だれかに話したくなる本の話

JK×俳句×グルメ 異色のコミックが生まれた背景(前編)

『ごー・しち・ごはん!』(幻冬舎刊)

「五・七・五」のリズムで詠われる俳句は、古くから日本人の生活に根差したものとして受け継がれてきた。特に興味がある人でなくても、一句か二句は松尾芭蕉や正岡子規の俳句をそらんじることができるのではないか。

『ごー・しち・ごはん!』(幻冬舎刊)は日本人のDNAに刻み込まれた俳句の魅力と、日本人になじみ深い季節の食べ物の魅力を存分に味わえるコミック。仲良し女子高生3人組の日常と、松尾芭蕉の俳句、そして食べ盛りの3人がパクつく食べ物との組み合わせが新鮮だ。

今回は著者の佐倉海桜さんにインタビュー。この作品が生まれた背景と狙いについてお話をうかがった。

ごー・しち・ごはん!

ごー・しち・ごはん!

食べて、詠んで、また食べる。

方言×俳句×女子高生の和やか青春グラフィティ。