だれかに話したくなる本の話

挿入はいらない?機能が衰えてもできる夫婦生活の新しい形

『中高年のための性生活の知恵』(日本性科学会セクシュアリティ研究会著、アチーブメント出版刊)

「若い頃と比べて妻との夜の生活に自信がなくなってきた」
「性欲はあるのに体が反応しない」
「妻が応じてくれなくなった」

など、年齢を重ねるにつれて増えてくる性の悩みの原因には、単純に加齢によるものから、持病によるもの、そして持病の治療薬によるものまで様々ある。

『中高年のための性生活の知恵』(日本性科学会セクシュアリティ研究会著、アチーブメント出版刊)によると、年齢からくる心身の変化によって中高年層のカップルには「性生活」への欲求の不一致が起こりやすく、結果としてセックスレスになりやすいという。この状況を仕方ないと諦めている人もいれば、なんとかならないかと解決策を探している人もいるはずだ。

自分やパートナーの体の変化や心の変化を感じた時が、これまでの性生活を見直す時期かもしれない。若い頃と同じようにセックスを楽しむのは難しいかもしれないが、自分や相手の状態にあったセックスを見つけることは可能だ。

では、中高年になってから性的に充実した生活を送るためにどんなことが必要なのだろうか。

中高年のための性生活の知恵

中高年のための性生活の知恵

「性」は「心が生まれる」と書きます。
人生を愛情ある性で満たせば、心が満たされる――
そうも思えてきます。
寂しさと無縁の中高年期にするために、ぜひ本書をお役立てください。