Q1、どうして人は勉強しないといけないのでしょうか。
古市さん「極論を言ってしまうと、勉強しなくていいんですよ(笑)。ただ言いたいのは、勉強しないと自分自身がいずれ困ってしまうので、ある程度、今から自己投資をしたほうが5年後、10年後の時間の質が上がりますよということなんです。
5年後、10年後に仕事がなくて給料も少ない状態の人生をおくっていたいか、それともある程度仕事があって金銭的にも余裕があり、家族もちゃんと養っている生活をおくっていたいかということを考えたとき、もちろん後者の方がいいですよね。だから、人生の質をあげたかったから勉強すべきではないかと思います」
Q2、勉強をしないといけないなと思っているのですが、勉強をするための具体的な目標が思い浮かびません。どのように目標設定をすべきなのでしょうか。
古市さん「目標設定の仕方・方法が分からないのではなく、もともと目標がないからそう思ってしまうのではないでしょうか。
目標は本人が考えないと設定できないことですし、学校の勉強でも教えてくれることではありません。学校の勉強は問いを与えられて答える、というその繰り返ししかやらないけれど、大人になると、問い自体を自分で考えないといけませんよね。だからまずは自分で問いを作るというトレーニングをしないといけません」
Q3、毎日勉強しようと思って仕事を早めに終わらせるように努力しているのですが、結局遅くなってしまい、勉強をする時間がなくなってしまうことが多くあります。こういうことが起こる原因はやはり私の時間の使い方が悪いからなのでしょうか。
古市さん「まず、仕事に関しては自分でコントロールできない部分があるので、それは仕方ないと思いましょう。ただ、仕事じゃない時間、家に帰って1時間でも2時間でも自由時間があるなら、その部分は自分でコントロールできるので、まずはコントロールできない部分とできる部分を分けて考えて、コントロールできる部分をどう勉強に振り分けるかを考えると良いのではないでしょうか。サラリーマンに関しては、仕事の時間から勉強時間を捻出しようとしても無理だと思います」
Q4 古市さんにとって、「無駄な時間」とはどのような時間のことを指すのでしょうか。
古市さん「例えば通勤時間でボーッとしている時間のような、何もしない時間ですね。その時間で考えていたりすればいいのですが、、携帯ゲームをやったりしていると勿体無いと思います。
毎日の中に、通勤時間のように、ある意味強制的に使わないといけない時間というものがありますが、その時間を有効に使わないのは勿体無いなと思いますよね。その時間は人生で避けられないロスなので、そこをロスのままにしておくのは勿体無いと思います」
Q5、現代の「勉強をしたいけど出来ていないビジネスパーソン」に、最も欠けているものはなんでしょうか。
古市さん「勉強したいけど出来ていないって、本当は勉強したくないんじゃないですか(笑)? まあ、でも最も欠けていると思うものは、やっぱりハングリー精神ではないでしょうか。
こういう景気になってしまっているけど、それでも僕らは恵まれているんですよ。だから、これは本でも書いたかも知れないけど、給料もボーナスも落ちていて辛いけれど、ごはんには困らないし、別にシャワーを浴びることができないわけでもない。恵まれているから、何かアクションを起こそうということをしないんです。のし上がりたいとか、給料をよくしたいとか、そういうハングリー精神が無いのではないでしょうか」
Q6、古市さんが本書のような時間術を使うようになったのは、どのようなことがきっかけだったのでしょうか。
古市さん「この本にも書いているんですが、こんな時間の使い方をしていたら自分の将来がヤバイなと感じたからです。
現実を直視するというのは、最初はもちろん怖いことなんですよ。でも、覚悟を持ってみてみる。直視すると対処法も考えられるし、行動も起こせますよね。例えば、料理をしていて魚が焦げているとする。でも魚が焦げて怖いっていって直視しないままでいると、そのまま火事になっちゃったりしますよね。でも、直視すると火を消そうとか対処法を考えられるようになります。今の人たちはそういう風に直視できない人が多いように思います」
Q7、効率的に勉強(インプット)するために、古市さんが行っている工夫はどのようなものがありますか?
古市さん「1分でも多く自己投資に時間を使っています。この本にも書きましたが、“効率”って聞くと1のインプットで3を出すみたいなイメージがあると思いますけど、実際それは不可能だと思います。1のインプットで最大のアウトプットは1なんですよ。だから、その1のインプット量を増やしていくしかないんですよね。効率っていうと1を入れて3を出す、みたいに言われるけど、そんなの質量保存の法則からいってもありえないと思いますよ(笑)」
Q8、勉強する時間帯は「朝」が最もいいと言われますが、何故なのでしょうか。また古市さんはどの時間帯に集中して勉強されますか?
古市さん「朝は時間のコントロールが出来ますからね。夜は仕事が遅くなったからとか、飲んできたからとかで言いわけができちゃうんですけど、朝は言いわけができないですよね。あとは単純に朝のほうが、頭が冴えているからだと思います。
僕自身は“集中している時間”という概念は持っていません。仕事や家族といる時間以外の空いている時間は全て勉強時間だからです。空いている時間は全部です。だから“ここからここまで勉強するぞ!”って決める必要ないのに、なんでだろうと思いますね」
Q9、古市さんがこれまで行ってきた時間術の中で最も効果的だと思ったものを教えてください。
古市さん「やっぱり通勤とかの移動時間にする“ながら勉強法”が一番効率的だと思いますね。歩きながら勉強するのであれば、勉強のための時間をあける必要がありませんし。そうなると、やっぱり耳で勉強するしかないですね。ビジネス教材でも英語の勉強でも構わないですが、音声コンテンツを聴いて勉強する。あと、“ながら勉強法”は繰り返し学習ができるんですよ。普通、本を3回読むのはつらいですけど、“ながら勉強法”なら何回でも聞けますね」
Q10、勉強することに疲れてしまったとき、モチベーションをあげる方法を教えてください。
古市さん「疲れているときって2種類あって、1つは肉体的に疲れているとき、もう1つが精神的に疲れているとき、この2パターンがあります。で、肉体的に疲れている場合はそれはしょうがないですよね。ゆっくり身体を休ませて下さい。
ただ、精神的に疲れている場合はしばらく勉強するのをやめたら?って言うんですよ。無理に勉強しても、勉強イコール嫌なことになってしまうので、2、3日勉強しないで、また気が向いたらやればいいんじゃないですか、と。
あくまでも僕はいかに長期的に勉強していくかというところに重点をおいているので、短期的に2、3日勉強しなかったからといって別に問題ないと思いますし、短期的にむりやり勉強して後半勉強しなくなるよりマシだと思うので、そこまでガチガチ考えない方がいいと思いますね」
Q11、本書をどのような人に読んで欲しいと思っていますか?
古市さん「普段から忙しい、忙しいと連呼されている方に読んで欲しいと思います(笑)」
Q12、では最後に読者の皆さまにメッセージをお願いします!
古市さん「普段から忙しい、忙しいと連呼されている方。全然忙しくないので(笑)是非一度読んでみてください!」