愛されたいなら使ってはいけない! 恋のNGワード88
■男性が萎えてしまう女性の一言とは?
―“NGワード”というタイトルがつけられているだけあり、男性の立場からすると「言われるとちょっとなあ」というフレーズが詰まっている一冊でした。では、この88個のNGワードの中でも、特に言ってはいけないワード、ワースト3を選ぶとしたらどの言葉ですか?
「本書では、恋愛における場面別に、「NGワード」を取り上げているので、その言葉を使う場面によって、当然「NGワード」も変わってきます。ですので、全体を通じて「ワースト3」を挙げることはできません。そのことを踏まえた上で、あくまで個人的に「言われたくないNGワード・ワースト3」を挙げるとすれば…、「仕事と私、どっちが大事なの?」「私、ばっかり…」「サイテー!最悪!」辺りでしょうか。
男性にとって、仕事は本当に大事なもの。それと自分とを比べようとするのは、単に相手を困らせたいだけとしか想えません。恋愛・パートナーシップにおいて、どちらが一方的に悪いということは在り得ません。すべては「50:50」で成り立っているのに、自分だけが被害者であるかのように振る舞われても困ります。あと「サイテー!最悪!」の口ぐせは文字通り、「サイテー!最悪!」です。この言葉を口にしているような方とは、お近づきになりたくはありませんね(苦笑)」
―男性心理として「重いなあ」と思ってしまう言葉にはどんな傾向があるのでしょうか。
「やはり、相手に依存したり、コントロールしようとする言葉だと想います。特に結婚と向き合う場面で、「自分を一生、面倒みてほしい」というようなニュアンスの言葉を女性から聞かされて、萎えない男性はいないと想います。確かに女性の方が受け身の部分はありますが、恋愛は決して、ひとりではできません。にもかかわらず、すべての責任を男性側に押し付けようとする姿勢が女性側に見えてしまうと、男性としては逃げ出したくなるのも無理はないのではないでしょうか」
―では、「重い」と思わせないようにするにはどうすればいいのでしょうか?
「やはり自己責任の姿勢を貫くことだと想います。女性は「愛されたい」「愛して欲しい」というようなことを求めますが、それは「愛のエネルギー」を相手から奪おうとしているだけ。そうした相手に依存する姿勢を改めない限り、「重い女」というレッテルから解放されることはないと想います。相手から「愛されること」を求めるのではなく、自分が相手を「愛することのできる喜び」に気付いたとき、「明るく軽く」なるのだと想います」
―逆に幸せな恋をつかむために使うべきワードはあるのでしょうか?
「これはシンプルに、「ありがとう」と「ごめんなさい」だと、私は想います。女性は「愛している」という言葉を求めたがりますが、本当の愛は、無条件、無制限で、対象が限定されるものではありません。ですから、「君だけを愛している」という言葉は、本来の愛の意味を考えると、矛盾しており、成り立ちません。ですから、相手に「愛している」という言葉を求めるのではなく、お互いにたくさんの「ありがとう」と「ごめんなさい」が、素直に言い合える関係性を築くことが、幸せな恋愛には欠かせない要素になると想います」
―恋がうまくいかない女子のメールや言葉たちによく見られる傾向は、どういったものがありますか?
「日常的にネガティブな言葉づかいが多いという傾向が見られます。相手と一緒に居るときだけ、丁寧な言葉づかいをして、ごまかそうとしても無理なのです。長い時間を一緒に過ごしていると、どうしても普段の言葉づかいが出てしまいます。そこで「ダメ、ムリ、できない、サイテー、つまんない、わからない、でも、だって…」など、ネガティブな言葉づかいが多くなると、男性のテンションが下がるのも無理はありません。そうなると、次のデートに誘われなくなったりして、恋が長続きしなくなるので、要注意です」
■結婚相手は直感で決めるべき? それとも…?
―どういう風にそういった自分の“重い部分”を克服していけばいいのでしょうか。
「「重い」原因は、「思い」にあります。どんな「思い」であっても、それに執着すると「重く」なるのです。ただ、自分の「思い(重い)グセ」を直すのは、目に見えないだけに大変です。ですから、私がおススメしているのは「言葉づかい」を変えること。「思い」は「重い」ままでもかまわないので、口から出る言葉だけでも「明るく軽い」ものに変えることです。「うれしい!楽しい!幸せ!すごい!よかったね!おもしろい!最高!なるほど!そうだね!それから?」など。自分の口から出る言葉をポジティブな言葉に変えていくことで、「重い思い」を手放していくことができるようになるのです」
―男性の選び方で気をつけるべき点を、はづきさんの専門分野であるスピリチュアルな視点を踏まえて教えていただけますか?
「スピリチュアルなレベルで診ると、魂の進化レベルは女性上位だと言えます。男性はごくわずかの優れたリーダーとその他大勢という形で、極端に二極化する傾向があります。それに対して女性は飛び抜けて良い方も、悪い方も少なく、全体的な平均値が高いのです。ですから、女性が飛び抜けたリーダーレベルの男性をゲットしようとすると、どうしても過当競争にならざるを得ません。ですから女性としては、すでにリーダーレベルの優秀な男性を恋愛のターゲットにするのではなく、これから伸びそうな男性を見つけて、自分が育てていくと意識することをおススメします。ポイントは「素直さ」です。素直な男性は、女性がしっかりリードして、褒めて育ててあげれば、いくらでも伸びるもの。これからの時代の女性の仕事は、男性をリードして育てていくことだと、私は想っています」
―結婚相手は直感で決めるべきなのでしょうか、それとも相手についていろいろ深く知ったあとの方が良いのでしょうか。
「結婚は頭で考えていてはできません。冷静に考えて現在の結婚というシステムは、どう考えても男女双方にリスクの大きな制度であって、考えれば考えるほど、「ひとりの方がいい」という結論に達してしまうことになるのは避けられないでしょう。結婚という無謀なシステムにあえて挑戦しようとするのなら、もう勢いしかありません(笑)。ある意味、「恋」という魔法にかかったからこそ、結婚しようと想うのであって、「恋の魔法」が解けない内に結婚するとなると、やはり直感重視ということになるのではないでしょうか」
―この本をどのようなときに読んで欲しいと思っていますか?
「恋する気持ちは、神様からのギフト、贈り物です。がんばって努力しても、人を好きになることはできません。人を好きになれるのは、本当に素晴らしいことなのです。ですから、多くの人がもっと自由に恋愛という体験を味わって欲しい、と私は想っています。
今、恋愛中の人も、片思いの人も、待機中の人も、「恋する気持ち」を失っていないステキな恋愛を経験したいと願うすべての女性に、ぜひ読んで欲しいと想っています」
―読者の皆様にメッセージをお願い致します。
「本書の巻末にも書かせて頂いた言葉ですが…、『自分の言葉に、最も影響を受けるのは、ほかの誰でもない自分自身。あなたの言葉が、あなたの人生を創ります!』。これが、私が読者の皆さんに最もお伝えしたいメッセージ、そのものです」
(新刊JP編集部)
有限会社「いまじん」代表取締役。
兵庫県西宮市生まれ。関西学院大学・経済学部卒業。
大手百貨店勤務後、独立。広告代理店・企画会社を経営し、順調に業績を伸ばすが、1995年の阪神・淡路大震災をきっかけに「こころ」の世界に目覚め、主に、スピリチュアルな分野を中心に研鑽と実践を積み重ねる。
1999年頃より、講演や勉強会などを主催。「カバラ数秘術」を元に、独自の編集を加えた運命診断法、「誕生数秘学(誕生日占い)」を確立。1万人以上の個人診断カルテを作成し、著作が「コワいほど当たる」と話題に…。
のちに「(社)日本誕生数秘学協会」を設立し、すでに400名以上のプロカウンセラーが全国で活動中。
現在は経営コンサルタント業と並行して、主に「占い」「スピリチュアル」「自己啓発」などの分野を中心に、精力的に執筆活動に励んでいる。
『2週間で一生が変わる魔法の言葉』『運命の波にのる魔法のクセ』(きこ書房)、『お金に愛される魔法のお財布』(永岡書店)『誕生日占い』(中経出版)など、数多くのベストセラーを生み出し、著作の累計は140万部を超えるベストセラー作家でもある。(2012年8月現在)
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