「おじぎをやめる」と驚くほど早く、ラクにあなたの商品が売れる!

マーケティング部門売上第1位獲得!楽天市場セールス

インタビュー

■「頭を下げない」ことが売上アップにつながる理由とは?

―― 今回は著書『頭を下げずに「時短」で商品を売る方法』のお話を中心にインタビューをしていきたいと思いますが、まずは本書を執筆したきっかけからお聞かせいただけますか?

五丈さん(以下敬称略):キッカケは営業マンたちが劇的に売り上げをあげる、本当の営業方法を知らないと感じたからです。
本書の冒頭で、人と話さなくても生きていけるという理由で和菓子職人の道を選んだという話は本当です。子どもの頃から人と話すことが嫌いで、なるべく人と話さない仕事を、ということで職人の道を選びました。でも、突然営業の世界に飛び込むことになり、その中で「おじぎをしない」という一見非常識な営業方法を自身で発見して「短期間で結果を出すこと」に成功しました。そしてこれは私だけではなく、多くの成績不振に悩む営業マンに試した結果、非常に再現性が高く、どの営業マンも3ヶ月以内に過去最高の結果を残せる、画期的なセールス方法だったのです。だからその事実を知らないがために、商品が売れずに苦しんでいるなんて、見過ごせない。ぜひたくさんの営業マンへお伝えしなくてはいけないと思ったのです。

――「頭を下げない」という販売方法をやり始めたきっかけは?

五丈:実はかつて、お客に翻弄されてしまい、たくさん頭を下げて営業をした経験があります。
私は株式会社ABC Cooking Studioという料理教室を展開する会社で数十万円~100万円以上の料理コースを売る営業マンでしたが、私が担当していた顧客層は、主に財布の紐が固い主婦たちでした。体験レッスンが無料で気軽に参加してくるのですが、そのぶん冷やかしも多く、まだ若かった私に対する信頼も全くありませでした。「値下げや特典」を詰め寄られるのも非常茶飯事で、かといって特典をつけたところで「買わない人」ばかりで。
自分の頭を下げて、丁寧に商品説明をしても・・・、何をどうやっても一向に契約は取れない。
営業で大事なのは最終的な「購入」ですから、自分を良く見せることではないと。「おじぎ」とは相手を優位にさせ、営業において商品の話を聞かせるまでに大変なタイムロスが起こっていた事実がわかったのです。そこで単純に「おじぎ」をやめてみたのです。

――なるほど。

五丈:毅然とした態度で、「おじぎ」をしないことで営業マンとお客は対等であることを示す。するとお客も話を聞く準備が早く整い、営業マンも「商品の話をする」という本題に入りやすくなります。ムダを省くことで、少ない労力で時間内に多くの営業をできるようになる。これが「おじぎをしない時短販売術」が売れる理由です。

―― ただ、日本は「礼」に厳しい文化を持っています。五丈さんはもともと剣道をされていたそうですが、剣道は「礼に始まり礼に終わる」ものです。そういった意味で「礼をしない」というのは大胆な発想ではないかと感じました。

五丈:剣道を含めた武道は、相手を殺めることが始まりなのですが、だからこそ現代においては相手に対する敬意が何より大切です。武道は礼に始まり、礼に終わるとよく言われますが、最も大事なのは「心から相手を敬うこと」です。
特に剣道は審判が勝負を判定しますので、潔く相手と堂々と戦う姿勢がないと一本にはなりません。
「うまく打てばいい」という姑息な試合姿勢ではいけないのです。ですから私が剣道から教わったのも、「本当の敬意とは心が重要だ」ということです。この考え方は、営業において自分に「本当のお客への誠意とは何か」を問いかけるキッカケとなりました。ただ単に「おじぎ」をすることが、「見せかけの誠意」になっていないか。本当に大事なのはお客が求めるセールスをすることが、「最高の敬意」に値するのではないかと。

――本書で提言されている「おじぎをしない時短販売術」には、五丈さんが剣道で培った「心」が根底に流れているように思います。

五丈:そうですね。誠意が伝われば、頭を下げなくてもお客は購入してくれます。
いえ、今はむしろその方が、うやうやしくなくストレートでお客も喜んでくれます。
お客が営業マンに求めるのも、形だけの誠意ではなく、「お客を心から思う気持ち」なのです。

―― 「頭を下げずに」という点で多くの営業マンは拒絶反応を起こすのではないかと思うのですね。「頭を下げなさい」と教えられてきたものを受け入れるのは相当難しいと思いますが、五丈さんはそういった人たちをどう変えていったのでしょうか。

五丈:とにかく一度やってもらっています。もちろん企業の営業マンでもです。まずは深々と頭を下げるおじぎを辞めてもらい、浅くします。でも皆さんやると、必ず納得するのです。「おじぎ」をしなくなった営業マンたちは、みな顔が明るくなり成績もおどろくほど伸びるようになります。
なぜなら「自分を押し殺して」営業することがなくなるため、ノンストレスで疲れないからです。顔に自信とエネルギーがみなぎっている「売れる営業マンの顔」に、みなさん変わるのです!
しかし最初は誰でも「おじぎ」をしないことに懐疑的です。だからこそ、本書でも語った「おじぎをしない理論」の理解が必要になります。しかしそれさえわかれば、誰でも「おじぎ」を今すぐ辞めたくなるのです。

目次

第1章
一生懸命頭を下げるほど、「契約」は遠ざかる
  • なぜこんなに、頭を下げているのにモノが売れないのか?
  • お客が好む「営業マン像」を演じているのに、クレームが止まらない!
  • 嫌われることばかりを恐れている「今までの営業常識」
  • お客は営業マンの「身だしなみ」など眼中にない
  • おじぎは自らを「不利な立場」とする負の儀式である
  • 信用づくりに時間をかけるほど、契約は逃げていく
  • 営業マンは「7割しゃべる」ほうが絶対いい
  • お客の言いなりになるのは「売りたい欲」が強いから
  • あなたの「営業のひずみ」をチェックできる、3つの質問
  • トップセラーは「売り上げ」ではなく「売りざま」にこだわる
第2章
お客の深層心理を知って、ひそかにイニシアチブを握れ!
  • 「あふれる情報」によって顧客心理は変化している
  • 契約が決まらないのは「キビシイお客の想定」が足りていないから
  • 販売はイニシアチブに始まりイニシアチブに終わる「セールス版ザ・『孫子』の兵法」
  • お客のコトバを鵜呑みにせず表情で本心を見抜く
  • どんなお客にも潜む「買わない理由」を、真逆アクションでひそかに打ち砕く
  • 真逆アクション①「テンションが高く、やたら反応の良いお客」ほど、断ることを決めている
  • 真逆アクション②「テンションが低く、目を合わせないお客」は、疑い深いので商品リサーチが入念
  • 真逆アクション③「断り文句で、お金がないと言うお客」は、あなたの商品にお金を払いたくないだけ
第3章
お客の言いなりにならない営業スタイルに変わる「魔法の7ヶ条」
  • 「先生になりきる」とお客を意のままにできる
  • 明日から本当にあなたが変わる「自分矯正プログラム・魔法の7ヶ条」
  • 1ヶ条 イニシアチブを握る一瞬の「眼ヂカラ挨拶」を鍛えよ!
  • 2ヶ条 売りたいスイッチがONになる「7人のお客別・商品理解ワーク」をせよ!
  • 3ヶ条 我欲が消える「営業ミッションの呪文」を3回唱えよ!
  • 4ヶ条 平常心になれる「カカト浮かし」でマインドセットせよ!
  • 5ヶ条 どうしても「おじぎ」をするなら、「10度」にとどめよ!
  • 6ヶ条 お客が求める、熱き「愛の販売精神」で話せ!
  • 7ヶ条 セールス時に「自分下げコトバ」は絶対に使うな!
第4章
1時間以内に契約を確定させる「6つの時短販売テクニック」
  • 「まずは信用づくりから」は今すぐやめる
  • 成約のカギは「お客の集中力」にかかっている
  • 時短販売テクニック① 「1分間商談予告CM」で集中力をMAXにする!
  • 3分で商品へ引きつける「即決のティーチング話法」
  • 時短販売テクニック② 逆算クイズを出題して、最速で商品へ引きつける!
  • 情報は「試食程度」にして、飢餓状態になってもらう
  • 時短販売テクニック③ お客が「損してきた過去」を鋭く突いて、「絶対欲しい!」状態にさせる!
  • 商品説明時はツールを見ずに、お客を「ガン見」して話す
  • 時短販売テクニック④ 「ガン見」でわかる「即決ポイント」で、成約を熱く固める!
  • お客の話を時短で切るコトバワザとは?
  • 時短販売テクニック⑤ 間髪入れない「例えば~」で、話のイニシアチブを瞬時に取り戻す!
  • 時短でストレートに契約へ向かう「ドラマティック商談シナリオ」
  • 時短販売テクニック⑥ 5人の先生の如く、ドラマティックに時短販売へ臨む!
第5章
今こそ、営業マンは「商人」へと原点回帰せよ
  • 昔の商店街では、お客に頭を下げていなかった
  • 営業マンには、「売ることも売らないこともできる」権利がある
  • 「おじぎ」をしなくなると「本当の誠意」が伝わる
  • 「自分のために仕事をする理由とは何ですか?」
  • お客に「易く」を与えることが「商いの原点」
  • 一度テクニックを忘れて真っサラになる
  • すべてを尽くしてダメでも、次にはもっと良いお客が現れる
  • 「良い人」をやめた瞬間、誰もがトップセールスマンに変貌する

プロフィール

五丈凛華(ごじょう・りんか)

高額販売ビジネスコンサルタント
高額商品開発プロダクション「GOJO」代表

「高額商品開発と時短セールスのプロフェッショナル」元和菓子職人。都内にある和菓子店で商品開発をしたお菓子が大ヒット。年間で30 万個を売り上げる行列が絶えない繁盛店にする。その収益により同年新規店舗を2店オープンさせることに成功、社長賞を受賞する。その後株式会社ABC Cooking Studio の営業部へ入社。 2500人中ダントツでビリの成績から、入社3ヶ月で店舗トップとなり、年間総合売り上げ全国第1位を獲得。4958人との商談経験をもち、10 万回に及ぶセールスから生み出された「時短販売術」は、多くの売り上げ不振に悩む営業マンたちを時短でトップセラーに変貌させてきた。現在は、高額販売ビジネスコンサルタントとして独立。顧客心理に精通し、マーケティングを駆使して開発される「高額商品」と「時短セールス」は書籍の著者、無名の起業家、数々の企業を一気に3倍の収益増に導くなど、高い販売率を誇っている。

書籍情報

アマゾンへのリンク:頭を下げずに「時短」で商品を売る方法
頭を下げずに「時短」で商品を売る方法
  1. 定価:1,300円(税抜)
  2. 著者:五丈凛華
  3. ISBN-10:4763134485
  4. ISBN-13:978-4763134486
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