ゴールドマン・サックスで稼いだ。マッキンゼーでパートナーになった。一流で働いた。ウォール街の強欲にも慣れているはずだった。だが、どうしても満たされないのだ。今のままでは―。
いったい僕たちには何が足りないのか。もし今の状況下で、解決策を探すとすれば、それは社会との関わり方を変えることにあるのかもしれない。
3月末に刊行された『「20円」で世界をつなぐ仕事』は、派手な本ではないが、発売後1カ月で5刷り2万部の売れ行き。著者はNPO法人TABLE FOR TWO International事務局長の小暮真久さんだ。
オーストラリアの大学で人工心臓の研究者として過ごし、マッキンゼーで経営コンサルタントとなった小暮さんは、間違いなく若手エリートのひとりである。そんな彼が今、新たに社会起業家への道を歩み始めている。
つづきは
GQ JAPAN.7月号をご覧下さい。
「20円」で世界をつなぐ仕事
小暮 真久著/
日本能率協会マネジメントセンター
貧困の終焉
ジェフリー・サックス著 鈴木主税ほか訳/早川書房
デザインのデザイン
原 研哉著/岩波書店
アルケミスト
パウロ・コエーリョ著
山川紘矢ほか訳/角川文庫