だれかに話したくなる本の話

学生の中途退学は予測可能か? 大学教授が論じる「学生との向き合い方」

『文庫改訂版 学生の「やる気」の見分け方 経済学者が教える教育論』(幻冬舎刊)

スタートは皆しっかり講義に出席しているが、時間を追うごとにだんだんと空席が目立ちはじめ、途中脱落者が続出する……。大学の講義でよく見られる光景だ。

教育者としては、学生が意欲を持って授業や講義を受けているのか気になるところだろう。しかし、それを測ることはなかなか難しい。モチベーションが高いかどうかを直で聞くわけにはいかない。

では、どのようにすれば、意欲を測ることができるのか。
桃山学院大学経済学部教授の中村勝之氏が執筆した『学生の「やる気」の見分け方 経済学者が教える教育論 文庫改訂版』(幻冬舎刊)は、「学生・生徒の意欲等をどこで見るか」から始まり、中村氏が授業で使用している小レポート「レスポンスシート」を通した学生との向き合い方について論じた一冊である。

文庫改訂版 学生の「やる気」の見分け方 経済学者が教える教育論

文庫改訂版 学生の「やる気」の見分け方 経済学者が教える教育論

経済学者による最新の「学生との向き合い方」とは?

いつのまにか講義に出席しなくなる学生ばかり。
彼らの評価に悩む先生達のための、最強のメソッドを紹介!