だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1638回 「天佑なり 高橋是清・百年前の日本国債」

仙台藩の足軽の家にもらわれた和喜次(のちの高橋是清)は、横浜で英語を学び、さらには渡米をして本場の洋学を学ぼうとするが、そこに待ち受けていた苦境は想像を超えていた!
日本経済を救った男、高橋是清。その波瀾万丈の生涯を描いた超大作!!

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概要

こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。

今回紹介する本は、「奴隷」から「内閣総理大臣」へと大出世した人物「高橋是清(たかはしこれきよ)」の波乱万丈な生涯を描いた歴史経済小説です。

上下巻の大作となる本書ですが、その内容は圧巻の一言ですね。

高橋是清といえば、日本経済をひとりで支えてきたといっても過言ではない人物です。

その思想は現在の安倍政権が経済を立て直すために考案したアベノミクスのモデルになったとも言われています。

では、本書の内容についてご紹介していきましょう。

高橋是清、幼名「和喜次(わきじ)」は仙台藩の足軽の家にもらわれることになりました。

そんななか、ふとしたきっかけで英語に興味を持つようになり、横浜にてその知識を伸ばしていきます。

その才能は目覚しく、和喜次自身もひたむきに英語を勉強することによって、本場である亜米利加へ思いを馳せることになるのです。

日本経済を支えた男、その波乱万丈の生涯とは?

今回、一部をドラマにしてみましたので、どうぞ本編をお聴きください。

◆著者プロフィール 幸田真音さんは、1951年生まれ。米国系銀行や証券会社で、債券ディーラーなどを経て、95年『小説 ヘッジファンド』で作家デビュー。2000年に発表した『日本国債』は日本の財政問題に警鐘を鳴らした作品としてベストセラーとなり、多くの海外メディアからも注目を浴びました。

天佑なり 上 高橋是清・百年前の日本国債

天佑なり  高橋是清・百年前の日本国債

天佑なり 高橋是清・百年前の日本国債

仙台藩の足軽の家にもらわれた和喜次(のちの高橋是清)は、横浜で英語を学び、さらには渡米をして本場の洋学を学ぼうとするが、そこに待ち受けていた苦境は想像を超えていた!
日本経済を救った男、高橋是清。その波瀾万丈の生涯を描いた超大作!!