だれかに話したくなる本の話

ユニクロのプリントTシャツは1年寝かせなさい。

提供: 新刊JP編集部

タイトルの「ユニクロのプリントTシャツは1年寝かせなさい」は、近年、僕が発した言葉の中で一番のスマッシュヒットとなったものです。
編集部の中で褒められ、僕は気分が良いです。

ユニクロは毎年、アニメや有名デザイナーさんとコラボしてプリントTシャツが発売されます。今年だと「週刊少年ジャンプ50周年」とコラボしていたりします。

ただ、「お!かっこいいねー!」ってそのTシャツを購入し、次の日意気揚々と会社に着て行くと、同僚から「それユニクロでしょ!ユニクロで売っているの見たよ!」なんて言われたり、思われていたりするのです。電車に乗っていたら目の前のおじさんとお揃いのTシャツ・・・なんてこともあるでしょう。

Tシャツを買わずとも、ヒートテックだったり、何かしらのユニクロアイテムを持っている人は多いはず。ということは、ユニクロに行ったときに売られているプリントTシャツも目にしているので、「あ!あの人のTシャツ、ユニクロだ!」となるわけです。

先日、金井編集長がプリントTシャツを着ていて、ユニクロで見たなーと思って「それユニクロでしょ?」って言ったら、やっぱりユニクロでした。

というように、ユニクロのプリントTシャツは、よく人とかぶるし、見たことあるなあ、となるわけです。

僕としては、ユニクロだと悟られたくない。人とかぶりたくない。かといって、Tシャツもズボンもトランクスも靴下もユニクロだし、ユニクロはもうやめられない。

そこで、すぐに着たい気持ちをグッと我慢して、1年プリントTシャツを寝かせるのです。

そうすると、翌年にはデザインが一新され、人とかぶる確率も低くなるわけです。実際、去年ユニクロで購入したTシャツを着ていたら、友人の奥さんに「そのTシャツいいね!どこの?」と聞かれ、「これ、ユニクロだよ」と答えたら、「えっ!?」と友人の奥さんはビックリしていました。

1年寝かせて翌年の夏に着れば、ユニクロとバレないかもしれないのです。そして、上記のような「いいTシャツだね!」的な会話が繰り広げられるのです。

というわけで、もう夏も終わりですが、「ユニクロのプリントTシャツは1年寝かせてから着てみる」なんて、どうでしょう。

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T・N

ライター。寡黙だが味わい深い文章を書く。SNSはやっていない。

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