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新刊JPトップ > 特集 > 『就活の学校 人事の本音、就活の誤解』

  • 書籍名:就活の学校 人事の本音、就活の誤解
  • 著者名:西尾 太
  • 出版社:メトロポリタンプレス
  • 定価:1,260円
  • ISBN-10:4904759168
  • ISBN-13:978-4904759165
  • 【目次】
  • 第1部 社会人になる前に知っておいてほしいこと
  • 第2部 就活【準備】編
  • 第3部 就活【面接】編
  • 第4部 就活【決定】編
  • 第5部 採用担当者が考えていること
■面接でのスーツは王道にしておいたほうがいい

あなたのスーツは何色ですか? 王道の紺!という人が多いと思いますが、個性的に茶色!という人もいるかも知れません。
面接官には様々な人がいます。もちろんスーツの色や形を意識しない人もいますが、会社によってはいろいろな考え方があります。スーツは、「格好いい」じゃなくて、ダメだと思われなければいいんです。良いと思われるのは難しいですから。
もちろん無理して高いものを買わなくても大丈夫。安いお店の良いものを購入したほうがいいでしょう。また、見るからに安っぽい素材だと分かってしまうこともあるそうなので注意が必要です。
もし、安いスーツを着ていたとしても、ベルトや時計、ボールペン、ハンカチなどの小物にこだわると、高く見せることができます。時計は革ベルトでなおかつ、色は黒か茶。これだけで高級感が出るそうです。メモする際のボールペンは、100円のものではなく、500円くらいの見た目が良いものを使ってみましょう。
これくらいなら、そんなにお金をかけずにできるでしょう?
(P72/Q「面接でグレーのスーツは使えますか?」を参照)

■履歴書に貼る写真で落ちてしまうことも!?

都内の某百貨店の写真館で写真を撮ると内定をもらえるという都市伝説があるそうです。真偽のほどは定かではありませんが、写真が大事なポイントであることは事実。
例えば、履歴書に自分の写真を貼る際に、まっすぐ切れずに曲がった写真を貼ってしまっていることはありませんか? さらに、枠からズレて写真が貼られていたりすることもあるそうです。でも、これは絶対にNG。そういう人は落ちると思っていただいてけっこうだそう。
自分で切るときにはまっすぐに切って、ちゃんと枠内に貼ることを心がけましょう。
(P81/Q「インスタント写真でも大丈夫ですか?」を参照)

■会社説明会で熱心にメモを取っている人は有利?

例えば数百人規模の説明では無理ですが、50人から60人程度の説明会であれば、学生たちはよく見られているそうです。もちろんその際に熱心に話を聞き、メモを取り、目が合う学生は好印象がもたれます。
そして、できるプレゼンターであればあるほど、会場内を万遍なく見ています。彼らがよく使うのが「奥斜斜法」という手法。まずは奥、次に手前、そして斜めと視線を散らしながらアイコンタクトをとって語りかけます。だから、一度は必ず目が合うはずです。
もし目が合ったときは、しっかりときらきらした目で見返すこと。さらに柔らかい表情でうなずいていれば、印象に強く残るはずです。もしその会社に入りたければ、自分から目を合わせにいった方がいいくらいです。
(P103/Q「会社説明会ではメモをとる?目が合ってそらしたら大変?」を参照)

■面接はアポイントの10分以上前に行くと迷惑!

「10分前行動」とはよくいったものです。
しかし、実際のところ、面接の10分以上前に来られると実は迷惑だったということを知っていますか? ちょうどいいのが5分前くらい。
もし早めに来てほしければ、予め「1時からの面接ですが、12時半に来てもらえますか?」といった具合に言われているはずです。こういう風に時間の指定を受けていなければ、決して早めには行かないようにしましょう。
もし、早く着きすぎてしまった場合は、最寄り駅や外で時間になるまで待ちながら、時間調整をしてください。
(P113/Q「面接のアポイントの10分以上前に行くべき?」を参照)

■「3年後には転職を考えます」って言ってもいい?

「3年後に転職を考えています」と言うのは個人的なキャリアプランです。もちろんそれを評価する人もいるかも知れません。だけど、多くの面接官はそんな風に思ってくれないでしょう。
そもそも「3年で辞めます」と入る前から宣言している人を、新卒で採用すると思いますか? もし3年で転職するのなら、最初から転職する会社に入れ、という話でしょう。
というのも、3年ではステップアップできないからです。新卒の学生がものになるのに早くて2年はかかります。そこから成果を出すまで最速で1年。3年では会社としては投資としてマイナスになります。
成果を出せるまで、あなたはお給料をもらいながら勉強させてもらっていると思いましょう。
(P155/Q「3年後には転職を考えています」を参照)


株式会社フル・オフ・タイム 代表取締役
人事コンストラクター。人事プロデューサークラブ/人事の学校主宰。
採用・配置・代謝の人材フロー、労務・勤労、各種人事制度の制度構築・運用の
現場において実践的な人事機能構築と運用を行うことで
各方面から高い評価を受けている。
また、キャリア形成支援、人事適再検査B-CAV Testの開発・販売 人事プロ
デューサークラブ/人事の学校を通じての企業間人事担当者
交流会など、人事全般に関して多様サービスを提供している。
1988年3月早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。
1988年4月いすゞ自動車株式会社入社、人事部門工場労務セクションで、勤労・
採用・厚生業務に従事。1990年 株式会社リクルート入社、企業の採用・教育に
関する営業業務に従事。1998年 カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
(CCC)入社、人事部門(最終役職:人事部長)。
2005年 株式会社クリーク・アンド・リバー社(C&R社)入社、人事・総務部長。
2008年 株式会社フル・オフ・タイム設立し代表取締役就任。
2009年 人事プロデューサークラブ/人事の学校を創設する。
2011年1月1日 フォー・ノーツ株式会社に社名変更。

  • 書籍名:就活の学校 人事の本音、就活の誤解
  • 著者名:西尾 太
  • 出版社:メトロポリタンプレス
  • 定価:1,260円
  • ISBN-10:4904759168
  • ISBN-13:978-4904759165