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編集長インタビュー

ブックナビゲーター・矢島雅弘が、今回は『GOLF MECHANIC』の灘氏に直撃インタビューを敢行!  ゴルフの「魅力」と「難しさ」とは? ゴルフ好き必見?のインタビューをとなっておりますので、 是非最後までお読み下さい!
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矢島 「本日は『GOLF MECHANIC』の編集長である 那田時広 さんにお越し頂きました。宜しくお願いします!」

那田「宜しくお願いします」

矢島 「このインタビューの配信日が3月31日なんですが、 『GOLF MECHANIC』の最新号が4月4日に発売なんですよね。 なので、こちらの話も突っ込んで聞いていきたいと思っています。 で、このインタビューが始まる前に少しお話をしまして、 実は灘さんは『GOLF MECHANIC』の創刊時からの編集長であり、 立ち上げ人なんですよね。そこでお聞きしたいのですが、雑誌、 特に専門誌は後発になってしまうと、他誌を越えるのが大変だと思います。 そういう中で、『GOLF MECHANIC』は支持を得ている理由、 他誌との差別化ですとか、苦労をまずは教えて頂ければと思います。」

那田「僕が『GOLF MECHANIC』をはじめる経緯というのは、 まずは自分がゴルフをやっていたということがあるんですね。 で、もちろんゴルフにもいろいろな雑誌があって 、毎週、毎月隅から隅まで読むんですが、自分がなかなか上達しない、と(笑)。 で、何で上達しないのかなと疑問に感じたとき写真とか文字で書かれていることを 多分理解していないんだろうな、と思ったわけです。 せっかくスポーツなんだから動いているものを見たほうが分かりやすいなと思って、 じゃあ作ってみようか、と。だから変な話、半分くらいは自分のゴルフの腕前の上げるために作った、 みたいな経緯がありますね(笑)」

矢島 「(笑)なるほど。編集部はやはりゴルフ好きな人を集めたんですか?」

那田 「もちろんです。ゴルフはやらない人は一人もいないですね」

矢島 「そうなんですか! で、本誌のウリはDVDだということなんですけど、 普通のゴルフ雑誌でしたら連続写真などで表現しますよね。 でも、『GOLF MECHANIC』にはDVDをつけて、スイングの仕方などを指南している。 で、ですね、僕はゴルフが素人なものでちょっと分からないんですが、 動画だと分かりやすいゴルフのテクニックってどのようなものがあるんでしょうか」

那田 「例えばスイングするにしても、リズムが重要だったりするんですね。 例えば『1、2、3で打ちましょう』と文字で書いてあるのとですね、 実際動画の方で『1、2、3で打ちましょう』と言って打つのとは全然感じ方が違います。 あとは、ちょっと難しいことを言うと、シャフトって言われる棒があって、その棒の入射角度だったり、 あるいはトップから降りてくる角度だったりっていうのが、連続写真だとどうしても止まった1コマなんです。 だけど実際、スイングスピードってものすごく早いので、いかに今のスチールカメラが優れているといっても、 やっぱりインパクトの瞬間、一番速くなるスピードのところってすごく飛んでしまうことが多いんですね。 そういうところが映像になると比較的容易に見ることができる。 本誌では高速カメラを使っていまして、それは1秒間の1000フレームから10000フレーム撮れるんです。 よくテレビでミルクリングとかいってミルクが落ちてきた奴を王冠になるのをクラウンになるのを移してますけども、 ああいうカメラを使って分析しているので、ヘッドのどこにボールがあたるのか、ボールがどれくらい回転しているのか、 どういう角度であたってくるのか、ということがよく理解できます。だから、多分読んでいる方、 見ている方は理解度が高まるのではないかなと思っていますね」

矢島 「なるほど。例えば素人の方がゴルフをやり始めたときに躓いてしまう ところってどういうところだと思いますか?」

那田 「それは人によってそれぞれなんですが、ゴルフをやらない人、 例えば野球をやってゴルフをやらない人はよく、『止まっているボールが置いてあって、 それを打つのがなんでそんなに難しいんだ』って言うんですね。 けれども、実際に野球をやっている人にドライバーを持たせて打たすと、半分くらいの人は空振りするでしょうし、 まともに当たらない人が多いと思います。 なぜかというと、止まっているボールを打っていうほうが難しいんですね、人間って。 動いているものに対しては身体も動いて着いていくんですけど、止まっているものを動きながら打つっていうのが難しい。」

矢島 「なるほど」

那田 「それで、いろんなところで障害が起きるんですけど、また面白いのはゴルフって いうのは今日はうまく当たるのに、明日になったらまったく当たらないとかいうことが非常に多くてですね、 すごく調子が良い日と悪い日、あるいはドライバーに当たるのにアイアンに当たらない日 、飛ぶ日と飛ばない日というのがはっきりしていて、その原因が分からないんですね。変な話。 分からないから、また戻ってきちゃう。分かったと思ったんだけど、実は分かってなかった。」

矢島 「それは難しいですね」

那田 「だからゴルフ雑誌が売れるっていう言い方があるんですけど(笑)、 本誌の読者というかゴルフ雑誌の読者はみんながプレーヤーですから。 例えば野球の本を読む人がみんな野球をやるかというとそうでもないと思うんですけど、 ゴルフ雑誌を読む人はほとんどの人がゴルフをやりますから、自分は上手くなりたいと思っているし、 実際にすごく自分がうまくいった感触っていうのだけ覚えているんですよね。アマチュアの人って。 芯で打って、すごくまっすぐ飛んだ感触だけ覚えていて、その感触に近づこうとするんです。 だから実は自分の能力っていうのは芯で打って270ヤード飛ぶ能力があるのに、 なんでいつもうまく打てないんだろうという疑問や、 本当はもっと自分はできるはずだという欲望があるので、 僕はその欲望をいかに満足させてあげるか、本誌を読んで、 ちょっとでも上手くなったらいいなということを考えて作っています」

矢島 「『GOLF MECHANIC』やウェブサイトの『GOLF MECHANIC MOBILE』ではゴルフ用具も販売されている ということなんですが、僕もこの雑誌を見て初めて知った用具がありまして、 例えばグラブ握るときの右手と左手の距離を固定する道具とかあるんですね。 で、『GOLF MECHANIC』のウェブの方、こちらについてもお聞きしたいんですが、 先ほども言われたようにゴルフのプレーヤーですし、 読者さんのプレーヤーであるということで、読者の方々との距離は近いんじゃないですか?」

那田 「そうですね、どうしてもゴルフをやられる方ってお年を召される方っていうイメージが強いと思うんですけど、 本誌はDVDがついているということもあるのか、意外とデジタルにアレルギーがないといいますか、 40とか50代の方でもパソコンと親しんでいる方が多いですね。メールで質問をされたりとか。 多分皆さんが想像していらっしゃるようなおじさんゴルファーではなくて、アスリートといいますか、 真面目にゴルフがやりたいという方が多いですね」

矢島 「そうですね。今回この特集ページに動画を置かせていただきましたのでコチラの方、是非見て欲しいと思います。 さて、最後になりますけども、新刊JPの読者にメッセージをお願いできますでしょうか」

那田 「まず、本誌のウリはDVDです。このDVDは是非見て頂きたいですね。 すごくクオリティの高い制作でやっています。雑誌の付録だからものすごく粗いんじゃないかと思われている方も いらっしゃるかも知れませんが、本当に地上波のゴルフ番組に見劣りしない、 僕はゴルフ番組よりも良いものを作っていると思っているんで。 サンプルの映像はYouTube上にアップしているんですが、どうしてもYouTubeだと圧縮の問題で多少粗くなっているんですね。 でも、本当のDVDはすごくきれいなので、是非一度購入して頂ければと思います。990円ですから、 1000円で10円お釣りがくる、と。普通に本誌のDVDをゴルフショップなどでセルDVDとして買うと、 3000円とか4000円すると思うんで、それを書店の流通に載せて、多くの皆さんに読んでいただけるということで、 なるべく低価格で提供してますんで、見てみてください」

矢島 「ありがとうございました!」

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