチベーションを高めるかというところにあるんです。本書では、現場で実効性のあったノウハウを書いているので、どのような場面でも応用できると思いますよ。

――では、本書をどのような方に読んでほしいとお考えですか?

喜多野:まずは塾選びをされている保護者の方ですね。塾を選ぶ基準って曖昧なことが多い気がして、例えば合格実績とか口コミとか、そういうものを見て決める人もいると思うのですが、実際に選ぶときはその塾がやっていることを深く知ってもらってから選んでほしいです。そうすれば失敗のない塾選びができるように思います。
また、先ほどいったいろんなストレスを抱えているお母さんにも読んでほしいです。子どもとどう接していいのか分からなくなったときに、本書を読んでもらえれば嬉しいですね。家で勉強させるのであれば、どのようなことに気をつけるべきか書いています。

――では最後に、新刊JPの読者のみなさまにメッセージをお願いできますか?

喜多野:実はこの本、『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』の著者である坪田信貴先生とは、真逆の発想になっています。 と言うのも坪田先生はカリスマ塾長ですが、うちの塾にはカリスマの先生がいないんです。でも、同じこと、もしくはそれ以上のことができる自信があります。だから自分の中では『ビリギャル』のアンチテーゼ的な位置づけですね。
おそらく親御さんは「良い先生に勉強を見てほしい」と思うのでしょうけど、実は「良い先生」の定義って曖昧なんです。だから、一番軸にすべきは「自分の子どもがどうなったらいいのか」であって、その部分を真剣に考えてほしいです。 塾のネームバリューや合格実績、カリスマ講師がいるとかじゃなくて、軸になるものを基準に考える。本書はその手助けになると思うので、ぜひ読んでみてください。 (了)

目次

第1章
あなたの子どもが塾に行っても成績が伸びない本当の理由
  • ある塾での経験が今につながった
  • 個別塾の指導もまた個別式?
  • 熱心な指導が成績を下げる
  • 「わかりやすさ」って何でしょうか?
  • 売上中心に傾いてしまった悲しい塾
  • 塾に行くのなら成績の上がる塾を選びなさい
  • 10回の書き込みこそ間違いのもと
  • 中学受験勉強は小6からでよい
  • 塾に行かなくても勉強できる!?
  • 中学に向けた心得!
第2章
落ちこぼれでも、不良でも、偏差値30アップは当たり前!
  • 母親を泣かした「ワル」も変わった
  • ほぽ学年ビリがいきなり3番になった!
  • 勉強したことのない生徒がいきなり勉強机に向かった「約束」
  • 数学で5点しか取れなかった子がいきなり90点!
第3章
簡単に信頼関係を築くコミュニケーション方法を教えます
  • 親が子どもの成績を下げている
  • 無関心も、子どもの意欲を奪う
  • 「別に……」しか言えない子ばかりでした
  • 始まりは、あいさつから
  • 「good&new」の徹底
  • お子さんを素直にホメてみましょう!
  • ホメ方のバリエーション
  • 叱るは引き出す
  • 泣かせても泣かせても
  • 子どもたちの「?」に真正面から答えるべきか
  • 説明させることで表現力アップ
  • 明るい未来を想像させる
第4章
ルールづくりとその徹底がお子さんの意欲を盛り立てる!
  • 子どもの背中に「ヤル気スイッチ」はない!?
  • 最初に手を握り合うのは、目的・目標から
  • 65点満点法とは?
  • その子のプラスアルファを見つける
  • 自分でルールをつくる
  • 親は我慢で口出しせず
  • 計画がうまく運ばなくてもやり直しは利く
  • 可視化でヤル気!コモリポイント
  • 子どもは、リビングで勉強させなさい
  • 家に仕事を持ち込みなさい
  • 過程をきちんと見てあげる
第5章
つまずいてもそれが次につながる学習意欲アップ法!
  • 恋愛でも意欲的になれる
  • 「悔しさ」は向上心の素
  • 飽きたサインはすでに出ているかも!
  • 本人もおかしいと思っている
  • 気をつけよう、2年生
  • 受験生もうまくフォローしましょう
  • ご褒美はいいの?悪いの?
  • 達成感は、イベントで
  • チャンスを逃すな
  • 限界を決めつけない
第6章
親が教える必要のない学習法を教えます!
  • 親は問題集片手に。でも、解く必要はない
  • 「五箇条の御誓文」の実践
  • 宿題は絶対!
  • テキストは、1冊1000円でOK!
  • ノートの取りかたは「俺流」でいい
  • 授業設計のデザイン
  • 確信犯より危ない「わかっている子」
  • 試験3週間前、始動!
  • 定期試験後の「復習」は忘れてはいけない
  • 成績が上がらない子はがんばってしまう子
  • 受験勉強は夏休みから!
  • 家庭でもできる「力ミサマ」
  • 夏休みが終るとランナーズ・八イ!
  • 子どもはそんなヤワじゃない!

著者プロフィ―ル

喜多野正之(きたの まさゆき)

株式会社WITS 代表取締役

1972年、東京都生まれ。日本大学生産工学部応用化学科卒。
教師を志すも、教育実習で学習指導要領に縛られた指導しかできない現実に失望し、医療機器メーカーに就職。その後、経営コンサル会社に転職後、ベンチャー企業の役員を3社歴任し、2003年に独立。小中高生対象の個別指導塾「ITTO/みやび個別指導学院」のフランチャイジーとなる。その後、順調に教室数を増やし、現在50以上の教室を東京・千葉・埼玉で展開。カリスマ講師ではなく、アルバイトの学生が教えても成績が上がる教え方のノウハウを確立しており、どの教室でも偏差値が30以上アップする生徒が続出。今やそのノウハウは、フランチャイズ本部や他の塾のオーナーから教えを乞われるまでになっている。座右の銘は「意志あれば道あり」。

書籍情報

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カリスマ先生がいなくても大丈夫! 子どもの偏差値が30アップするシンプル勉強法
定価:
1,300円(税抜)
著者:
喜多野正之
ISBN-10:
4774791199
ISBN-13:
978-4774791197
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