第4回
お金を稼ぐこと、ビジネスで成功をすることが、とても難しいことだということは想像に難くありません。それは株でも同じ。日経平均株価が上がり、ニュースでも報道されたことによって「今、株は好調なのか。やってみようかな」と考えた人も多いはずです。
しかし、いくら好調であっても、やれば必ず稼げるというビジネスはありません。
『ここが違った、株で稼ぐ人、損する人』(集英社/刊)の著者であり、株式スクール冨田塾を運営する個人トレーダーの冨田晃右さんは、本書の中でお金を稼ぐためのマインドの重要性を説いています。
第6章の「株でお金を稼ぐ人になるために大切なこと」では、お金の稼げる人と稼げない人の思考法の違いを紹介しています。
お金を稼げる人はこんな風に考えている
- 1年後に100万円を手に入れるには、今、5万円の投資を学ぶことが必要だと考える
- 財布には10万円入っているけれど、欲しいものがないから何も買わずに帰る。
- 少しばかり節約しても仕方がない。使った分だけ学べばいい。
- 何がおいしいかは自分で食べて判断したい。
お金を稼げない人はこんな風に考えている
- 1年後に100万円を手に入れたいが、今5万円支払うのはいやだ。
- 今日は10万円持って買いに来たのだから、せっかくだし何か買っておきたい。
- とにかく1円も損したくない。
- 行列のできている店ならは味に間違いはないだろう。
(以上、本書p214-215のリストを意訳)
いかがでしょうか。お金を稼ぐことができる人は、稼げる人のマインドと言うものを持っています。それは株トレードに限らず、他のどんなビジネスにも共通の基礎となるものです。
稼げる人のマインドを身につけていなければ、どんなことをしてもお金を稼ぐことは難しいでしょう。
技術や情報など、最新のノウハウばかり追い求めている「ノウハウコレクター」や、セミナーに行くことで満足してしまっている「セミナーコレクター」になってはいませんか?
新しい知識を取り入れることは大事なことかもしれませんが、大切なのは得たノウハウを自分のものにすること。例えどんなに良い内容でも、表面的にさらっただけでは理解したことにはなりません。
本書を一読すると、まずは自分が稼げる人なのか、そうではないのかが分かるはず。もし稼げない人であれば、本書を通してそれを直していけばいいのです。
もし、株に手を出してみようと考えているのであれば、そして株で失敗ばかりしているのであれば、本書を開いてみてください。