― 『チャンスの神様と出会う方法』についてお話を伺えればと思います。まずは、この本を書かれた動機について教えていただけますか。
村川:この書籍を書いた動機は、自分のアウトプットの為でもあります。
今まで沢山の失敗と多くの経験を重ね、様々なセミナーや本、また人から聞いて学んだことを自ら実践していく中で上手くいく「法則のようなもの」があるのではないかと思い、これを皆様へ伝えたいと思いました。
― 会社経営をする人に向けて書かれているように読めましたが、内容は夢や目標を追う全ての人に参考になるものでした。そもそもチャンスというのは、通り過ぎてしまってから「あれがチャンスだったのになあ・・」と気づくことが多いものです。自分にとってのチャンスにいち早く気づくためにどんなことが必要になりますか?
村川:夢や目的、ゴールをしっかり明確に持たなければ、チャンスに気付くスピードが遅くなる。いち早くチャンスに気付くとするなら、明確な目的やゴールをしっかり持つことだと思う。
― 本書を読むと村川さんは、チャンスに気づき、きちんとものにできるだけの取り組みをしてきたことがうかがえますが、「チャンスを逃した」というエピソードはありますか?
村川:沢山あります。この「チャンスを逃がした」ということに気付くことが大事。
そうすればまた形を変えてチャンスがやってきます。
― 「未来のために時間を割く」というのはすごく勉強になるお話です。今、村川さんが未来のためにされていることはどんなことですか?
村川:特定の分野に捉われず、様々な市場のちょっとした未来のマーケティングであったり、時代の変化の知識を頭に入れておく、ということをしています。
― 「正しく悩む」の項目も印象的ですが、「間違った悩み方」とはどのような悩み方ですか?
村川:一言でいえば「答えを見つけようとしない悩み方」です。悩むことを目的にして悩むような悩み方は間違っていると思いますね。
― チャンスを逃している人ほど「自分にはチャンスが巡ってこない」と思いこんでいるものです。こういった人にアドバイスをするとしたらどんなことを言いたいですか。
村川:先程も述べましたが、まずはチャンスに気付く感性を磨くことが大事。そのためにはまず、夢や目的をつくることが第一歩です。
夢や目的のない人はチャンスに気付きにくい。まずは夢や目的を持つことで、チャンスと出会うことに近づける。出会うきっかけの「きっかけ」になります。
― 村川さんが考え方や行動に影響をうけた人や本がありましたら教えていただければと思います。
村川:一つ挙げるなら、本のあとがきをかいていただいた西田文郎氏の『NO.1理論』だと思います。
― 最後になりますが、読者の方々にメッセージをいただければと思います。
村川:実は、チャンスの神様はあなた自身です。自分がチャンスの神様になる為に、是非この本の中で紹介する30の方法を身に付けていただければと思います。