だれかに話したくなる本の話

人間は立ち向かうことで強くなる。小説家に聞く自分の使命の見つけ方

『ブ・デ・チ』(幻冬舎刊)

コロナ禍の最中、『ブ・デ・チ』(幻冬舎刊)という小説がドロップされた。

ブス・デブ・チビの頭文字をとって「ブデチ」というあだ名をつけられた女子中学生・神山エリ。しかし、彼女は泣きまねをしたり、悲しむふりをしたりしているだけで、いじめっ子たちを慈愛の眼差しで見つめていた。

エリの存在は「生きる意味」を強く考えさせられる。
彼女は一体何を考えているのか? そして、彼女の正体とは? そして、この物語は何を伝えようとしているのか?
物語を執筆した鶴石悠紀さんへのメールインタビュー。ここでは「神山エリ」という存在を通して、物語の核心に迫っていく。

ブ・デ・チ

ブ・デ・チ

どんないじめにも屈せず、ただ者ではない雰囲気を漂わせる少女の胸には、ある使命があった。