だれかに話したくなる本の話

教科書は社会に出てからも役に立つ!中学の教科書で身につく教養

『人生に必要な教養は中学校教科書ですべて身につく』(池上彰、佐藤優著、中央公論新社刊)

「学校の勉強が将来役に立つの?」
「何のために学ぶの?」

こんな疑問を学生時代に抱いた経験はないだろうか。

ジャーナリストとしてニュースをわかりやすく解説してくれる池上彰氏は「私の知識の多くは中学校までの教科書によって得たもの」と述べている。中学校の教科書をマスターすれば、社会を生き抜くための教養を身につけるといえるかもしれない。

人生に必要な教養は中学校教科書ですべて身につく-12社54冊、読み比べ

人生に必要な教養は中学校教科書ですべて身につく-12社54冊、読み比べ

いまどきの中学校教科書はすごい。「なぜ、勉強しなくちゃいけないの?」と心が折れかけた子どもたちにも楽しく学べる工夫に満ちているから、長いこと勉強と無縁だった大人が学びなおすのにも最適のツールといっていい。地理、歴史、公民、理科、国語、数学、英語、そして道徳まで。激動の世界を爆走し続ける池上彰、佐藤優の両巨匠が12社54冊を読み解いた。中学校教科書で足元を固めよう。ポストコロナ世界、AI社会を生き抜くためには、付け焼刃の知識じゃ太刀打ちできない。基礎力を鍛え直せば社会の深層が見えてくる。