だれかに話したくなる本の話

一体感を生む勝利のパフォーマンスを職場にも取り入れよう!

提供: 新刊JP編集部

金井です。

ワールドカップロシア大会が始まりましたナ。
白熱の好ゲーム、前評判の低いチームが繰り広げる思わぬ接戦に、手に汗が握るものです。モロッコをやぶったイランは、ゲーム後に監督が胴上げされておりました。初戦の勝利で胴上げとなると、優勝したら一体何が起こるのだらうか。その意味でイランには期待しております。

どのチームも一試合勝つごとに喜びを全力で表現するようなパフォーマンスをするといいと思うのです。

アイスランドにはヴァイキング・クラップという選手スタッフサポーター一体となって独特のリズムで手拍子する圧巻のパフォーマンスがあります。
手拍子が鳴り響くそのたびに、「ウォン!」という音がするのですが、あれは人が言っているのか、人が腕を動かすときに風を切る音なのか。私にはどちらかはっきり分かっておりません。

と思って動画などをあさっておりましたら、どうやら、日本のクラブチームであるガンバ大阪も勝利の儀式として「ヴァイキング・クラップ」をしているようなんですナ。なるほど、あの音の正体を知りたければ、ガンバ大阪の試合を観に行けばいいのか。

アイスランドはワールドカップ初戦のアルゼンチン戦のあとにもヴァイキング・クラップをやったようでありまして、あれだけ攻めに攻められタにも関わらず、体格の良い屈強な男たちの守備は堅固で組織立っており、メッシもPKを外してしまうほどのプレッシャーを与えておりました(というかメッシって結構PK外しますナ?)。

結果、なんとアイスランドは1-1のドローに持ち込み、初出場の初戦にして勝ち点1を獲得。ちなみに1998年に日本代表が初めてワールドカップに出場した際の初戦がコレまたアルゼンチン代表でありましたが、1-0で日本は負けております。
その時のアルゼンチン代表のキャプテンはなんとディエゴ・シメオネですよ。現在のアトレティコ・マドリーの監督ですよ。彼の著作である**『信念 己に勝ち続けるという挑戦』**(江間慎一郎翻訳、カンゼン刊)は勝利に向かうチームを作るための素晴らしい組織論・自己啓発本なのでぜひ読んでみてください。

さて、話を戻しまして、一体感を生む勝利のパフォーマンスでございます。これ、どうにかして新刊JP編集部に取り入れることはできないですかね、皆さん。
いいと思うんですよ。勝利とは何かという定義は置いていて、嬉しいことがあったときにみんなでソーラン節を踊る。オクラホマ・ミキサーはどうだろう。カズダンスは鉄板ですね。あ、マツケンサンバなんかいい感じ。BGMは「マツケンサンバⅡ」を希望します。なぜなら私が「Ⅱ」しか知らないからであります。オレッ! 

記事がツイッターのトレンド入りしたらオレッ!
自宅作業しているライターもオレッ!
カフェで本を読んでいるデザイナーもオレッ!
まるでフラッシュモブのようにオレッ!
トイレの便器でふんばっていてもオレッ!
デスクの上に立ってオレッ!

BGMが流れ出し、足がもたつくように踊り、最後にオレッ!と言った、その瞬間に我々の心は一つになるのだ。

オレッ!

良いことが起きたときにみんな同じ動きをして共有するモチベーションアップ方法。ぜひ皆様のチームもご検討いただきたいと思います。

ちなみにこれまでのロシア大会の中で一番興奮した試合はメキシコ対ドイツであります。あのメキシコの泥臭い守備! 感動を覚えました。ラユンってあんな攻撃的な選手だったのか。

ではまた。

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金井元貴

1984年生。「新刊JP」の編集長です。カープが勝つと喜びます。
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audiobook:「鼠わらし物語」(共作)

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