常に健康でいるにあたって、「自律神経」の大事さは誰もがわかっているはず。
体温調節や発汗、内分泌など、自分の意思とは別に体の機能をコントロールする自律神経が正常に働かなくなると、さまざまな体調不良を引き起こします。
しかし、自律神経の乱れの兆候は忙しい生活のなかで見落とされがちです。こんな症状に心当たりがあったら、一度生活習慣を見直してみるべきかもしれません。
自律神経が乱れている時、まっさきに出るのがこの症状。特に慢性化している人は要注意です。
身に覚えのないアザが体にできていることがある、というのも自律神経の乱れを思わせる兆候です。自律神経のバランスが悪くなると、痛みを感じにくくなり、体のどこかをぶつけても気がつかないということが出てくるのです。
ぶつけたり打ったりした記憶がないのに青タンができているということが重なったなら、自律神経が乱れているかもしれません。
パソコンのモニタは、拡大して見るとわかりますが、小さな点が集まってできていて、それらが光って点滅することで文字や画像、映像を映し出しています。正常な状態であれば、30分も見ていれば疲れを感じ、休憩したくなるはずなのですが、何時間見続けても大丈夫という人は、自律神経のバランスが崩れている可能性があります。
楽しいことや感激するようなことがなく、感情の起伏がなくなるのも、自律神経の乱れの特徴です。ドラマや映画を見ても泣いたり笑ったりといった感情の動きがなくなってきているようなら、要注意な状態だといえます。
いつの間にか狂いが生じてしまう自律神経ですが、『弱ったカラダが1分でよくなる!』(今野清志/著、日本文芸社/刊)によると、自律神経の乱れを正常に戻すカギは「呼吸」なのだとか。
普段あまり意識することのない呼吸は、気づかないうちに「浅く」「弱く」なりがちです。これを深くしっかりとしたものに矯正し、酸素を充分に体内に取り込めるようにすることで、自律神経のバランス改善に効果が期待できるといいます。
何となく体調が悪い、気分が優れないという人は、生きることの基本の基本である「呼吸」を見直すために、本書が役に立ってくれるはずです。
(新刊JP編集部)
今野清志(こんの・せいし)
1953年、宮城県生まれ。
日本リバース院長、目と耳の美容室院長、目と耳の美容学院学院長。中央大学法学部卒業後、東京慈恵会医科大学アイソトープ科に出向し、医学を学ぶ。
各医師との交流を重ね、予防医学の重要性を痛感し、薬に頼らない治療を目指すようになる。その後、中国に渡り、中国北京国際針灸倍訓中心結業・中国中医研究院で研修などを行う。
帰国後、30代で整体治療院を開業。2001年に確立した独自のメソッドで、5万人以上の視力を回復させている。現在、日本橋茅場町本院と東中野分院で施術を行う。
『目は1分でよくなる! 』(自由国民社)がベストセラーに。治療院での施術をより忠実に再現できる「今野式スプーン療法」を本書で初公開。