だれかに話したくなる本の話

令和の成功起業家が明かす「成功する人」と「成功しない人」の違い

圧倒的な成績を残し続けるスポーツ選手にビジネスで大きな成功を収めた起業家、世界を変えるような発明をした発明家に、何百万人ものファンを持つアーティスト。

世の中には「その他大勢」から突き抜けた存在感を放つ人物がいる。誰も考えないことを考え、誰もが不可能だと思ったことをあっさりとやりとげ、周りの声などおかまいなしに自分の道を突き進んで成功してしまった人々である。

■「人の縁」が運を呼び込む

彼らを「特別な人たち」と考えるのは簡単だが、彼らも同じ人間だ。彼らは何を考え、どんなふうに自分の道を歩んでいるのか。連続起業家として世界を舞台に活躍する安藤功一郎さんの、『覚悟がすべてを変える 運とお金の正体』(安藤功一郎著、青志社刊)には、実業界で突出した存在である安藤さんの思考と行動様式がつづられている。

成功した人の「運」には必ず「ツキ」と「人の縁」が関係している。なかでも、この「人の縁」こそが「運」を呼ぶ正体なのかもしれない、と僕は思う。(P60より)

どんな分野であれ、突出した成功には実力に加え少しばかりの運が必要だ。この運をどう考えるかが、「運をつかむ人」と「運に逃げられる人」を分ける。つまり、運は「呼び込めるもの」と考える人が運をつかむのである。

ただ、やみくもに人脈を広げれば運がやってくるというわけではない。良縁を呼び込むのは本人の努力と根気、勉強である。運を呼び込むためには「自分がどんな人間になるか」がまず大事、ということだろう。

■成功する人としない人の違いはごくわずか

そして努力を積み重ねることを可能にするのは、「強い思い」であり、「強い思い」とは先々にどんな困難があっても乗り越えていくという「覚悟」だと安藤さんは指摘する。

覚悟を決めれば、ハードな状況に立ち向かうのが「あたりまえ」になり、うまくいってもいかなくても燃え続けることができる。自分の覚悟を試したかったら、今の夢や目標について家族や友人に堂々と話してみることだ。言えないならば、まだ覚悟が定まっていないのかもしれない。

言ってしまえば、やるしかなくなる。「これだけはやる」という覚悟を決めたものがあるのならば、誰に何を話そうが自分の行動や計画は変わらない。自分にプレッシャーをかける意味でも、「有言実行」は正しいやり方なのだ。

強い思いと覚悟に基づいた行動が、人との縁を引き寄せ、人との縁が運を呼ぶ。こうして「実力」と「運」という、成功に必要な二つの歯車が嚙み合う。では、その「強い思い」と「覚悟」をいかに養うか。本書で明かされている安藤さんの半生と経験談に触れることで、自分なりの方法が見つかるはずだ。

夢を実現することも、何かで成功を収めることも、決して特別なことではない。成功する人としない人。両者の違いはごくごくわずか。そんなことも本書は教えてくれる。

成功したバッターとそうでないバッターは、10打席あたりのヒット数で0.5~1本の差しかない。並みの選手と比べて、10打席で0.5本多く打つだけで、名球会入りする3割打者になれるわけだ。(P188より)

(了)

覚悟がすべてを変える 運とお金の正体

覚悟がすべてを変える 運とお金の正体

1秒も1分も人生をムダに生きるな

起業に必要なことは、すべてこの本に書いた
あなたの成功を僕は信じている

100万人登録者数突破!YouTubeの超人気番組「令和の虎」の人気ビリオネア(億万長者)の著者が明かす「運」と「お金」をつかむ近道!

自分は何になりたいのか、何が足りないか。強い思いは絶対に人生を変えられる!

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