『本名、加藤まい〜私がAV女優になった理由〜』
著者:原紗央莉
出版社:集英社
定価(税込み):1000円
ISBN-10:4087805409
ISBN-13:978-4087805406
2009年1月、アイドルからAV女優へと転身し、10万本を売り上げ奇跡のAV女優となった原紗央莉の半生とは?!
AV女優になった理由、家族や生い立ち、セックスの話など、人気ナンバーワンAV女優が実名を告白し本音で語る「ハダカの履歴書」。
☆プレゼントのお知らせ☆
今回登場していただいた原紗央莉さんのご厚意により、直筆サイン入りの『本名、加藤まい〜私がAV女優になった理由〜』を読者1名様にプレゼントします。応募先、方法、〆切はインタビューの最後に掲載しているので、最後までお読みください。
■原紗央莉さん
1988年1月1日生まれ。広島県出身。
2004年4月 七海まいとして芸能活動を開始。
2009年1月 原紗央莉となりAV女優へ。
処女作『芸能人 原紗央莉 奇跡のAVデビュー』はランキングサイトで連続1位を樹立。
脅威の10万本を売り上げ、奇跡のAV女優となる。
2009年8月、篠山紀信が時代を代表する最も美しい女性を撮り下ろした写真展「KISHIN:BiJIN(キシン:ビジン)」に登場。音楽PVやドラマなど活動の場を広げている。
1、本名を公表しようと思った理由
2、アイドルからAV女優へ
3、恋愛観の変化
4、取材後記
本名を公表しようと思った理由

出版前から話題となった本書を執筆した理由とは?
―衝撃的なタイトルが発売前から話題になっていましたが、なぜ本名を公表しようと思ったのですか?
まだ21年しか生きていないですが、今回の本を出版することが決まり、そこを振りかえらなければいけなくなって、考えたんです。AV女優「原紗央莉」としては、まだ1年しか活動していない。半生のほとんどは本名の私の出来事なんで、AV女優になった理由、家族のこと、昔のことを話すには本名を公表して書いた方が、私らしいと思い、タイトルに本名を入れることにしました。
―かなり過激な内容ですが、公表することに迷いはなかったのですか?
そうですね。AV女優になることを決めたことが私の中での最大の分岐点でした。そこでの決断が大きなことだったので、本名を公表することや過去を話すことにはそこまで抵抗はなかったです。他人の前でセックスをしている姿を披露すること自体が私の中での究極なので(笑)。まあ全く抵抗がないと言ったらウソになります。
―同じAV女優の友達からの反応はどんなだったんですか?
先輩のAV女優の方が、前よりもやさしくなりましたね(笑)。その方からの風当たりがすごく強い時期がありまして。この世界にも上下関係があるんです。それで以前は、「私は先輩よ」っていう感じの態度の時があったんですけど、私が本名を明かすことを知って下さった後にはやさしくなりました。「おまえ、覚悟決めてやんのか」って先輩の心の中の声が、私には聞こえました気がしますね(笑)。
他にも「絶対読むよ!」と言ってくれる人がいたり、ちょっと周りがやさしくなったように感じています。
―AVの世界の上下関係ってどんな感じなんですか?
基本は仕事を続けている年数だと思います。出演本数もあるかな。私の中ではAV女優を4、5年やってるという人は先輩なので、その人が同じ年でも年下の人でも、タメ語は使えないですね。芸能の世界では、同年代の子だと仲良くなれば、タメ語でも話せるんですけど。
―「原紗央莉」という芸名に由来はあるんですか?
特にないです。なんか日本っぽい名前がいいなって気軽に考えました。「紗央莉」が最初に決まって、「紗央莉」をベースにあう苗字を探しました。それで「原」は原監督もいるし悪いイメージないよね、という感じで候補に上がりました。字画数を調べたら、意外によかったので、「原紗央莉」に決まりました。
アイドルからAV女優へ
―デビュー作の販売本数が10万部を超えたそうですが、爆発的な人気のきっかけは堀江貴文さんがブログで原さんを取り上げたことだと言われていますね。
私も予想がつかない事態でした。うちのメーカー(ソフト・オン・デマンド)が堀江さんにお金を渡してブログに書いて、と頼んだのかな?と思っていたくらいです(笑)。でも全くそんな事実はなくて、ただ単に堀江さんがブログで取り上げてくれただけだったんです。あっどうもすみませんって感じでした(笑)。
―面識はあるんですか?
当時はなかったです。ブログで採り上げて下さったことがきっかけで、雑誌で対談とかラジオ番組やトークイベントで御一緒させて頂くようになりました。
―人気を保つために努力していることはありますか?
特にないですね。もう本当になんでこんなことになっているのかよくわからなくて(笑)。
しいて言えば、当たり前なんだけど、ちゃんと自分の仕事に責任を持つことですね。常識のある普通の大人の行動をちゃんと続けていくことかなと思います。
例えば今私は黒髪でロングですけど、事務所の許可なくショートにしたりできないし、明日行きたくないから行かない、なんてできないし。そういう我儘を言わないことです。
―AVデビューをしてから、恋愛に関する感覚は変わりましたか?
変わったと思います。セックスって普通なら愛し合っている男女がするものじゃないですか。AV女優はそれを職業としてする人なので。AV現場に行ったらもうセックスってほんとに「作業」みたいなんです(笑)。「気持ちいいですか?」ってインタビューでよく聞かれるんですけど。女の子って特に気持ちが大事で、心から気持ちよくなるんですよね。セックスが下手でも好きな人とするセックスと、男優さんのプロフェッショナルなテクニックを持ち合わせたセックスとの気持ち良さは、違うかな。セックスと恋愛感情は別なんだって思うようになりました。
―恋愛感情がなくてもセックスできるということですか?
はい。私はAVのセックスとプライベートのセックスは違うものだと思っているから。本当に私の考え方は男みたいだと思うけど、「いやAVは仕事だから」って言いたいですね(笑)。
―ということは同じ仕事としてセックスをする男優さんが恋愛対象になることもあるんですか?
体先行ならありかな(笑)。やっぱり体の相性って大事じゃないですか。男優さんで気持ちいい人がいたら、とは思っているんですけど。実際仕事の時は完全に仕事に集中しているから、それはないですね。でもあってもおかしくはないと思います。
―全くの他人とセックスするということは一般の女性には抵抗があると思うんですけど。
人間というのは慣れてくる生き物なんです(笑)。最初の頃は確かに、ヌードの仕事をするだけで、大人が私を憐れんで見てるんじゃないか、お金のためにしてるんだと思われるんじゃないかって気にしていました。自分自身がヌードの仕事や、AVにすごい偏見持っていたので。女の武器を出す、という「女が」って感じがすごく嫌だったんです。でも脱ぐことは結構簡単でした。私の中では重大決断だったけど、慣れていくんです。別に心からセックスが好きでとか、ヌード見てほしいという思いではなく、「仕事だから」と思えるんですよね。なんか悲しい言い方なんですけど、そういう風に思えるから出来てる、という部分はありますね。
―恋人が他の人とセックスをしてもそれを浮気とは思わないですか?
思わないです。自分がこういう仕事をしているから言えることだと思いますけど(笑)。昔は「風俗とか、奥さんの妊娠中に浮気するとかありえない!」って思っていたけど、今はなんかわかる気がします。だから私の仕事のこともわかってほしい(笑)。
―原さんにとってどこからが浮気ですか?
うーん、難しいですね。でも体ではないなってことがわかりました。気持ちが私にあれば、いいかなって思います。でもまあバレないようにやってほしいですね。特に子供ができたら。子どもにバレないように、私に悟られないようにしてくれたら、全然外でセックスしてくださって構わない(笑)。最後に戻ってくればいいな。
―売れてくると撮影の内容や条件を指定できるんですか?
本当に売れっ子さんならできると思います。あの男優指名とか、こういうのは嫌、とか結構言っている売れっ子さんもいるって聞きますね。でも私はほとんど言わないです。結構Mなんで、なんでも受け入れられるというか(笑)。あんまり汚いのとか、虫や動物とか出てくると無理ですけど。一般的なAVの内容なら、大丈夫です。作品を撮る度に面接があって、事前にちゃんと監督さんと話しているので、無理やりやらされているわけではないですし。それに、「できる?」って聞かれたら、できる気がしてしまうんですよね。それですごい悲しい思いをしたこともありますけど(笑)。
―AVにも脚本ってあるんですか?
あります。AVでもドラマ物があって、それは細かく設定が決まっています。例えばナースだとすると…一人二役をやったことあるんですけど、仕事ができるバリバリのナース原先生とみんなのアイドルナース紗央莉ちゃんみたいな感じで。その二人が患者さんに迫られる、とか実は患者とできていて夜な夜な病院のベッドでセックスしてしまうとか、ストーリーが決まっているんです。ちゃんと脚本にはここでフェラをして、こういう行為があって最後は顔射、みたいな設定が詳細に書いてあります(笑)。でも始まっちゃうと体と体のぶつかりあいなのでアドリブも多いですね。男優さんもプロだし、自分も気持良かったら動いちゃうし。セックスはわりと自由にできます。
―相性の良かった男優さんっているんですか?
男優さんって体に自信がある人や、性器が大きい人、持ちがいい人なんですよ。だからだいたい皆さん気持ちいいです(笑)。それにしても男優さんってすごいと思います。売れっ子男優さんは一日に何現場もこなすらしくて、「今男優さんが前の現場で遅れてて押してるんで待って下さい」ということがあるんです。え?そんなに出すわけ?って感じですね(笑)。
恋愛観の変化

「気になる人は?」という質問に、「普段からキュンキュンはするようにしています」と原さん。
―過去には結婚を考えた男性がいたそうですね。今は結婚願望はありますか?
今願望は全くないです。当分は仕事を頑張りたいです。また結婚を考えると、私生活と仕事と、どちらも中途半端になりそうで嫌なんです。結婚するんだったら引退してからかな。本名も公開しているし、AV女優だという事実をと隠さずに今後も生きていく予定なので、そういうことを理解してくれる男性がいたら、いつか結婚したいです。
―気になる人はいるんですか?
特定の人はいませんが、キュンキュンはするようにしています(笑)。最近だと、秋葉原で駅員さんに道を聞いた時に、「あっちです」ってさっと答えてくれて「めっちゃかっこいい」って思いました(笑)。仕事に徹している男の人に惚れやすいみたいで、そういう時に感じるキュンキュンを大切にしています(笑)。
「AV女優になる!」って決めた時は、本気で一人で生きていこうと思っていたので、男性を避けていた時期があったんです。でも結局一人で生きていくのは無理でした。家族が認めてくれたし、友達も理解してくれて楽になったので、意識が変わったかな。最近は普通に男女隔たりなく遊んでいます。
―家族や友人の理解を得ていますよね。もし結婚して、娘が生まれたとして、その子がAV女優になりたいと言ったら認めますか?
やりたいのならやればいいと思う。私の親が自分の夢を子供に託して芸能活動をして欲しい、というミーハーな母親だったので、逆に私は子供に、強制させることはしたくない。子供の将来って親が左右する部分があるじゃないですか。私も物心ついた時はダンスをやらされたり、歌をやらされてたりしていたので。例えば石川遼くんだって親がゴルフをやらせてなかったら絶対あんなに天才になってないし、安藤美姫さんとかも同じだと思います。親が決めて、その子の人生がそんな風に開花すればいいけど、うまくいかない場合もたぶん多くて、私もその一人だと思うんです。だから私は自分の子供には自分で考えて生きて欲しいですね。AV女優になりたいんだったら「どうぞ」って言うと思います。でも…意外に子どもができたらデレデレに愛しちゃって干渉しちゃうかも(笑)。わかりませんね。
―AV女優になって失ったもの、得たものはありますか?
失ったものは、「仕事」かな。普通に考えてAV女優はゴールデンタイムに地上波に出演することは難しいし、NHKはたぶん出られない。大きい企業の広告の仕事もできない。AV女優になったことで、昔よりは私のことを知ってくれる人が増えたけど、AV女優じゃない方ができる仕事は多いです。
あとは彼氏を失ったかな。普段出会う男の人は別にいいけど、もし自分が本当に愛する人ができた時に、その人が「AV女優をしていた子なんて無理」という考えだったら、悲しい思いをするかもしれないですよね。
得たものは、昔より私を知ってくれる人が増えたこと。仕事の意味ではアイドル時代よりはるかに充実した毎日を送れていること。出会いが増えたことですね。
―最終的な目標は何ですか?
AV女優をしていたことを隠さずに、芸能活動で生きていけたらいいなと思います。お芝居のお仕事をやれる人になれたらいいなと思っています
―今、連続ドラマ『嬢王』に出演されていますよね。
はい。すごく楽しいです。共演者の子が堀越高校時代の同級生なんです。彼女は普通に女優さんなんですけど。私は脱ぎのお仕事がベースですが、そういう風に共演できたりするとうれしいですね。
―AV女優になって後悔したことは一度もないですか?
後悔先に立たずなんで、ないです。AV女優になると決めた時は、今後失うものはいっぱいあるだろうと思ったんですけど、それでも現状から脱出したかった。フリーター時代のクソみたいな人生よりはまし、と思ったからこの世界に入ったんです。
―今後もAV女優としての活動をするのでしょうか?
はい。AV女優として私を知って下さる人が多いから、そこを邪険にはしたくないですね。セックスシンボルだと認識されるくらいプロフェッショナルな活躍をしていきたいです。同時に芸能活動も頑張りたい。全く別の世界だから、ちゃんと両立して続けていきたいと思っています。
―次々と新しい人が出てくる、出入りの激しい世界にいて不安はありますか?
すごくあります。最初の頃、「奇跡のAVデビュー」と言われていて、おこがましいと感じていました。AV業界にデビューする女の子はたぶんアイドルより多いと思います。AVって4カ月くらい経つと新人って言えなくなるんですよ。私は今年いっぱいは新人って言ってるつもりだったんですけど(笑)。あっという間にデビューして一年経っちゃいました。
流行語大賞とかも一年の終わり頃流行った言葉が選ばれることが多いじゃないですか。みんな年の始めのことって忘れちゃうでしょ? 私は1月デビューだったから忘れられてしまうのが怖くて(笑)。「原紗央莉?いたっけそんな人?」って言われることを凄く恐れていました。でも、怯えてても仕方ないし。私にできることを全力でする、それだけです。
―他の人の作品を見るなど、研究はするんですか?
しないですね。最初の頃から研究ってしたことないんですよ。最初はセックスがそこまで好きじゃなかったんで、人の作品を見てもきっと真似できないなと思って。1人でオナニーする時は見ますけどね(笑)。巨乳のお姉さんが凌辱されている姿を見るのが好きなんです。そんな感じなので研究はしないですけど、AV女優のブログを見て、このAV女優は今どんな活動しているのか、どういう気持ちでいるのかなとかブログで動向を探っています。ファンみたいな感じです。全部が全部、本音じゃないでしょうけど参考にはなります。
―誰のブログですか?
最初は同じメーカー(ソフト・オン・デマンド)で夏目ナナさんとかをチェックしていました。それからあいださくらちゃんと板垣あずさちゃんとかも。さらに蒼井そらさん、引退された及川奈央さん、あとは今『嬢王』で共演している麻美ゆまちゃんとか吉沢明歩さんですね。たくさん見ています(笑)。長い間活動を続けていて、第一線で活躍している人、芸能活動もしている人が特に気になっています。他にもAV女優のブログランキングで調べたり、雑誌のグラビアで隣のページに載っていた子のブログを見たり、AV女優を見つけてはブログをチェックしています(笑)。
―最後に読者の方にメッセージをお願いします。
この本を生きていく糧にして、「こんな人もいるんだからオレはまだ大丈夫」と思って頂きたいですね。携帯小説と違ってドラマチックな展開は何もありません。私の21年の泥くさいちっぽけは半生が描かれているだけですが、読んでもらえたら嬉しいです。
文章を書くのは初めてなので、本当に大変でした!と完成したての著書を手に取り、うれしそうな様子だった原さん。本名を公表してから、ファンの人に「まいちゃん」と呼びかけられることがあり、知り合いが増えた感じがするそうです。まっすぐに目を見て、丁寧にインタビューに答えて下さり、書籍から感じたイメージ同様の意思の強い女性なんだなと思いました。仕事に全力で取り組む姿勢、見習いたいです。
(取材・記事/川口絵里子)
■『本名、加藤まい〜私がAV女優になった理由〜』直筆サイン本プレゼント
今回、新刊JPニュースに登場して下さった原紗央莉さんの直筆サイン入り『本名、加藤まい〜私がAV女優になった理由〜』を抽選で1名の方にプレゼント致します。件名に「原紗央莉さんのサイン本」、本文には名前とインタビューの感想を明記の上、ご応募ください。応募はこちらから。〆切は1月14日となりますのでお早めにご応募下さい。返信をもって当選メールとさせて頂きます。
※預かった個人情報は本プレゼントに関わる連絡のみに使用します。 それ以外の目的では利用いたしません。また、本企画が済んだ以降は、個人情報は保持いたしません。
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第4回 はまち。さん『朝バナナダイエット』
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