『表現者』は、ジョルダン株式会社から隔月で刊行されている文芸批評雑誌だ。
評論家の西部邁氏、京都大学教授の佐伯啓思氏を顧問に、現在のマスコミの言論を正すオピニオン誌として支持を受けている。
本誌の最大の特徴は、毎号ある特定のテーマを設定し、その特定のテーマについて様々な人々が様々な立場から論じる「特集」だ。今回の25号では「環境問題」を取り上げており、「果たして環境問題は正しいのか」という視点から、多くの研究者や論者が寄稿している。
また、これまでは『働くとはどういうことか』(23号)、『グローバル経済の破綻と日本のゆくえ』(22号)というように、そのときの“旬”の話題を取り扱っており、論調に流されがちな世間に対し、“物言い”をつける。
編集長を務める富岡幸一郎氏は、『表現者』の根幹にある考え方を、「歴史や伝統の中から今ある問題を解決するための知恵を、歴史や伝統の中から発見しようとしている」とし、「大きな意味で“保守”の雑誌です」と言う。
保守というのは今でこそネガティヴな意味合いとして捉えられている節もあるが、そうではない。その本質は古きを訪ねて新しきを知る―いわゆる「温故知新」を尊重する思想であり、『表現者』は思想や哲学などを積極的に参考する。そのため、多少難しいながらも奥深い議論が可能となっているのだ。
また、ウェブにも積極的にアプローチをし、雑誌刊行に先駆けて論文を掲載したりするなど、極めて先進的な言論の展開を行っている。
様々な視点を身につける。それがおそらくは「物を考える力」をつける1つの重要な手段である。『表現者』は間違いなく、その力を提供してくれる1つの雑誌だろう。
今の社会は何かがおかしいと思っている人は、是非手に取って読んで欲しい。
(新刊JP編集部)
評論家の西部邁氏、京都大学教授の佐伯啓思氏を顧問に、現在のマスコミの言論を正すオピニオン誌として支持を受けている。
本誌の最大の特徴は、毎号ある特定のテーマを設定し、その特定のテーマについて様々な人々が様々な立場から論じる「特集」だ。今回の25号では「環境問題」を取り上げており、「果たして環境問題は正しいのか」という視点から、多くの研究者や論者が寄稿している。
また、これまでは『働くとはどういうことか』(23号)、『グローバル経済の破綻と日本のゆくえ』(22号)というように、そのときの“旬”の話題を取り扱っており、論調に流されがちな世間に対し、“物言い”をつける。
編集長を務める富岡幸一郎氏は、『表現者』の根幹にある考え方を、「歴史や伝統の中から今ある問題を解決するための知恵を、歴史や伝統の中から発見しようとしている」とし、「大きな意味で“保守”の雑誌です」と言う。
保守というのは今でこそネガティヴな意味合いとして捉えられている節もあるが、そうではない。その本質は古きを訪ねて新しきを知る―いわゆる「温故知新」を尊重する思想であり、『表現者』は思想や哲学などを積極的に参考する。そのため、多少難しいながらも奥深い議論が可能となっているのだ。
また、ウェブにも積極的にアプローチをし、雑誌刊行に先駆けて論文を掲載したりするなど、極めて先進的な言論の展開を行っている。
様々な視点を身につける。それがおそらくは「物を考える力」をつける1つの重要な手段である。『表現者』は間違いなく、その力を提供してくれる1つの雑誌だろう。
今の社会は何かがおかしいと思っている人は、是非手に取って読んで欲しい。
(新刊JP編集部)
