だれかに話したくなる本の話

インスタ映え確実!金太郎飴みたいなパンを焼く

提供: 新刊JP編集部

イラストパンというものをご存知でしょうか。
インスタグラム等で見たことがある方もいるかもしれません。

画像は筆者の過去作品ですが、イラストパンとは文字通りパンの生地を組み合わせて焼くことによって、切った時にイラストが金太郎飴のようにでてくるものです。

これが実に難しい。

生地を組んで絵を作るという点ではアイスボックスクッキーに近いのですが、クッキーと大きく違うのは、パンは発酵するということ。
発酵し膨らんだことによって絵が思わぬ形に歪んでしまう事もあり、なかなか厄介なのです。

では、「難しいんだぞ」とあらかじめ言い訳を並べ立てたところで、作っていきます。
今回作るのはお花の模様です。

こんなイメージ。

こちらのお花は、『イラストパンレシピブック』(Ran著、扶桑社刊)を参考にしています。
書籍内の写真を勝手に載せると怒られそうなので、似た絵を描きました。
材料を少し変えてしまったので、詳しいレシピを知りたい方は書籍を参考にしてください。

まずは材料を計って

こねる作業は面倒なのでホームベーカリーにお任せ。

お花・お花の中心(黄色)・お花の中心(黒)・お花のまわりの4色になるので、スケッパーを使って生地を分割。
それぞれに色を付けていきます。

生肉みたいですね。。。

「着色料が体に悪いんじゃないか?」と、思ったそこのあなた、大丈夫です。
赤は紅麹(本ではビーツパウダーを使用)、黄色はニンジンパウダー(本ではかぼちゃパウダーを使用)、黒はブラックココアを使用しています。

着色したものを丸めて綴じ目を下にし、ボウルに入れたらオーブンに入れて一次発酵をさせます。
比較的新しいオーブンレンジには発酵機能が付いているものが多いのですが、パンを焼く方以外は存在自体知らない方もいるのではないでしょうか。

発酵が終ったら生地のガス抜きをします。
ガス抜きはどうするかというと……

ムギュッ

滅茶苦茶気持ちいい……!

上から数回、優しく押す感じです。パンチをしている訳ではありません。
(※本ではペタペタとたたくようにと書かれています。やりやすい方法、習ったやり方など、ご自身にあった方法で作業をしてください)

ガスを抜いたら組み立てに使うサイズに切り分けて丸めておきます。

あれこれやってお花の形になるように組み立てたら、バターを塗った型の中へ。

オーブンで2次発酵をして、ぷっくりと膨らんだらいよいよ焼きます。

焼いている間は暇なので、猫をなでると良いでしょう。
なんて顔してるの、君は。

焼きあがりました!
早く切りたい気持ちを抑えつつ、立てた状態でしばらく冷まします。

十分冷めてから切ってみると……

可愛い宇宙人の完成です!!

やー…良かった。
イメージイラストの通り!

……えっ?………はい?
お花?

……お花って…………なんです……?

今回はちょっと成型が甘かったようですね。

補助線を入れればそれっぽく見えないでしょうか。

だめですか。そうですか。

……解散!

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この記事のライター

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ハチマル

本業はデザイナーだが、成り行きで記事を書くことに。
好きなジャンルは時代小説・手芸本。

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