新刊くん

著者インタビュー

 「総額5億円のマンションをキャッシュで買う」、「時計の額だけで総額1億円以上」などなど、各メディアでその優雅な暮らしぶりが紹介され、「自由気儘に生きつつもわがままさがなく謙虚」という新しいタイプのセレブとして注目を集める柴村美恵子さん。
 その柴村さんが自身を成功に導いた最大の要因だと語るのが、師匠である実業家の斎藤一人さんから直々に授かったという「引き寄せの法則」です。
 実践することで自分の周りに人もお金も集まるという「引き寄せの法則」はまさに驚異の成功法則。この法則のエッセンスを凝縮、柴村さん自身が『読めば「引き寄せ」が始まる』と豪語するのが本書なのですが、今回は柴村さんご本人の口からも、幸せな億万長者になるための秘訣を語っていただきました。

― 今回は『斎藤一人 天が味方する「引き寄せの法則」』についてお話を伺えればと思います。まず、この本で取り上げられている「引き寄せの法則」についてなのですが、よく聞く言葉の割にあまり内容が知られていません。一体どのようなものなのでしょうか。

柴村:「あなたが考えていること、あなたが持っているものが全て」というのが「引き寄せの法則」の基本的な考え方です。あなたが楽しければ楽しいことが引き寄せられますし、辛いと思っていれば辛いことが引き寄せられてしまう、ということですね。

― では、楽しい人生を送ろうと思ったら、常に楽しいことを考えていればいい。

柴村:その通りです。だから私は、いつも上機嫌でいるように心掛けています。上機嫌でいれば、考えることは自然に楽しいものになっていきますから。
人によって、「上機嫌」「中機嫌」「不機嫌」とあって、「上機嫌」というのはいつも機嫌が良くてニコニコしている人。こういう人のところにいいことは引き寄せられていきます。
「中機嫌」は、いいことがあれば喜んで、嫌なことがあったら不機嫌になる人。これが一番多いですね。
「不機嫌」は、常に機嫌が悪いひとで、いつもブスッとした顔をしている。こういう人はさらに不機嫌になることを引き寄せてしまうんです。
どうせなら、いいことを引き寄せたいでしょうから、この本では常に「上機嫌」でいられるようになるための方法を実践的に書きました。

― 常に上機嫌でいるというのは、いざやってみるとかなり難しいですよね。腹の立つことや悲しいことはどうしても起こるわけですし。

柴村:難しいからこそやるんです。いいものを引き寄せるって簡単じゃないですよ。
いつも不機嫌な人って何も考えていないんですよ。自分の機嫌が良くなるようなことを考えていないから不機嫌になってしまう。いつも上機嫌でいようとおもったら、常に楽しいことを考えて、楽しいことを自分から探しまくる癖をつけないとダメで、そういうことをしている時の人間って幸せなんですよ。
いい大学に入るとか、いい会社に就職するとか、結婚するとか、いろんな幸せの尺度がありますけど、何であっても本人が楽しいと思えないと「幸せ」は感じられません。結局のところ学歴も肩書きも関係なくて、楽しい人が成功者なんですよ。
こういうことを話すと、「柴村さんは成功したから楽しいんでしょ?」って言われます。でも、そうではなく「楽しいから成功した」んです。
常に上機嫌でいるために、楽しいことをいつも考えているうちに、人もお金も引き寄せられてきたということだと思っています。

― 仮に嫌なことがあった時はどう考えるのでしょうか。

柴村:嫌なことがあったら、それは何かがまちがっている知らせです。だから、人のせいにはせず、起きた現象はすべて自分の責任と考えて、何がまちがっていたのかを考えます。
嫌な気持ちになることも、病気をすることも、人間関係がうまくいかないことも、みんな同じです。どこかでまちがえたからトラブルが起きる。
すべて自分の問題ですから、相手に直してもらおうと思ってもダメです。自分がその問題と向き合って、どんなメッセージを受け取るかが大事です。

― いいものを引き寄せられる人というのは、一目見てわかるものですか?

柴村:わかります。そういう人はいいエネルギー、いい波動を持っていて、見た目に表れます。波動ってその人が考えていることが全て出ますからね。
悲しい人からは悲しい波動が出ますし、怒っている人からは怒っている波動が出ます。人の雰囲気って顔つきだけで決まるわけじゃないんですよ。

― 総額5億円にものぼるマンションをキャッシュで購入されたという柴村さんですが、私たちが経済的に成功するためにどんなことが必要になりますか?

柴村:「人に親切にする」「楽しむ」。この二つです。これさえ守って生きていれば、愛と光は大きくなると神様と約束して、私たちは生まれてきます。
ただ、みんな好きなように生きてると自分では思っているけど、実はこの二つしかやっていないんですよ。たとえば商売にしても、人に喜んでもらえるような物を売ったり、人の役に立つようなことをすれば、買った人からありがとうと言ってもらえる。ありがとうと言われたらうれしいし、楽しくなってくるからもっとがんばる。そうするとまたありがとうが返ってくる。自分のことを振り返っても、この繰り返しが経済的な成功を作ってくれたと思っています。
どんな仕事でも「どうやったら楽しめるか?」「どうやったら相手によろこんでもらえるか?」を考えていれば、使命感が出るはずです。使命感を持てば向上心が出ますから、その使命のための勉強も楽しくなるはずです。
これさえわかっていれば、間違いは起こしません。人を蹴落としてのしあがることもないですし、人を喜ばせて稼いだお金ですから、気持ちよく使えるんです。

― また、本書に書かれている「天国言葉」も、上機嫌でいるために大切だとされています。これらの言葉を使うことでどんなことが起きるのでしょうか。

柴村:天国言葉というのは「ありがとう」「感謝しています」「ついてる」「うれしい」「楽しい」「幸せ」「許します」「愛しています」の8つの言葉です。
さっきもお話ししたように、その人の考えていることが引き寄せられますから、「ありがとう」と言っていれば「ありがとう」と感謝したくなるような現象が起こりますし「愛しています」と言えば、人を愛するっていうのがどういうことかがわかるようなことが起こります。それに、こういう言葉を使いながら不機嫌でいることってできないですよね。
反対に「ついてない」とか「許せない」というような地獄言葉を言うと、やはりそう言いたくなるようなことを引き寄せてしまいますから、言わないようにしないといけません。そこはもう努力するしかないんです。意識して地獄言葉を使わない、天国言葉を使う、笑顔とうなずきを心がけて、外見も磨くといったことをやってみて欲しいと思います。

― これから「上機嫌」の習慣をつけていこうという方々に向けてお話をしていただきたいのですが、柴村さんご自身、この習慣が定着するまでにある程度時間がかかりましたか?

柴村:かかりましたね。やはり固定観念がありましたから。
私の師匠の斎藤一人さんは、いつも楽しそうで上機嫌なんです。一人さんと知り合ったのは私が18歳の時だったのですが、「こんな人がいるんだ!」と心が解放される思いでした。それから時間が経ちましたが、一人さんといると今でも固定観念に縛られていた自分に気がつく瞬間がたくさんあります。

― 最後に読者の方々にメッセージをいただければと思います。

柴村:この本にも書いてありますが、「引き寄せの法則」とは、あなたが持っているもの、考えていること、求めているものが現実を引き寄せるというものです。
みんなどんなことを考えて、求めているかというと、「幸せ」です。じゃあ、「幸せ」って何か?
実は、「幸せ」って楽しいことの集結で、楽しいことを探して集めることは、幸せを集めることと同じことです。
自分はどうすればいいのか考えて、楽しいと思うことを探し集めてみる。そういうことってワクワクするでしょう?それがいいんです。
いつも楽しそうにワクワクしている人のところに楽しいことは引き寄せられます。
この本にはそうやって楽しみながら、経済的な成功を収めるためのポイントを全て書きましたので、ぜひ読んでみていただきたいです。