新刊JPトップ > 特集 > 後藤 克也 『「YES」と会社に宣言したら、欲しかった人生がおとずれた!』
インタビュー

 前編 : 『「YES」と会社に宣言したら、欲しかった人生がおとずれた!』について
 後編 : 宅配御膳「釜寅」について


宅配御飯「釜寅」について

―「釜寅」とはどのようなサービスを提供しているのですか?

後藤:釜飯を提供する宅配サービスです。それぞれ、お盆にお茶碗、漬け物、だし汁、そして釜飯がついています。


―後藤さんは「釜寅」の開発責任者ですが、どうして釜飯の宅配サービスを思いついたのですか?

後藤:背景から話しますと、実は最初、釜飯ではなくてとんかつやカレーを提供しようという話が出ていて、決定される直前まで私はとんかつ屋に修行に出る予定だったんです(笑)。

釜飯の写真

私自身は当初、釜飯にこだわらず新しい業態をやりたいと思っていて、当時会社は「銀のさら」を中心に組織が出来ていたので、新しいプランが必要だと感じていたんです。でも、先ほどお話した通り、社長から「今はそういう時期ではない」と言われていたので、プレゼン資料などを作ったりしながら時期を待っていたんですね。そして、その時期が来たのでさっそく手をあげたら、その事業を任せてくれたんです。

とんかつから釜飯に変えた理由は、会社自身が日本の食文化を追究していくことが大事だと考えていたので、別の何かと考えていたところ、釜飯ってすごく日本の料理なのにあまり普及していないねという話になりました。そして日本の食文化ならば、やはり釜飯だろうということになったんですね。


―釜飯を宅配でサービスする上で最もこだわったところは何ですか?

後藤:一番はやはり味や見栄えのクオリティですね。宅配の悪いところはお店側はお客様が見えないのでついつい楽をしたがるんですね。だから見栄えが悪いものが次々と作られる。それは絶対にやめようと。

あと、釜飯以外のところもこだわっています。漬け物もだし汁も。釜飯自体を流行らせたいですね」


―味の方はいかがでしょうか。

後藤:味も紆余曲折の果てにベストなものを作れたと思います。そもそも私は釜飯のことをよく知らなかったので、日本全国の釜飯を食べに行きました。

そこで発見したことがたくさんあって、例えば「峠の釜めし」(群馬県安中市の名物駅弁)ってあるじゃないですか。あの中に入っている栗が最初解せなくて(笑)。何で入っているんだろう、と。

でも、釜飯って基本的に薄味ですよね。私は濃い味が好きなので、濃い味をベースに試作品を作ったのですが、全然大衆受けしなくなるんです。そこで薄味を美味しく感じられるように3日間絶食をしまして、その上で「峠の釜めし」を食べたら一品一品の意味が分かった気がしたんですよ(笑)!

 栗は箸休めというか、量がある中でとても良いアクセントになるな、と。そういう風に味を作っていきましたね。
あと、個人的に自分の親の味をベースにしているところもあります。懐かしさといいますか…。


―いわゆる、おふくろの味ですね。

後藤:そうです。親の料理ってとても愛情が篭っているじゃないですか。釜飯を通して、そういう愛情を届けたいなと。


―たくさんメニューがありますが、どれも美味しそうですね。一番人気はどの商品ですか?

後藤:この『うなぎまぶし』ですね。これは、名古屋の『ひつまぶし』をアイデアにして作りました。


―それを考えると、1700円って値段は相当安いですよね。

後藤:そうなんですよ。『ひつまぶし』って名古屋で食べるととても高いですけど、この味、クオリティで1700円はすごいと思いますね。


―どんな方に人気ですか?

後藤:年配の方だけでなく、若い方にも人気ですね。特に会社で頼む方も多くて、その会社内で「釜寅」ブームが起きたり(笑)

また、芸能人の方々にも好評を頂いています。先日は芸人のふかわりょうさんに食べて頂いたのですが「宅配の次元を超えている」と握手を求められました。他にも多くの芸能人がブログでも紹介して下さりました。


釜飯の写真

―今後についてはどのようにお考えですか?

後藤:今後は日本だけではなく海外でも展開していけるようにしたいですね。


―ありがとうございました!


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「YES」と会社に宣言したら、欲しかった人生がおとずれた!書籍画像

「YES」と会社に宣言したら、
欲しかった人生がおとずれた!


著者名:後藤 克也
出版社:学研パブリッシング
価格:1,365円
ISBN-10:4054044212
ISBN-13:978-4054044210

本を購入する 解説を聴く

はじめに 不安定な時代だからこそ、最強のサラリーマン、OLを目指せ!
第1章 あなたは会社に「YES!」といえますか?
―今、求められるサラリーマンの新しい生き方
第2章 「会社を好きになること」が、出世の最短ルートだった!
―「やりたい人」から「任せたい人」になるために
第3章 会社が「YES!」といってくれる仕事術
―会社はあなたの、ココを見ている!
第4章 「経営者感覚」こそ、最強のサラリーマン最大の武器―あなたが社長なら、あなたをどう評価するでしょう?
第5章 今日からできる「社内起業」術―人を引き寄せ、会社を巻き込む、ちょっとしたコツ
あとがき 「たった1秒の想い」