終身雇用が崩壊した日本で自分の人材価値を守る唯一の方法
『なぜ、学ぶ習慣のある人は強いのか? 未来を広げるライフシフト実践術』(徳岡晃一郎、佐々木弘明、土屋裕介著、日本経済新聞出版刊)は、何歳になっても自分の人材価値を高く保つための本だ。
「年齢」「人材価値」。
これだけでピンとくる人は、そもそも危機感を持っている人だろう。終身雇用制は風前の灯で、定年は後ろに後ろへと逃げていく。年金だけで暮らしていけるとも限らない。その一方で、働くとしても年を重ねた自分に必要とされる場所があるかどうかはまったくの未知だ。
だから、社会人こそ学び、学び続けなければならない。
それが自分の価値を加齢によって目減りさせないための、おそらく唯一の方法だからである。