「幸せスイッチ」が入る!
プラス1%の法則
出版社:アスコム
著者名:野崎 美夫
価格:1,365円
ISBN:4776205750
ISBN-13: 978-4776205753
―本書『「幸せスイッチ」が入る!プラス1%の法則』ですが、どんな方々に読んでほしいと思っていらっしゃいますか?
野崎「まず一つあるのは、世の中には頑張らない人と頑張れている人、それと頑張ろうとしているけど頑張れない人がいるということです。そもそも頑張ろうと思っていない人ですが、それはそれでいいんです。それと、頑張れている人もそれでいい。でも頑張ろうとしているけど、滑っちゃったりして頑張れない人がいます。この本はそういう方々に読んでほしいと思います」
―本書を読んで、悩んでいる人にとっては気持ちがほぐれるとともに、闘志が湧く本だと思いました。野崎さんはなぜこのような本を書こうと思ったのでしょうか?
野崎「僕は以前から“格闘詩”というものを書いていて、毎日メルマガで配信しているのですが、それをより多くの人に知ってほしいと思ったからです。でも詩集というのは日本で十分に認知されているとはいえません。だから、詩にプラスして文章を加えることで読んでもらいやすくなり、僕の詩をもっと多くの方々に知ってもらえると思ったことがきっかけです」
―「格闘詩」について詳しく教えていただけますでしょうか。
野崎「人生って現実との格闘みたいなものじゃないですか。例えば小説家になりたい!と思っていたとしても、“そんなことやってないできちんと働きなさい”となって、家族や周囲の人は応援してくれなかったりもするでしょう。また、小説を書いてもなかなか世間に認められなかったりもします。正直もう辞めたいと思うこともあるかもしれません。“格闘詩”は、そのように現実にノックアウトされそうになった時でも歯を食いしばって頑張る人を応援する詩です。 “格闘詩”というと激しい印象を受けるかもしれませんが、そんなことはありません。そういった誤解を避けるために、今は“格闘詩”ではなく“励ま詩”と言うようにしています。
―“励ま詩”は毎日配信されているということですが、書くことがなくなったりはしませんか?
野崎「詩の対象となる人はたくさんいます。そういった人がいる限り大丈夫、といいますか、対象の人の数だけ詩は創れるのです。様々な方々のエピソードを聞くこともありますので、詩の題材がなくなることはありませんね。」
―野崎さんの詩作の原動力となっているものは何なのでしょうか。
野崎「今、教育の場でも企業でも、褒めて育てるという風潮があるじゃないですか。叱咤激励という言葉がありますが、今それをやってしまうとパワハラと言われかねない。会社に入っても叱られるということは少ないし、親もそうです。結果として、世の中の風潮がして“がんばらなくてもいい”という方向になってきています。僕はその風潮は何か違うと思っていて、頑張らなきゃダメに決まっている、と思っています。そういった気持ちが原動力になっているのではないでしょうか」
―本書には仕事、人間関係、恋愛などに章分けされていますが、野崎さんが一番悩むことの多かった分野はどちらでしょうか?
野崎「全部悩んでいますよ。僕はコピーライターをやっているのですが、この世界に入った頃は全然仕事ができなかったんです。僕がコピーライターを志した頃って、コピーライターブームで、同じような志を持った人はたくさんいました。若くしてガンガン書ける人がいるなかで、そういった状況は辛かったですね。それまで、文章を本格的に書いていたわけでもないですし、本はたくさん読んでいたけどボキャブラリーもないし、本当に悪戦苦闘の繰り返しでした」
―コピーライターを志したきっかけはなんだったのでしょうか?
野崎「大学3年の時に『ブレーン』という広告専門誌が盛り上がっていて、コピーライターブームの前夜といった感じだったんです。糸井重里さんをはじめ様々な方が出ていたんですけど、それを見ているうちに自分この世界に入りたいと思いました」
―お仕事の悩みを教えていただきましたが、対人関係の悩みについてもお聞きしてよろしいでしょうか。
野崎「そんなの悩みっぱなしですよ(笑)自分ではわからなかったのですが、50歳を過ぎてから自分が“KY”だということに気づいたんですね。自分は“KY”かもしれない、と思ったとき、昔のことを思い返すじゃないですか、そうすると思い当たるフシが数えきれないくらいあって(笑)人間関係ではありとあらゆる失敗をしてきましたね」
―恋愛に関してはいかがでしょうか?
野崎「恋愛も悩みましたけど、あまり人に言えるようなことはないですね。唯一言えるのは、失恋というのは、かけがえのない人と出会うためにあるんです。この失恋はいつかかけがえのない人と出会うためなのだから、と考えることが大事です。それと、かけがえのない人なんて本当はいません。世の中の人みんなと面接するわけじゃありませんしね。よく運命の赤い糸という言葉を使いますが、糸は自分から結びに行くものですよ(笑)しかも色は自分で赤く染めるんです」
―今後の著作や活動について“こんなことをして行きたい”というような希望がありましたら教えてください。
野崎「“励ま詩”をもっと世の中に広めて、日本武道館で“励ま詩ライブ”を開催することです。今も都心のライブハウスで朗読のライブをやっているのですが、それを武道館の一万人のお客さんの前でやることが目標ですね」
―学生時代から膨大な量の読書をされてきたそうですが、心に残っている作品や、影響を受けた作品がありましたら教えてください。
野崎「マーク・マコーマックの本は好きです。IMGという、タイガー・ウッズなどが所属しているマネジメント会社を作った人なのですが、彼の本にはすごく共感しました。でも“この一冊”とか“この一行”といったものは時期によって変わるものなので挙げるのが難しいです。あとは作家でいえば、オグ・マンディーノというアメリカの自己啓発書作家からもかなり影響を受けていると思います」
―尊敬している人はいらっしゃいますか?
野崎「尊敬しているといったら、幻冬舎の見城徹さんですね。当時角川書店にいた見城さんが、“角川では書かない”と言っていた五木寛之さんに手紙を出し続けたそうです。17通手紙に返事が来て25通目で会えることになり、最終的に原稿を書いてもらえたというエピソードがあります。結果が出るまで、身を削って頑張るという姿勢がすごいなと思いますね」
―仕事に、人間関係に、恋愛に悩みはつきものですが、今現在悩んでいる人に何かメッセージをいただけませんか。
野崎「みんなできることをやればいいんですよ。ただ、悩む人ってみんな何かができないということで悩んでいると思うのですが、それが本当にできないことなのか、できるけどやっていないのかということは考えてみるべきです。本当に不可能なことに対してクヨクヨしながらも、本当はやればできるのにやらないことに対してはあまり反省しない、という人が多いと思います」
※告知
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(インタビュー・記事:山田洋介)