あらすじ
第一巻 彫刻された石

 サムの誕生日の10日前、父親が消えた。14歳の誕生日に、父親が営む古書店にやってきたサムは、秘密の小部屋を発見する。そこで見つけたものは、古びた赤い本と穴のあいたコイン、太陽の絵が描かれた不思議な石碑だった。
 コインを石碑にはめたサムは、気がつくと、見知らぬ島に倒れていた。時代遅れの服を着た修道士たちと出会うサム。サムは、1000年以上前の、カナダからほど遠いスコットランドのアイオナ島へタイムスリップしていた……。その後、第一次世界大戦中のフランス、古代エジプトへ次々とタイムスリップし、現代へ戻るためのコインを探すサム。エジプトでアメン=ラー神の神官に出会ったサムは、太陽の石碑とコインが、時の神「トト神」によってつくられたことを知る。
 さらに中世のブリュージュでは、錬金術師クルークにより、太陽の石碑について書かれた「13の魔力の書」の存在が明かされる……。
父親はどこへ消えてしまったのか? 太陽の石碑とはいったい何なのか?

【登場人物】
サミュエル・フォークナー(サム)…14歳、祖父母の家で生活中
アラン・フォークナー…サムの父親。古書店店主。失踪中
エリサ・フォークナー…サムの母親。三年前、交通事故で死亡
ドノヴァン・フォークナー…サムの祖父

リリ…サムのいとこ。十二歳。イマドキで頭がいい女の子
イヴリン(イヴリンおばさん)…リリの母親、アランの妹にあたる
ルドルフ…イヴリンの恋人
アリシア・トッド…十四歳、サムの初恋の人
セトニ神官…古代エジプトのアメン神官。太陽の石碑の守り人
クルーク…ブリュージュの錬金術師

第二巻 七枚のコイン

 「ドラキュラ」に捕まった父親を探すため、再びタイムスリップの旅に出るサム。確実に、父親のもとへ向かうために必要な「7枚のコイン」を集めることを決意する。
 地元の博物館に、バレンボイムが寄贈したコインがあることを知ったサムは、博物館に盗みに入り、肩にいれずみをした怪しい男と出会う。格闘の末、角と太陽円盤の描かれたコインを一枚だけ手に入れたサムは、いとこのリリと一緒に紀元前のギリシャ、噴火直前のイタリアのポンペイ、世界恐慌時代のシカゴへ次々に飛ばされる。不思議なことに、サムたちがタイムスリップをする先には、いつも「角と太陽円盤」の描かれたマークが存在していた。
 サムたちに、「いれずみ男」の魔の手がしのびよる……! サムは、父親を救うことができるのか!?

第三巻 黄金の環

 「ドラキュラ」のいる中世のブラン城から父親を救出したサムは、目的の場所にタイムスリップできるようになる「メルウォゼールのブレスレット」とともに、現代に帰ってくる。しかし父親は、数ヶ月に及ぶ獄中生活で衰弱し、昏睡状態のまま生死を彷徨っていた。
 「このブレスレットがあれば、母さんを救えるんだ」という言葉を残し、意識を失った父親。サムは、三年前に戻り、交通事故で死んだ母親を救い出す決心をする。そんな中、見知らぬ男からメールが届いた。
 「アリシアをローマに閉じ込めた。『メルウォゼールのブレスレット』と『13の魔力の書』と引き換えに解放する」。
 サムは最愛のアリシアを救うため、ローマ帝国、秦の始皇帝の遺跡へ旅に出る!
 次々に迫り来るいれずみ男の罠……。さらにサムの母親の命を奪ったのは、いれずみ男だったことが明かされる!
 サムはアリシアを、そして母親を救うことができるのか? いれずみ男の正体は!?