中村 司「社長の教科書(うらぼん)」

『社長の教科書(うらぼん)』書籍情報

書名:
社長の教科書(うらぼん)
著者:
中村 司
価格:
1,470円
出版社:
インフォトップ出版
出版日:
2008年4月25日
ISBN:
978-4-87257-929-1

『社長の教科書(うらぼん)』目次

第1章 あなたの会社が儲からない理由
・あなたの会社は存在しない!?
・インターネットの幻想

第2章 失敗者の告白
・インターネットブラックボックス
・マーケティングの嘘

第3章 ライバルに差を着けるサイトをゼロから立ち上げる
・準備
・リサーチしよう
・結果の出るホームページを作る
・売上を爆発的に伸ばすマーケティング戦術とは?

第4章 成功事例
・成功事例1 ネットからオーダースーツを受注するスプレーモの事例
・成功事例2 蓼科温泉ホテル新湯の売上を加速させた事例 ・成功事例3 ネットから月3件の受注・アサヒリフォームの事例
・成功事例4 売れない商品「なげるーん」が大爆発した事例
・成功事例5 ネットで加盟店を獲得・株式会社前田屋の事例
・成功事例6 ネットで30億のプロジェクトを成功させたファンド集客指導事例

著者本人による書籍紹介

「「地域密着」というキーワードはインターネットの普及によって、死語になりつつある。」

著者は本書第1章の終わりでそう指摘する。
ビジネスにおける「地域密着」の神話は既に言い訳と化しており、いかなる業界の会社であっても、インターネットの波には打ち勝つことが出来なくなってきている―という恐るべきビジネス界の現状が、この本では浮き彫りになっている。
1990年代の終わり頃、米国の政治学者であるロバート・パットナムは、その著書『孤独なボウリング』(柏書房/柴内康文訳)で「コンピューター・コミュニケーションは、対面コミュニケーションの代替物となるのではなく、補完物となるだろう(Putnam 2006: 216)」と指摘しているが、本書で書かれているビジネス界のそれは、コンピューターと対面が逆転してしまっているかのようにも思える。

以上のようにさまざまな議論があるが、ともあれ、「地域密着」神話の崩壊とネット社会の到来という現状があることは確かだ。
本書では、そんな現状の中で会社がどう生き残っていけば良いのか、そしてその中で「社長」はどうあるべきなのか、「社長」として何をすれば良いのかを指南する、文字通り「社長の教科書」である。
インターネットはネットワークが結ばれた端末―例えばパソコンであるとか携帯電話であるとか、そういったものを通してでないと覗くことはできない。しかし、ネット社会は静かに現実の社会に深く根を張りつつある。
見えないところから侵食されてしまわぬうちに、具体的な対策を立てて、その波に乗る。そのためのアイデアを考え、意思決定を下すのは紛れもなく「社長」である。本書にはコンサルティング畑で活躍している一線級のマーケッターである著者による具体的な戦略が書かれているので、こうした本を初めて手に取る方でも読みこなすことが出来るだろう。

中村 司プロフィール

中村 司

中村 司

(株)ウィニングエッジ 代表取締役

1973年生まれ。2000年独立、2004年飲食店やガソリンスタンドなどのクライアント企業に対して成果報酬型の集客代行会社を設立。

上場企業を含む22社のクライアントに対し、年間5万人以上の集客結果を出す。2006年3月ネットビジネスに参入。ネットビジネスに参入後、僅か10ヶ月目にして月額1000万以上を安定して稼ぎ出すシステムを構築。また有名著者など、各業界の実力者達のプロデュースを多数手がける。

扱う商品に垣根はなく、松茸から海産物、さらには金融商品(新興国投資ファンド)の集客では6ヶ月間で30億円の集客結果を出し、名実共に日本のTOPマーケッターとして名を連ねる。

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