だれかに話したくなる本の話

経営危機から世界的企業へMARVELが成し遂げた大逆転とは?

『MARVEL 倒産から逆転No.1となった映画会社の知られざる秘密』(チャーリー・ウェッツェル、ステファニー・ウェッツェル著、上杉隼人訳、すばる舎刊)

街を歩いていると、胸に「MARVEL」とロゴの入ったTシャツを着ている人を見かけることがある。「スパイダーマン」や「キャプテン・アメリカ」「アイアンマン」など、世界的人気を誇るマーベル・コミック(以下、マーベル)のロゴ入りTシャツである。

このマーベル、今でこそ世界的に知られているが、その誕生から今に至るまでの道のりは波乱万丈である。隆盛をきわめたコンテンツの衰退や、倒産危機からの巻き返し、創造性と収益性のジレンマ・・・。その苦闘の歴史は、今の企業やビジネスパーソンにとって役立つ示唆に富んでいる。

MARVEL 倒産から逆転No.1となった映画会社の知られざる秘密

MARVEL 倒産から逆転No.1となった映画会社の知られざる秘密

『スパイダーマン』『アイアンマン』『アベンジャーズ』…「アメコミの雄」が不況で破産、社運を賭けた復活劇で興行収入2兆3000億円を稼ぎ出すまでの全軌跡。