出会って4分でエコヒイキされる心理術
太鼓持ちの人脈スキル
出版社:三才ブックス
著者名:内藤誼人
定価:1,365円
ISBN-10:4861992133
ISBN-13:978-4861992131
太鼓持ちの人脈スキル
出版社:三才ブックス
著者名:内藤誼人
定価:1,365円
ISBN-10:4861992133
ISBN-13:978-4861992131
「太鼓持ち」。今ではあまり聞きなれないが、これは1つの説によると安土桃山時代からある言葉で、「宴席などに出て、客の機嫌をとり、その席のとりもちをすることを職業とする男」(『大辞林』より)を指す。
つまり、「場を盛り上げる」専門の人、というわけだ。
もともとは、吉原などの遊郭でお客にはべらせた芸人のことで、幇間とも言われお客を楽しませる役目を果たしていたという。
本書によると、この太鼓持ちは、商家の若旦那や旗本の三男坊など、教養の高い人がなるケースが多かったという。というのもお客を楽しませるには様々な要望に対応しなければならないし、また、話にも付き合わないといけない。その上で、気配りをしながらバカなフリをするのだから、よほど賢くないとこの役は務まらないのだ。
つまり、人間関係の達人ともいえる存在なのである。
「太鼓持ち」といえば、おべっかを使ったり、エコヒイキされたりとあまり良いイメージがないが、実はそうではない。本書の著者である内藤氏は以下のように指摘する。
「色と欲の世界で、酸いも甘いも噛み分けた人間関係の達人。それこそが、太鼓持ちなのだ」
現代の荒波を生き抜くには人間関係を円滑にするということが重要だが、この「太鼓持ち」のスキルを身につければ、必ず成功できるだろう。