だれかに話したくなる本の話

「『ホットドッグ・プレス』の影響力はすごかった」 90年代のカルチャーを映し出す話題の小説

『ボクたちはみんな大人になれなかった』作者・燃え殻さん

出版業界の最重要人物にフォーカスする『ベストセラーズインタビュー』。
第92回目となる今回は、話題の小説『ボクたちはみんな大人になれなかった』(新潮社刊)でデビューした燃え殻さんです。

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作者の燃え殻さんは、普段はテレビ番組の美術制作に携わるサラリーマン。
少し前まで「一般人」だった作者は、初めての著書にして自伝ともいえる本作がヒットした今、何を思っているのでしょうか。『ボクたちはみんな大人になれなかった』についてお話をうかがいました。その中編です!

(インタビュー・写真/金井元貴)

ボクたちはみんな大人になれなかった

ボクたちはみんな大人になれなかった

夢もなく、お金もない、そして手に職もない。二度と戻りたくなかったはずの“あの頃”が輝いて見える。大人になった今、思い出す、あの頃の恋愛。
アクセス殺到したweb連載小説が書籍化。“せつな痛さ”に悶絶すること必至の本作は、新たな時代の文学といえる作品です。