だれかに話したくなる本の話

ネタ作りは「削る」、本の執筆は「膨らます」 かまいたち山内に聞く初のエッセイ本

『寝苦しい夜の猫』を上梓したかまいたちの山内健司さん

2017年キングオブコント優勝、2019年M-1グランプリ準優勝。今やテレビで見ない日はないといえるほどの活躍を見せているお笑いコンビ「かまいたち」。

そのボケ担当である山内健司さんは、2019年のM-1決勝戦前日、関西で5ステージをこなし、家に戻ると翌日の決勝の舞台でやるネタを1人でしつこいほど練習していた。完璧にできるかどうか、何度も試していた。

そんな勝負師としての姿を垣間見られるワンシーンから始まる山内さんの初めてのエッセイ『寝苦しい夜の猫』(扶桑社刊)は、M-1やキングオブコントのことをはじめ、コンビ、恋愛、家族、そして自分の半生をあますことなく書きつづった一冊。文章のテンポが良く、すらすらと読めてしまう。

新刊JP編集部は今回、そんな本書について山内さんにzoomにてリモートインタビューを敢行。本の執筆とネタ作りの違いや、その内容についてお話をうかがった。

(構成・聞き手:金井元貴)

寝苦しい夜の猫

寝苦しい夜の猫

こんなに読み入ってしまう本は初めてです! ますます山内さんが好きになりました! (かまいたち・山内)

2019年M-1の舞台裏などお笑いへの愛が込められたかまいたち・山内健司による初のエッセイ集!