

中谷 「タイトルを見た時点で本との会話が始まっているんですよ」
上田 「そういった会話が始まりやすいようなタイトルをつけているんですね」
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中谷 | 「というよりは、つっこみやすいタイトルをつけていますね。『○○論』のようなタイトルだと突っ込めないじゃないですか」 | |||||||
上田 | 「今回、中谷さんの“なぜあの人は”シリーズを見て、この対談に『疑問革命』っていうサブタイトルをつけたんですが、“そういえば何でだろう”と思わず考えてしまうような中谷さんの考えの切り口を持てるようになる秘訣はあるんですか?」 | |||||||
中谷 | 「手品を見た時のリアクションって2通りありますよね。“どうせ種があるんでしょ?”というものと“ちょっとタネ教えて、僕もやりたいから”というもので。どうせなら教わる方が得じゃないですか。何でも知りたがることだと思います」 | |||||||
上田 | 「それはわかりますね。僕が事業を興した時も、世の中でどうしてこうなっていないんだろう、なぜこうあるべきなのにそうなっていないんだろうという疑問に突き動かされている気がしていました」 | |||||||
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上田 | 「ああ~」 | |||||||
中谷 |
「そう、“コツ”じゃなくて“人”。 『面接の達人』だったら“達人”、つまり面接の達人という“人”になるにはどうすればいいのかであって、面接で通るコツを書いているわけではないんです。 人間に対する憧れってモチベーションとしては一番大きいんじゃないかと思います」 |

