年収1億円完全マニュアル どうやって大学中退の23歳が月収3182万円を稼ぐのか?

著者インタビュー

■ 口座に3万円しかないのに、全額を情報教材につぎ込んだ

― 関根さんは1990年生まれの23歳でいらっしゃいますが、その若さで月収3000万円以上を稼いだ経験をお持ちということで、まずは人となりからお聞きしたいのですが、よろしいでしょうか。お金を稼ぐということについて初めて意識したのはいつ頃でしたか?

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関根 : もう子どもの頃ですね。僕の家は貧乏でも裕福でもない家庭だったのですが、覚えているのが幼稚園の頃、ミニ四駆が流行して、友達は持っていたのに自分だけ買ってもらえなかった記憶があります。周囲は結構裕福な家庭の子が多かったから、そのときに「お金が欲しい」って漠然と思いました。


― 幼稚園の頃って早いですよね。

関根 : そうなんでしょうか。ただその後、「家の掃除をするから50円ちょうだい」みたいな細かいお手伝いはやっていましたけど、本格的に「儲ける・稼ぐ」ということを行動に移したのは、大学に入ってからです。

― 大学生になって実際に行動に移したのはどうしてですか?

関根 : 単純にお金がなくなったから、という話になるのですが(苦笑)もともと僕は東京理科大学に通っていて、朝から夜まで土曜日と祝日も授業があって、いわゆるリア充のようなキャンパスライフが全くおくれなくて、アルバイトもできない状態だったんです。そうなると仕送りだけでは生きていけなくなって、貯金を切り崩していったら、最終的に口座の中が3万円しかなくなったんです。そのとき、「これはまずい」と思いまして、お金を稼ぐ方法を調べたら、インターネットビジネスに出会ったということです。

― そこで本書にも書かれていましたが、3万円の教材を購入した。

関根 : そうですね。購入しました。

― でも、3万円ってそのときのほぼ全財産ですよね。それをつぎ込んでしまうというのは、かなり勇気のいる選択だったと思うのですが。

関根 : それは好奇心ですね。購入ページの作りが上手だったということもあるのですが、自分と似たような境遇の方が、月収300万円稼げたと書かれていて、これだったら自分もなんとかなるはずだと思いました。それと、心のどこかで「お金がなくてもなんとかなる」という気持ちもありましたね。

― 関根さんはどのようなインターネットビジネスから始めたのですか?

関根 : アフィリエイトビジネスから始めました。もちろん今でもあります。最近でも、「2ちゃんねる」の書き込みがまとめサイトへ転載禁止になったという話がありましたが、ネット上ではまとめサイトの管理人がアフィリエイトで稼いでいることに批判が集まっていました。
インターネットビジネスは基本的にビッグビジネスとスモールビジネスに分かれます。ビッグビジネスはヤフーですとかグーグル、フェイスブック、ツイッターのような皆さんも知っている企業のビジネスです。スモールビジネスには、アフィリエイトやせどり、転売、情報起業などが含まれます。その中でもアフィリエイトは、ネット上の広告代理店みたいなもので、自分で媒体をつくり、その媒体に広告を出すというモデルです。ただ、アフィリエイトの中にもいろいろな種類がありまして、私はオプトインアフィリエイトと情報商材のアフィリエイトをビジネスでやっているのですが、これらは「2ちゃんねる」のまとめサイトがやっている物販アフィリエイトとは報酬が圧倒的に違います。物販アフィリエイトでは、楽天やアマゾンなどの商品を紹介して買ってもらい、報酬をもらうのですが、その額が売上の3%や5%なので、あまりおいしくないというのが正直な感想ですね。

― では、オプトインアフィリエイトとはどんなビジネスなのでしょうか。

関根 : これは、自分の媒体やメールマガジンで、他の方のメールマガジンを紹介して、自分の媒体を通して登録する人がいたら、報酬が入るというシステムです。1人登録すると500円や1000円ほどの報酬になるので、非常に単価が高いですし、なおかつ何かを買ってもらうものでもないので、初心者でも入りやすいビジネスだと思います。このアフィリエイトについては本書でも説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。

― インターネットビジネスで儲けるために求められる資質は何だと思いますか?

関根 : ネットビジネスは参入障壁もないですし、資質や能力はあまり関係ないと思いますね。一つ言うなれば、素直さだと思います。僕はビジネス塾やコンサルタントもしているのですが、やはり素直にアドバイスを聞き入れて実践される方が成果を出します。守破離の「守」の部分を大事にする人は、成功しますよ。

■ すぐに消える人、儲け続けられる人の違い

― 関根さんは22歳のときに月収3182万円を稼ぎ出したそうですが、若いうちからそんなにお金を稼いでしまって、感情が高ぶったりしなかったのですか?

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関根 : 特になかったです。全て計算をしてやっていたので、この月に月収が3000万円を超えるということは分かっていましたから。


― 稼いだお金はどのように使っているのですか?

関根 : 私の場合、アフィリエイトが趣味のようになっているので、次のビジネスの先行投資に使っています。物欲もあまりないですから。高い時計も買ったことがないんですよ(笑)

― 儲かり始めると服装や食べ物など、生活が変わる人もいますよね。

関根 : 私の場合は、もともと読書が好きで、成功者の本をたくさん読んでいたということもあって、冷静にいられたのだと思います。ネットビジネスの世界でもすぐに散財してしまう人もいるんですが、実はそういう人から消えていくという話を聞いたことがあります。 また、自分が稼げたのは運か、それとも実力か把握できない人もすぐに消えてしまいます。ネットビジネスはまだ新しいので、ビギナーズラック的に稼げてしまうときもあるのですが、それを実力と勘違いしてしまう人もいますね。

― 関根さんの中で、「これは稼げる、これは稼げない」というビジネスをどう嗅ぎ分けているのですか?

関根 : これは私の中に原則がありまして、実業家の堀江貴文さんが「儲かるビジネス4原則」というのを広めているのを知っていますか? 「初期費用の少ないビジネス」「在庫リスクのないビジネス」「利益率の高いビジネス」「継続課金のできるビジネス」です。 私はこの原則に1つ、「需要のあるビジネス」という項目を加え、5原則に当てはまるかどうかで判断します。これは非常に参考になると思います。

― インターネットビジネスの存在を知らずに毎日汗水垂らして働いているサラリーマンの方をどう思いますか?

関根 : 汗水垂らして稼いでる奴はハッキリ言うと全員バカだと思います。額に汗をかくのではなく、脳みそに汗をかいた方が良い。「首から下で稼げるのは1日数ドルだが、 首から上を働かせれば無限の富を生み出せる」っていうエジソンの有名な言葉がありますがまさにその通りです。

― 本書では堀江さんに強く影響受けている様子がうかがえます。

関根 : とても参考になりますね。堀江さんクラスの経営者のアドバイスはとても貴重ですから。著書も全冊読んでいます。

― 最も影響を受けた本は何ですか?

関根 : 『君がオヤジになる前に』ですね。この本は、僕が最初読んだ堀江さんの本でもあります。大学1年生のときだったのですが、衝撃的でした。自分と考え方が近くて、思っていたことを堀江さんが言葉にしてくださっていて。それから堀江さんの本を読み続けていきました。

― 元は一人で始められたビジネスも、今は会社を設立してやっていらっしゃるんですよね。

関根 : はい。これはプロダクトローンチというビジネスを始めたいと思って、組織化しました。

― 「プロダクトローンチ」とはどんなビジネスなのですか?

関根 : 簡単に説明すると、インターネットを使って売上を最大化する、人間の心理学を使ったマーケティング手法です。
具体的には、アフィリエイターの方、先ほどのオプトインアフィリエイトをされている方のことですが、そういう方々にたくさん紹介いただいて、登録されたメールアドレスにメールマガジンや動画などを配信します。そして、塾やセミナー、コンサルサービスなど比較的高額な商品を売るというビジネスですね。私の会社は、このプロダクトローンチをメイン事業にしています。

― 高額のセミナーに通う方々ってどのような人たちが多いのですか?

関根 : そうですね…。勉強意欲が高い人が多いイメージがあります。年収が高いとか、そういった要素は少ないです。主婦の方もいらっしゃいますし。昔の自分のような人もきますよ(笑)貧乏で、でも野心があるというか。気になりますよね。

― 私の印象では、この2~3年間でいわゆる関根さんがおっしゃるようなインターネットビジネスをよく目にするようになったと思います。関根さんが初めてネットビジネスに参入してから変わった印象はありますか?

関根 : 参入者も顧客も爆発的に増えたと思います。やはり、与沢翼さんが登場して、テレビや書籍などであれだけメディアに出たことは非常にインパクトがありました。アフィリエイトのマーケットが一気に広がったように感じています。

―では『年収1億円完全マニュアル』をどのような方に読んで欲しいとお考えですか?

関根 : ビジネス初心者、ビジネスに挫折してしまった人ですね。副業でもいいですし、自分で起業したけど失敗してしまった人でも。ステップアップしたい方に読んで欲しいです。

― まだ23歳の関根さんですが、今後、どのような人間になっていきたいですか?

関根 : かつての自分のような人を変えられるような人間になりたいです。お金もないし、ビジネスもしたことない。どうやって生きていったらいいのか分からないという人ですね。自分もすごく苦しかったので、そういった人たちに勇気を与えられるような人間になれればいいなと思います。