一部の会社には、すごい仕事をしてしまう“絶対的なエース”のような存在がいる。そんな社内全員が名前を知っている伝説的ビジネスパーソンに共通しているのは、彼らが20代を全力で走り抜きながら頭角を現し始め、30代、40代と時を重ねる中で大きなチャンスを確実にものにし、自分のステージを上げ続けているということだ。
つまり、まだ社会人になりたての若手は、彼らが20代のうちにやっていたことを知り、それを自分自身も実践することができれば、伝説のビジネスパーソンに一歩でも近づくことができるのだ。
本書は社会に出たばかりの“新人”たちに向けて、超一流の突き抜けたビジネスパーソンになるための10個の法則を教えてくれる一冊。まさに「伝説の新人の十戒」と言うべき本といえる。
・スタートダッシュを決められるか
・チャンスをいかにつかむか
・当事者として責任意識を持てるか
・目標設定がしっかりとできるか
・時間の使い方は大丈夫か
・失敗や悩みや成功をどう解釈するか
・周囲から愛されているか
・自分の伝えたいことを伝えられているか
・先輩たちのスキルを盗んでいるか
・しっかりと本を読んでいるか
本書に書かれていることは、優秀な新人から、さらに一歩頭を抜けた「突き抜けた新人」になるためのきっかけだ。一人でも多く、伝説として語られる人材が出てくれば、ひいてはそれが日本経済の再生につながるのではないだろうか。
新人はこれから数十年にわたり、ビジネスの現場に多くの時間を費やすことになる。だからこそ、ずっと愚痴を言いながら過ごすよりも、自分が主役となってビジネスを回したほうがずっと楽しいだろう。そのための力を、本書は与えてくれる。
(新刊JP編集部)
はじめに ~20代で、ぶっちぎれ~
序 章 新人ならではの武器を知れ 小宮謙一
20代でチャンスをつかみ、突き抜ける人の10の違い。 紫垣樹郎
第一章 伝説の新人は、スタートが違う。
第二章 伝説の新人は、チャンスのつかみ方が違う
第三章 伝説の新人は、当事者意識が違う。
第四章 伝説の新人は、目標設定力が違う。
第五章 伝説の新人は、時間の使い方が違う。
第六章 伝説の新人は、解釈力が違う。
第七章 伝説の新人は、好かれ方が違う。
第八章 伝説の新人は、伝え方が違う。
第九章 伝説の新人は、スキルの盗み方が違う。
第十章 伝説の新人は、読書力が違う。
あとがき 20代の可能性を眠らせるな 小宮謙一 紫垣樹郎
株式会社クレディコム代表取締役
リクルート、ソフトバンクを経て、2006年に株式会社クレディコム設立。成長企業を中心とした人事コンサルティング事業、中国・ベトナム・シンガポール・インドネシア・香港など、アジアのTOP大学の新卒人材と日本企業とのマッチングを行う「AHRP事業」をはじめ、次々とプロジェクトを立ち上げる。2011年にはアジア各国学生によるビジネスコンテスト「Asian Job Express」の企画・運営を実施。さらに、『ビジネスで日本を元気にする』20代の若手リーダーを育成する「伝説の新人養成プロジェクト」を主催。主な著作に『伝説の人事部長 究極の就活論』(学研パブリッシング)、『結果を出す人の“20代"のすごし方』(大和出版)、『部下には何も教えるな。~結果を出すリーダーの成功法則』(大和出版)』など。TOKYO FM「伝説の人事部長(毎週金曜 19:00~放送)」のパーソナリティーもつとめる。
株式会社インサイトコミュニケーションズ代表取締役
クリエイティブコンサルタント
クリエイティブディレクター&コピーライター
1989年、株式会社リクルート入社。ベンチャー企業から大企業まで、企業
の採用コミュニケーション・組織活性コミュニケーションのプランニング・クリ
エイティブディレクションを担当し、入社4年目に社内MVPを受賞。96年、
コピーライターとして活動開始し、2年後に東京コピーライターズクラブ最高
新人賞を受賞。2003年からはクリエイティブディレクターとしてリクルート自
社商品のマーケティングプロモーション・ブランドコミュニケーションへと活
動の範囲を広げる。05年には本格的なコミュニケーションを追求するため、
インサイトコミュニケーションズ設立。クリエイティブワークを活かしたコミュ
ニケーションのコンサルティング、クリエイティブディレクション、コピーライテ
ィングを柱に活動中。