だれかに話したくなる本の話

知識ゼロで仮想通貨を始めたらどうなる? 200万円がまさかの……

何かと世間を騒がせている「仮想通貨」は、さながらゴールドラッシュの様相を呈している。2017年10月には時価総額が20兆円を超え、前年の13倍という急成長ぶりは新たな投資対象として注目の的だ。
しかし、「興味あるけれど、どんなものかよくわからない」「現物がない仮想通貨の投資って大丈夫なの?」と思っている人も少なくないはず。

『ビットコイン投資やってみました!』(たまきちひろ著、大塚雄介監修、ダイヤモンド社刊)は、そんな仮想通貨初心者にうってつけのコミックエッセイだ。

本書では、投資知識ゼロから仮想通貨投資を始めた著者が体当たりで学んだ仮想通貨取引の概要を紹介している。
仮想通貨の種類や取引の仕組み、投資の心得、仮想通貨投資を狙った詐欺に騙されないための注意点など、初歩的な知識が著者の体験を通して学べるだろう。

ちなみに著者は投資ビギナーにありがちな「狼狽売り」「飛びつき買い」「ポンジスキーム」などの失敗を体験しながらも200万円の資産をおよそ1年(2017年11月時点)で9倍にしている。

夢のある話だが、あくまで投資は自己責任。また、本書はあくまで入門書レベルなので、本気で仮想通貨投資を考えるならもう少し詳しく学ぶ必要はあるだろう。しかし、興味があるなら一読してみてもいいかもしれない。

文:大村佑介

『ビットコイン投資やってみました!』
著者:たまきちひろ
監修:大塚雄介
出版社:ダイヤモンド社

ビットコイン投資やってみました!

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新刊JP 500文字書評

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新刊JP編集部の「500文字書評」チーム。

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