著者: はづき 虹映
定価: 1,470円
出版社: ソフトバンククリエイティブ
ISBN: 4797367482
ISBN: 978-4797367485

著者インタビュー

 本書『癒しの数字』は、「誕生日占い」シリーズで知られるはづき虹映さんの「原点」ともいえる本に仕上がっている。
 「1」には「1」のメッセージが、「2」には「2」のメッセージがあると、はづきさんはつづる。では、それぞれの数字が私たちに伝えてくれるメッセージとは一体どのようなものか? はづきさんへのインタビューから、数字のもう1つの意味を探っていく。

■ 数字に隠された秘密のメッセージとは?

―本書は、数字のメッセージを書き記した、はづきさんの原点ともいえる本に仕上がっていると思いました。はづきさんと数字はもはや切っても切れない部分があると思いますが、もともと数字の持つメッセージ性に着目したのはなぜでしょうか?


「この『癒しの数字』の「あとがき」に少し書かせていただいたのですが、もともとはカバラ数秘術をある方に教えていただいたのがきっかけでしたね。その時は完全に占いというコンテンツとしてカバラを知ったのですが、勉強する過程のなかで数字に意味があるということを知ったのです。

もともと私は文系人間なので数学が苦手だったのですが、社会に出たら数字と付き合わないといけません。最初は流通業にいたのですが、客単価や商品回転率、ロス率など経営は全部数字で表されるので、数字にもっと強くなりたいという思いはありました。それからカバラを知って、数字に別の意味があったことに衝撃を受けました。誰も教えてくれなかった、と。

―章立ての部分など、はづきさんの本はこれまでも、0から9までの数字をすごく意識されていますよね。数字のメッセージを意識しはじめたことによって変わった部分はありますか?


数字のメッセージを読み取ろうとし始めたことは大きな変化です。例えば3人ここに集まっているとして、その3という数字にはどのような意味があるのか。デジタル時計を見たときの時間、自分が乗る電車が何時何分発か、すべて意味があるのです。

それは私なりのルールがあって、例えば私は8月19日生まれなのですが、電光掲示板に8時19分と出ていると今日は良い感じだと思います。自分の数字ですからね。他に「111」や「555」などのゾロ目をよく目にする時は、「このまま進んでいい」というメッセージですし、普段見なれない数字が目に付いたら、行動は慎重にした方がいいでしょう。また、新幹線など、電車の座席番号は、号数、車両番号、座席番号を全部足して、出てきた数字から何を伝えているのか考えます。

―全部数字を足す、というのは「キーナンバー」を算出するということですね。


そうですね。その数字を読み取ることによって今の状況を見つめることができます。

―では、私たちも毎日の生活の中で数字を見ることが重要だということですよね。


そうですね。自動車を運転しているときは前を走っている車のナンバーを見ると良いと思います。ずっと自分の車の前にいたり、よく目に付いたりする数字は、極めて重要なメッセージをあなたに送っているはずです。もちろん自分の車のナンバーも大切ですが。

―また、携帯電話の番号も数字ですし、部屋の号数も数字ですよね。


そうですね。だから番号も号数も意識して選ぶと良いと思います。私の会社のオフィスはマンションの803号室にあるのですが、これは、今やろうとしていることと合っていたからこの数字にしました。

―「803」だと、キーナンバーは「8+3=11」で「1+1=2」ですから「2」になりますね。


この場合は「2」ではなくて、「11」が強いです。「11」はメッセンジャーの数字で、メッセージを伝える使命があります。だから、このオフィスは「世にメッセージを広げていく」というのが仕事なのです。また「11」はスピリチュアルな数字なので、私の仕事である「本を書いてメッセージを伝える」という仕事と合っているのです。

しかも「8」と「3」で構成されているということが重要で、「8」は拡大するエネルギー、「3」は楽しむエネルギーを持っています。楽しく拡大させて、メッセージを伝えていくということがこのオフィスの持っている意味になるので、私たちがしようとしていることと完全に合致するのです。

■ 「4」「13」は“あまり使われたくない”数字?

―誕生日や出席番号など、実は自分たちは様々なところでナンバリングされていますよね。だからこそ、自分に与えられた数字の意味を知ることは大切だと思います。


そうですね。カバラ数秘術は古代ユダヤから伝わる秘術なのですが、現在でもユダヤ人たちは積極的に使っています。面白い例ですと、外資系企業のホテルのフロントは高層階にあることが多いですが、法則性を見てみるとちゃんとホテルが発展する数字を選んでいます。

―「1」から「9」の数字の中で避けたほうが良い数字はありますか?


避けたほうがいい数字はないですね。TPOに合わせて、この数字は使ったほうがいい、使わない方がいいというのはありますが。

―例えば、4階がないホテルって時たまありますよね。それは4という数字が死をイメージさせるからという理由によると思うのですが、必ずしもそうではないということなんですね。


これは本書の中でも触れていますが、「4」が不吉なわけではありません。ただ、「4」と死が結びついているということは説明できます。「4」は静めるエネルギーを持っていますから、生命活動が静まる、つまり「死」が連想されるわけですね。だから、「4」から「死」をイメージするのは間違いではないのですが、そもそも私自身は「死ぬこと」イコール「縁起が悪いこと」だと思うのが良くないと思うのです。生き物は皆、死ぬわけですから、死を遠ざけようとすることが問題ではないかと思います。

また、「4」の裏に隠された意味としては、現実を表します。カバラの中では「13」を特別な数字にしているのですが、この「13」はトランプでいうキングですよね。これは「1+3=4」と「4」グループに属する数字なので、「安定的に国を治める、統治する」という意味なのです。「13」に良いイメージを持っている人は少ないと思いますが、それは支配者の数字であるため、使って欲しくないから、そういったプロパガンダを行っているという側面があると思います。だから私たちは「4」や「13」を上手く使えばいいと思います。

―では、例えば起業したばかりの方が一番重要視すべき数字はなんだと思いますか?


それは「1」ですね。最初のエネルギーを決めるのは「1」という数字です。矢印を表していますから。起業するということは矢印を放つということですので、やはり「1」が一番大事な数字になると思います。

―そして、大事な数字は企業が成長していく上で変わっていくんですね。


変わっていきますね。開店日や登記の日に「1」を意識すると悪くないでしょう。バランスよく数字を使って欲しいですね。「9」には「9」の役割がありますし、「4」には「4」の役割がありますから。

―本書をどのような方に読んで欲しいですか?


是非、数字が嫌いな人に読んで欲しいと思います。だから『癒しの数字』というタイトルにしたのですが、数字には数の部分と文字の部分、2つの要素があります。その文字の部分を知ることで、数字嫌いの人にとって数字の概念が変わると思います。

また、毎日数字に囲まれている人にも読んでほしいですね。特にビジネスパーソンの皆さんでしょうか。普段は単なる数字だと思ってしまいがちですが、そうではないということです。

―では最後に、読者の皆様にメッセージをお願いします。


おかげさまで『誕生日占い』は累計80万部のシリーズとなりましたが、本書ではその誕生日占いの種明かしをしています。また、誕生日だけではなく、数字であればどの分野でも応用が可能です。携帯電話の番号や会議の人数、数という概念があれば応用できますから、数字のメッセージをちゃんと受け取って良い流れを作ってほしいですね。数字に癒されてほしいです。皆さんがまだ出会っていない、もう1つの数字の意味に出会っていただけたらと思います。

著者プロフィール

有限会社「いまじん」代表取締役。

兵庫県西宮市生まれ。関西学院大学・経済学部卒業。
大手百貨店勤務後、独立。広告代理店・企画会社を経営し、順調に業績を伸ばすが、1995年の阪神・淡路大震災をきっかけに「こころ」の世界に目覚め、主に、スピリチュアルな分野を中心に研鑽と実践を積み重ねる。

1999年頃より、講演や勉強会などを主催。「カバラ数秘術」を元に、独自の編集を加えた運命診断法、「誕生数秘学(誕生日占い)」を確立。1万人以上の個人診断カルテを作成し、著作が「コワいほど当たる」と話題に…。
のちに「(社)日本誕生数秘学協会」を設立し、すでに340名以上のプロカウンセラーが全国で活動中。

現在は経営コンサルタント業と並行して、主に「占い」「スピリチュアル」「自己啓発」などの分野を中心に、精力的に執筆活動に励んでいる。

2週間で一生が変わる魔法の言葉』『運命の波にのる魔法のクセ』(きこ書房)、『お金に愛される魔法のお財布』(永岡書店)『誕生日占い』(中経出版)など、数多くのベストセラーを生み出し、著作の累計は120万部を超えるベストセラー作家でもある。(2011年12月現在)

□ はづき虹映オフィシャルサイト→ http://hazuki-kouei.com/
□ はづき虹映オフィシャルブログ→http://ameblo.jp/hazuki-kouei/
□ 「あなたらしさ」発見!スピリチュアルポータルサイト→http://spi-navi.jp/


書籍情報

癒しの数字 誰も教えてくれなかった"もうひとつの数字"が伝えるスピリチュアルな真実

著者: はづき 虹映
定価: 1,470円
出版社: ソフトバンククリエイティブ
ISBN: 4797367482
ISBN: 978-4797367485