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「地元」ならでは?亀有のお祭りでは〇〇〇の曲で盆踊りする

提供: 新刊JP編集部

突然ですが、あなたは盆踊りを踊れますか?
筆者は踊れません。新刊JPデザイナーのハチマルです。
 
盆踊りの時期になると地元の練習会で腕を磨いた「盆踊りのプロフェッショナル」といった風のおばさま方が、見事な踊りで祭りを盛り上げているのを目にします。
そのなかの一人にお話を伺ってみると、盆踊りは昔からの曲だけではなく、毎年新曲が追加されていることが分かりましたのでご紹介したいと思います。
また、踊りの振り付けは地域や団体によって差があるそうなので、あらかじめご了承ください。
 

■東京スカイツリー音頭

 

 
東京限定かもしれませんが、祭りで実際に踊られている曲です。
「スカイツリ~」の歌詞で頭の上に三角をつくり下におろすしぐさはスカイツリーをイメージしているのでしょうか。
盆踊りでよく見る、片手を敬礼のように額にもってくる動作がスカイツリーを仰ぎ見ているようにも見えて、スカイツリーらしさがよくでているように感じます。
 

■恋するフォーチューンクッキー

 

 
こちらは全国で踊られているようなので、見たことや踊ったことがある方もいるかもしれません。
「恋するフォーチューンクッキー」が発表される前、秋元康さんが「盆踊りみたいな曲を考えている」とインタビューで答えて話題になりましたが、本当になりましたね。
 

■ダンシングヒーロー

 

 
登美丘高校ダンス部が話題になったのは2017年ですが、1991年にはすでに岐阜で盆踊りとして踊られており、再ブレイクしたことで広まったようです。
曲の途中で「Fu~~~!」と腕を突き上げるなど、盆踊りらしいしぐさが少ないのが特徴。曲も音頭にアレンジしたものではなく、荻野目洋子さんの曲そのままです。
踊りを実際に見るまではうちわを扇子のように使うのではないかと予想していたのですが、道具を使わないシンプルな踊りでした。
 

■こちら葛飾区亀有公園前派出所

 

 
漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」で有名な亀有では、「こち亀」の曲に合わせて踊ります。
会場となっている、ゆうろーど商店街の入り口にはタンクトップを着た少年時代の両さん像もあり、まさにこち亀の街といった雰囲気。
「亀有音頭」など亀有ならではの曲が多いのも特徴です。
お祭りに関わる人たちの地元愛が伝わってきますね。
 

■東京五輪音頭-2020-

 

 
2020年に向けて覚えておきたい一曲。
両腕を使って「二〇二〇」を書く動きや、頭上に輪をつくるなど、オリンピック・パラリンピックをイメージした振りが続きます。
曲が途中で女性ボーカルから男性ボーカルに変わるのも新鮮。オリンピックはちょうど夏に開催されるので、昼にオリンピック競技を見て、夜は五輪音頭…なんていう事もできるかもしれません。
 
毎年新しい踊りが生まれる盆踊り。
踊れるようになっておくと、お祭りがもっと楽しくなるかもしれませんね。
 
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ハチマル

本業はデザイナーだが、成り行きで記事を書くことに。
好きなジャンルは時代小説・手芸本。

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