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フリーランス、自営業の方の生き残り術 今だからこそやるべき「お金対策」とは

コロナショックがいつ終息するか見えない中、特にフリーランスや個人事業主、自営業の人たちが危機に直面しています。休業や大幅な売上ダウン、そもそもの仕事がなくなってしまったケースも多く、不安な日々は続きます。

政府からの給付金などが待たれる中ですが、家計再生コンサルタントの横山光昭さんが2020年4月に出版した『ゼロからわかる! フリーランス、自営業のためのお金の超基本』(アスコム刊)に、いまやるべきことがシンプルにまとめられています。

■フリーランス、自営業の方の生き残り術 今だからこそやるべき「お金対策」とは

誰でも、お金の管理をしっかりしたほうがいいとは思っています。しかし、

「忙しくて、いちいち収入や支出をチェックしていられない」
「収入に波があるから、計画を立てるのが難しい」
「将来仕事がどうなるかわからないのに、先の生活のことまで考えられないし、考えたくもない」

など、フリーランスや自営業の人の中で、お金の管理を諦めてしまっている人が意外と多いと横山さんは指摘します。
その現実を突破するため、「これさえやればいい」というポイントをいくつかご紹介します。

1、カードを2枚用意する

フリーランス、自営業の人で陥りやすいのが、日々の生活費と仕事の経費をごちゃごちゃにし、結果いくらお金が残っているのか見えにくくなるというもの。

売上は高いのに、経費(家賃も含む)がかかりすぎていて経費貧乏になっているケースが多発しているそう。まず、デビットカードを2枚用意し、事業用と家計用と分けましょう。家計簿をつける必要がないので非常におすすめだそうです。

2、青色申告で節税する

意外と青色申告の魅力を知る人が少ないと横山さん。青色申告をするだけで数十万円の節税ができるケースは多くあります。また小規模企業共済、青色事業専従者給与を使うのが、最強の節税対策。節税はフリーランスの命ですし、他にも多くの節税ポイントがあります。

3、つみたてNISAをはじめる

将来、働けなくなったら……。その不安を解消できるのでは、つみたてNISAだけ。フリーランス、自営業の人こそ投資をすべきで、老後の資金は年金とつみたてNISAの2本立てでつくるのが王道と横山さんは述べます。

貯金だけでは老後は不安なのは当たり前。どう投資をすればいいのか、何に投資をすればいいのか、フリーランス、自営業のための投資術が紹介されています。

 ◇

現在のような厳しい状況には、給付金などの支援が必須ですが、これから先続く人生を楽しむためにも、お金の基本はおさえておきたいところ。
何万人もの家計を見てきたプロが、今必要なお金の知識をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

(新刊JP編集部)

ゼロからわかる! フリーランス、自営業のためのお金の超基本

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