クラウド大全

『クラウド大全』書籍情報

書名:
クラウド大全―サービス詳細から基盤技術まで
編集:
日経BP社出版局
価格:
¥2,520(税込)
出版社:
日経BP社
発行日:
2009年4月23日
ISBN(13桁):
9784822283889
ISBN(10桁):
4822283887

『クラウド大全』目次

  • 第1部 クラウド入門
  • 第1章 今、何が起きているのか
  • 第2章 クラウド登場の背景と将来展望
  • 第3章 連携強まるモバイルとクラウド
  • 第2部 サービスの詳細
  • 第4章 Amazon EC2
  • 第5章 Google App Engine
  • 第6章 Force.com
  • 第7章 Windows Azure
  • 第3部 クラウドを支える技術
  • 第8章 3階層で見るクラウドの分散処理技術
  • 第9章 大規模分散処理基盤の開発
  • 第10章 Hadoopの導入と検証
  • 索引

『恐慌第2幕』書籍紹介

あなたはGmailを使っているだろうか。
 そして、それはどういう場面で使っているだろうか。

個人で? 会社で? 学校で?

おそらくはまだまだ個人使用が多いだろうが、中には会社がGmailのメールサーバーを利用しているとか、学校のメールサーバーはGmailとなったという人もいるはずだ。
 近年、こうした「サーバーの集約」という現象が多く見受けられる。これまでの、自分たちのサーバーからMicrosoft Outlookを使用してメールを受け取るといったことは少なくなり、会社や学校もGmailやYahooなどのWebブラウザを使ってメールのやりとりをするというふうに移行しつつある。

この、パソコンで動くアプリケーションを使う代わりに、グーグルがインターネット上に公開するサーバー上でアプリケーションを使ってメールをする。このような新しいコンピュータの使い方を、「クラウドコンピューティング」という。

本書はこの「クラウドコンピューティング」について、さまざまな方向から解説する一冊だ。

クラウドについての基礎的な知識からAmazon EC2やGoogle App Engineなどのサービス詳細、クラウドを支える技術の解説など、この1冊でクラウドの実体を把握することができよう。

「はじめに」において、本書の編集チームは「重要なのは、個々の要素が集まって、大きな潮流になっていること」であると語る。

専門的な用語が多く、専門書のようなイメージを受けるかも知れないが、「自分とは関係ない」と思っていたら大間違いだ。きっと、その大きな潮流は関係ないと思っている自分のもとにも影響を及ぼす。
 だからこそ、今、ウェブ上で何が起きているのかを、この『クラウド大全』を見ながら、じっくりと見据えて欲しい。

(新刊JP編集部)

執筆者

第1章 中田敦(日経BP社 日経コンピュータ編集)
第2章 小林雅一(株式会社KDDI総研 リサーチフェロー)
第3章 石田愛(日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 副主任研究員)、浦本直彦(日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 Security and Web プラットフォーム 研究マネージャ)
第4章 中田敦、高橋秀和(日経BP社 ITpro編集)
第5章 松尾貴史(サイオステクノロジー株式会社 エンジニア、株式会社キャンディット 代表取締役社長)
第6章 岩上由高(株式会社ノークリサーチ シニアアナリスト)
第7章 酒井達明(株式会社日立システムアンドサービス 研究開発センタ)
第8章 西方公一(株式会社野村総合研究所 基盤技術部 上級テクニカルエンジニア)
第9章 森正弥(楽天株式会社 楽天技術研究所所長)
第10章 太田一樹(株式会社プリファードインフラストラクチャー 最高技術責任者)