だれかに話したくなる本の話

無計画一人旅行のススメ(ではない)

提供: 新刊JP編集部

こんにちは、金井です。

旅行はたいてい一人で行きます。国内も海外も。

誰かと行った旅行となると、直近では家族で尾瀬に行きましたが、それも数年前のことです。

1年に2、3回くらい出かけるのですが 、目的を1つか2つだけ決めてそれ以外は基本的に事前計画無しばかり。
そうなると、何をするかはその場で決める、もしくはその直前に決める(泊まる場所も)という行き当たりばったりな旅行が多くなります。

そして、過ごす時間のほとんどが暇つぶしのような感じになるので、経験しなくてもいいことを経験してしまうことがしばしばあります。

最初に一人で無計画にどこかに出かけたのは、19歳の冬です。
「寝台列車(ブルートレイン)に乗りたい」と思い、さっそく京都行きの切符を買って電車に乗り込み、早朝に京都に到着したはいいものの、その先を考えていなかった私。
お店もやっていなければ人もまったくおらず、冬の早朝の身を突き刺す寒さに凍えながらただ京都を歩き回るという何をしているんだかよくわからない思い出がよみがえります。ちなみに同じことを22歳の冬にもしています。成長がありません。もし誰かが一緒に行ってたら私を恨んだはずです。

20歳の夏、当時読んでいた大槻ケンヂさんの『行きそで行かないところに行こう』(新潮社刊)というエッセイに影響を受けて「色々行ってやろうじゃないか」という気持ちになっていた私は、下調べもせず青春18きっぷを握りしめて東海道本線に乗り込み、大阪経由で北陸をまわり、新潟・長岡から関東に戻るというルートで旅行をしました。
このとき、特に面白いエピソードは起きなかったのですが、途中、上越にある親戚の家に泊めてもらったところ、後に実家に**「異様な格好をしているやつが来たぞ」**と連絡があったそうです。確かにめちゃくちゃ薄汚れた服を着ていたが…。

28歳のクリスマス(正確には23日、24日)は大々的にアンケートを行い、一人で甲府の温泉旅館に宿泊しました。
事前に**「男が一人で温泉旅館に泊まろうとすると自殺と疑われて泊めてくれないらしい」「部屋はお化けが出るらしい」「(そうのような行動をするのが)キモい」**など妙な噂も流れましたが、無事泊めていただき、一人客にも関わらず表看板に「金井様」と名前を出してくれて、一人で食事をしている姿に女将さんが不憫に思ったのか「写真撮ってあげようか!?」など、篤いおもてなしをいただきました。こうした善意があるから私は人を信じることができるのです。

こういう旅行の仕方はあまりおすすめできませんが、特にやることも決めず、日常とは違う場所の空気をただ吸いに行くのは、それだけで気分転換になるものです。観光スポットに行くのもいいのですが、地元商店街で買い食いをするとか、そういうのだけでも乙です。

そこに住む人々の生活と同じ目線で旅行をするのが、これからやりたいことです。

広島からは以上です。

今日の体重(6月8日計測)
身長:171.5cm
体重:69.1kg
BMI:23.5

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金井元貴

1984年生。「新刊JP」の編集長です。カープが勝つと喜びます。
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audiobook:「鼠わらし物語」(共作)

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