◇毎日勉強、とことんインプット…でも、それで自分の首を絞めていませんか?
現代は情報社会と呼ばれているように、目の前を膨大な量の情報が行き交っています。そうした情報をインプットし、ビジネスの機会に生かすのがデキるビジネスパーソンです。
しかし、受け入れる情報量があまりにも多すぎてテンパってしまったり、自分自身で「考える」ことをしなくなってしまったりしてしまったら元も子もありません。
なんでもかんでも情報をインプットするのは、自分の首を絞めていることになります。
では、どうすればいいのでしょうか。
そうしたときに役立つのが、この本、『情報は「整理」しないで捨てなさい』です。
著者は『情報は1冊のノートにまとめなさい』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)で一躍ノートブームを巻き起こした奥野宣之さん。
奥野さんが言う、「情報は整理するのではなく、捨てろ」という意味。
これは果たして…?
◇「戦略インプット」であなたの情報インプットは劇的に変わる
奥野さんは本書で「戦略的インプット」を提唱します。
これは平たく言うと、情報に向き合う技術のことで、4つの段階から成り立ちます。
第1段階 目をつくる
第2段階 広く情報に触れる
第3段階 使えるかを判断する
第4段階 捨てる・拾う
まずは「目をつくる」。
これは自分にとってどんな情報が必要なのか、そのビジョンを持つということです。
そのビジョンはインプットする際の「基礎」となりますから、とても重要です。
次に「広く情報に触れる」。
これは様々な本に書かれていることなので、実践しているか方も多いのではないでしょうか。
目をつくっておきさえすれば、どんどん自分の関心のある情報を取ることができます。
また、情報に触れるときのコツもありますが、それは書籍をお読みください…。
3番目には「使えるかを判断する」。
取り入れた情報を使えるか判断する。その判断の目は世間ではなく、「あなた」になります。
判断基準があるなら鬼に金棒。情報が大量になだれ込んでもパニくることはありません。
メディアの情報から、価値の高いものを見抜くコツは…本を手に取って実際に読んでみてください。
最後に「捨てる・拾う」。
ここで出てきました、「捨てる」という言葉。
不要な情報を捨て、使えるものだけを残す。このテクニックが身につけば、あなたのノートや手帳などには「使える情報」だけが残っているでしょう。
意外にシンプルな「戦略的インプット」、いかがでしたでしょうか。
本書はこうしたことが可能になるコツなどが満載。
インプットを変えただけで、仕事が劇的に変わる! 是非読んでみてください。
(新刊JP編集部/金井元貴)

