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山田真哉とは?
■山田真哉プロフィール■

公認会計士。
神戸市生まれ。大阪大学文学部史学科卒業。
大学時代から塾・予備校で国語の教鞭をとる。
予備校を退社後、公認会計士の道に。
監査法人に勤務しながら自費で出版した『女子大生会計士の事件簿』はシリーズ100万部を突破。マンガ化・ドラマ化も果たす。
また、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』は160万部のミリオンセラーとなり、2005年の流行語大賞の候補になる。
現在、公認会計士山田真哉事務所所長。経済番組や経済ドラマのブレーンも務める。
数多くの著者や編集者がタイトルの相談をするが、極めて厳しい批評をすることから、あるベテラン編集者は悪意も込めて「タイトル番長」と呼ぶ。

著者単独での書店営業は2002年当時から始めており、その注文書を片手にリックサックに自著を詰めて歩き回る姿は多くのビジネス著者の営業活動に影響を与えた。

公式サイト http://www.cam.hi-ho.ne.jp/shinya-yamada/
ブログ毎日更新 http://plaza.rakuten.co.jp/kaikeishi/


書籍情報

世界一やさしい会計の本です 書籍を購入する
  • 書籍名:世界一やさしい会計の本です
  • 著者名:山田 真哉
  • 出版社:日本実業出版社
  • 価格: 1,365円
  • ISBN-10:4534046286
  • ISBN-13:978-4534046284
書評
今やビジネスパーソンになるために必要不可欠なスキルとなった「会計力」。
決算書が読めるようになれば間違いなくビジネスパーソンの価値は高まるだろうし、それを応用すれば様々な分野、業界でも活躍できるようになる。
でも、その「会計力」を身につけるのは時間もかかるし、過酷な勉強が必要だ。決算書の入門書を買ったはいいが、ワケが分からず挫折してしまったという人も多いのではないだろうか。

2004年に出版されて以来、会計の入門書として売れ続けてきた『世界一やさしい会計の本』がついに新装版となって刊行された。
本書は他の会計・決算書入門書とは一線を画し、「会計力を高めるには知識よりもセンスを磨くことが重要である」という考え方のもと、クイズ(問題)を解きながら会計の考え方を吸収していくことができるのだ。

先に「公式」を覚えてしまっても出来る人は出来るのだろうが、やはり多くの人間は楽しさを感じないとのめり込むことは出来ない。問題が解けたとき、考え方が分かったときの楽しさや感動がモチベーションとなり、その道へと引き摺り込まれていくのだ。

さらに、各章に『女子大生会計士の事件簿』のミニストーリーを収録。
全編通して、とにかく読みやすく構成されているので、「自分は会計センスもないんだ」と思っている方はまずこの本からはじめてみて欲しい。
世界一感動する会計の本です 書籍を購入する
  • 書籍名:世界一感動する会計の本です
  • 著者名:山田 真哉
  • 出版社:日本実業出版社
  • 価格: 1,365円
  • ISBN-10:4534046294
  • ISBN-13:978-4534046291
書評
こんな会計の本、初めて読んだ。
そうか、だから10万部のベストセラーになっているのか。

本書は“物語”と“課外授業”から構成される。
“物語”では、中世のヨーロッパにある架空の国「たまごの国」を舞台に、レオンとルカの2人の少年が商売に挑戦する様子が描かれており、2人の言動や行動を通して経理や簿記を学んでいくことできる。
小説のようにすらすらと読める一方で、簿記の歴史や考え方、そして実際にどのように簿記をつけていくか、ということが読んでいるなかで自然に頭に入ってくるのだ。このとき読者は1つのケーススタディを学んでいるのであり、「こういう場面ならこう考える」というように実践でも使うことができる。

“課外授業”では『女子大生会計士の事件簿』でおなじみの萌さんが、「信用取引」や「減価償却費」などの会計を勉強しているなかでよくつまってしまう言葉を解説してくれる。ここでは“物語”で身につけた知識をフルで使いながら考えていく実践編だ。

山田真哉氏ならではストーリーも楽しみながら、会計のクリティカルな部分を身につけることができる本書は、まさに経理・簿記初心者必須のアイテムだ。